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アコの部屋
容量不足により「ピピ(2007-2015)日記」は削除しました



 2014.9.15-2017.5.13 (20件)


 やまとうたのふるさと

HP容量不足のため
倭琴の旅はてなブログにUP


近      況


日付メ    モ
'25.09.17
  ←以前はソーダが飲めなかった私ですが、今夏はソーダ無しでは身体がシャキッとしません。大山町農協「木の花ガルテン」の梅 甘露煮に有機栽培赤しそ100%ジュースを注ぎ、ソーダ水で割ってます。
 今日は、私が10年以上とらわれてきた倭琴を原型へ復す試み(復元)を実行に移しました。もちろん素人が手掛けられる訳もなく、予め琴屋さんに私案をFAXし、今朝9時にお電話しました。恐らく出来ると思うと仰って頂いたので、早速、登呂遺跡から発掘された和琴のレプリカを製作者さんへ送りました。ふだん使いの五絃は鯨筋がかなり弛んでいて糸締めをお願いしたので、1面ずつ梱包してクロネコへ持ち込みましたが、原付で運んだためアクロバティックな乗り方になってしまいました!?
 琴が戻ってきたら内容を披露させて頂きますね。
'25.09.17
今日(9/16)は25時過ぎから練習という
ありさまで、33時現在まだ起きてます。
家事労働だけで一杯のところへ練習が
加算され、益々時間に追われています。

が、今度の旅は倭琴を持参しないつもり
なので、最低でも3日は練習できません。
できる時に練習して頭を整理しないと。

過日《葛》を五線譜に書いて、琴の手や
歌詞を入れたのはエンジニア用です。
秀でたエンジニアは、楽譜を読んで作品
の背景を調べ、自ら音をイメージできる
ようにならないと収録してくれません。
そういう方と40年も一緒にお仕事できて
演奏家として最高に幸せな人生でした。

今秋は、お天気にもよりますが、4曲収録
したいので、あと3曲五線譜を書きます。
「声のカットマン」は何となくいい感じ。

'25.09.16
 朝ドラを観て、メモを書いて寝ようとしてたら、8時半にシャインマスカットが届きました!! 以前「茉莉さんと私が最も好きなブドウは甲斐路」と書いたからか、赤系品種まで。サニードルチェとシャインマスカットをかけあわせて誕生したサンシャインレッドは、2022年1月に品種登録された山梨県オリジナル品種で、ふるさと納税の返礼品として1房10万円で瞬時に完売した話題のブドウですが、高価なのでなかなか手を出せません。それを有機減農薬栽培農家さんからお送り下さるなんて、御礼の言葉もありません。謹んで賞味させて頂きます。
 それにしても「もも・ぶどう狩り」!! なんとステキな響きでしょうか!? すぐにも出かけたくなりますが、絶対に外せない(航空券を予約している)スケジュールが迫ってきていて行かれません。もの凄く残念です…。
'25.09.14
筋膜リリースをしたら元気が出たので
古代歌謡の墨譜を五線譜に写しました。
古代の日本の歌謡は、定まったパーツの
組み合わせと言われていて、頭の中では
分析できているものの、五線譜に書くと
一目瞭然。宮中の神楽歌には「テキスト
には無いが、ここに『む(ん)』を入れて
歌う」といった約束事があるのですが、
それは海人族の歌が宮中に入る前から
の慣習でしょうか? 或いは明治から?

こういった細部を詰めるには、一音一音
を五線譜でクリアにして洗い直す必要が
あると前々から考えていて、それを実行
に移せたのは8/21に人前へ出られない顔
になったためです。全予定をキャンセル
して在宅していたからこそ生まれた時間
に感謝です。…じんかん万事塞翁が馬

'25.09.13
13日29時過ぎから筋膜リリースをやり
始めました。約1ヶ月ぶりです。8月の
帰省の際、顔・目・鼻などにアレルギー
症状が出て以来、外出を控えて歩かなく
なったためか、脚が重くなってしまいま
した。身体を動かしていないと可動域
が狭まるのは年をとった証拠ですね。

7月,8月はいろいろあって、1日の最後に
家人の筋膜リリースとリンパマッサージ
をやったら力尽き、自分のメンテナンス
どころではなくなりました。すると、即
年齢並みの体力におちてしまいます。

最も長く煩わされている顔のアトピー性
皮膚炎は、額から順に良くなり、両頬だけ
に炎症が残っていましたが、昨日やっと
赤みが軽減しました。結局ステロイド剤
を塗れたのは3日弱で、塗ると痒みが増す
ことに耐えられず、井戸水での洗顔だけで
過ごしました。元々お化粧はできません
でしたし、今更しようとも思いません。

