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アコの部屋
容量不足により「ピピ(2007-2015)日記」は削除しました



 2014.9.15