ただ、再び帰省の日が近づいてきている
ので水道水に触れなくてはなりません。
月末の高知行きも、帰途は高松空港です。
1ヶ月以上ZOOMERのエンジンをかけず
に居るとセルの反応が鈍る恐れがあり、
キックだと汗だくになるため、チャンス
があれば一晩でも帰ろうと思ってます。

'25.09.12
11月下旬の収録に向けて練習を始めた
古代歌謡ですが、演奏時間を計るため、
一昨日の練習を録音したら、まるで声楽
でした。古代歌謡には聴こえません。

屋外での録音なので(反響板もないし)
声が散ってしまうことを恐れて硬度を
上げたせいで声が鳴り過ぎてました。
風とともに消える声がベストとはいえ
聴こえない声を収録できるのか? と
いう問題があります。それで、昨日は
声を軽量化してみたのですけれど…。

誤差に悩む私は今日、偶然、卓球の女子
ダブルス決勝で日本のカットマンペア
橋本帆乃香選手と佐藤瞳選手のプレイ
に目が釘づけになり、凝視しました!!

藝大で音楽学部声楽科卓球専攻の学生
だった私は直球勝負で打ち込むタイプ
でした。まるでストレスアクセントを
歌うかのようにすばやく真っ直ぐに。

ところが、古代日本語には「言霊思想」が
あるため、古代歌謡では発音=玉=魂を
意識しなくてはなりません。また、古代
日本語では母音は語頭にしか立たない
ため、二重母音が存在しません。単語の
中に含まれる子音によって、一音一音が
独立し、発音=玉=魂になるわけです。

今日私が感じた、一音一音を独立させる
古代の日本語発音と、一々打球に変化を
つけるカットマンの打法に共通する何か
を、歌にどう生かせるか、考えてみます。

'25.09.11
ik子さ〜〜〜ん!! この場で図々しく
じゃがいもをお願いし、失礼しました。

すごく大きな段ボールが届き、家人が
「持てないほど重いよ」と驚いてます。
何と、二段に詰められていました!?

栗、ぶどう、トマト、ゴーヤ等を冷蔵庫
の野菜室へ移すと、じゃがいも(男爵と
メークイン)が入った袋が見えました!!
この時季、柑橘類や枝豆も助かります。

それにしても6月に頂いたじゃがいもで
作ったオープンオムレツや、細い拍子木
に切ったメークインを、籠を編むように
並べて土台にしたピッツァが美味しくて
「市販の無農薬じゃがいもと全然違う」と
家人が言い出したことで、つい御無理を
お願いしてしまって、ごめんなさい!!

弥生時代に日本へ持ち込まれたとされる
梨や、縄文時代初期には日本人が食べて
いたマクワ瓜も大好物です。今は葉物が
入手しづらくて代用品を探していたため
チンゲン菜、小松菜なども有り難いです。

こんな大事になるとは想像しておらず、
ただただご厚情に感謝申し上げます。

'25.09.10
宮中で現代まで伝わる「御神楽之儀」が
恒例行事になったのは長保4年(1002)
一条天皇の御代で、当時の演目などの
記録が残っています。大きく三つの
段で構成され、「神迎へ」「神遊び」「神
送り」などと呼ばれますが、「神遊び」
では、神楽歌のみならず、平安貴族が
嗜んでいた催馬楽も奏されました。

宮中の「御神楽之儀」には笏拍子、和琴、
神楽笛、篳篥等が用いられますが、私は
その前身、清暑堂(せいそどう)の大嘗
会(だいじやうゑ)での「琴歌神宴(きん
かしんえん)」における歌と和琴という
古い演奏スタイルで再現しています。

儀式を再現したい訳ではないんです。
縄文・弥生時代の琴が発見されている
以上、わが国に琴と歌によるシンプルな
演奏スタイルがあったことは疑いよう
がなく、現存する楽譜を古代のスタイル
で再現してみたいと思っている訳です。

古代歌謡の演奏にふさわしい場も幾つ
か見つけましたが、20kgもの録音機材を
担いで登るのは不可能なので、車を近く
に着けられる場所を探索しています。
『神擧』は山頂で撮りたいものですが。



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日付過 去 の メ モ
'25.08.12

YouTube「伊福部昭室内楽作品」

1.【荻野綾子に献呈】「平安朝の秋に寄する三つの詩」(1933) 2025年2月収録

2.『SUITE JAPONAISE (Piano Suite)』全4曲 (1934/38) 2025年2月収録

3.『ギリヤーク族の古き吟誦歌』全4曲 (1946) ハープ版 2024年11月収録

4.『サハリン島先住民の三つの揺籃歌』全3曲 (1949) ハープ版 2024年11月収録

5.『アイヌの叙事詩に依る対話体牧歌』全3曲 (1955) シントコ版 2024年11月収録

6.【Stefano Kinaiに献呈】「シレトコ半島の漁夫の歌」(1960) 2025年2月収録

7.【Amsterdam Duoに献呈】『二つの性格舞曲』(1955/61) 2024年5月収録

8.【Amsterdam Duoに献呈】『二つの性格舞曲』(1955/61 校訂版) 2025年2月収録

9.【小林武史に献呈】『ヴァイオリンソナタ』(1985/自筆譜) 2024年5月収録

10.【小林武史に献呈】『ヴァイオリンソナタ』(1985/出版譜) 2025年2月収録

11.【藍川由美に献呈】頌詩「オホーツクの海」(1958/88) 2025年2月収録

12.【木村茉莉に献呈】ハープのための「箜篌歌」(1968/1990) 2024年5月収録

13.【藍川由美に献呈】「摩周湖」(1992) ハープ版 2024年5月収録

14.【藍川由美に献呈】「蒼鷺」(2000) 2025年2月収録

'23.07.20

『古事記』(ふることふみ/712)と『日本書紀』(やまとふみ/720)では
神話の扱いが異なりますが、『古事記』にあった和琴にまつわる神話は
私が和琴の威力いかばかりかと疑ったことで、古代歌謡の道に
入る"きっかけ"となりました。

仲哀天皇が筑紫の香椎宮巡幸の折り、熊襲を討つための御神託を
乞うべく、武内宿禰を審神者(さには)として天皇自らを弾くと、
神功皇后が神懸りして熊襲征伐よりも三韓征伐に行くべきとの
御託宣を仲哀天皇に伝えました。
が、仲哀天皇は「偽りを言う神だ」と聞く耳をもちませんでした。
そこで審神者の武内宿禰が、仲哀天皇に今一度、を弾くよう
進言すると、しぶしぶ弾き始めたものの、ほどなく音が絶えました。
すぐに火を掲げて見ると、仲哀天皇は崩御していたとの神話です。

この神話は、ヤマト王権が和琴を重視していたことを伝えています。
12世紀には後白河法皇が編纂したとされる『梁塵秘抄 口伝集』に
和琴は和国の器にして、日本の音曲の頭としるべし」とあります。
その真意は『古事記』の和琴神話を紐解くことで得られるでしょう。

大国主が須佐之男の娘・須勢理毘売と根の堅州国から遁げ出す際、
スサノヲの宝物たる太刀、弓矢、を持ったのはなぜなのか?
伊福部氏が大国主の家系であるだけに、深意を探りたくなります。
伊福部昭先生が雅楽で最も古い歴史を持つ御神楽歌や伴奏楽器の
和琴に興味を示されたこととも無関係ではないでしょう。

なお、和琴(やまとこと)は御琴(みこと)とも呼ばれていました。
宮中と一般では「御」の読み方(もちろん内容も!!)が違います。
「御(お)神楽」に対し、宮中は「御(み)神楽」、「御()」は「御()」。
御託宣の「詔(みことのり)」は、御琴(みこと)宣(のり)かと。

'21.07.27


CD「エッケルトの仕事」
 7/26より『日独交流160年展』が始まりました。
 ドイツ連邦共和国大使館による『日独交流160年展』からフランツ・エッケルトに関する原稿依頼があり、執筆させていただきました。かつてRNB南海放送が《君が代》の取材でドイツ在住のエッケルトの遺族を訪ねた際、「父は日本の国歌を作曲した」と言われ、ドイツではそれが疑問視されていなかったと耳にしていたためです。
 なぜそのような誤解が生じたのかというと、大日本帝國海軍が各条約国に送付した「大日本禮式」(National hymn)の表紙に「composed on an OLD JAPANESE AIR by F.ECKERT」と記載されていたからです。
 実際には明治13年に宮内省が楽師に募集したメロディーの審査に関わったエッケルトが当選作を吹奏楽曲として編曲したわけですが、作曲したと誤解されているのなら訂正しておきたいと考えました。


Yumi Aikawa a Segesta - 2015/10/01放送分 →youtube.com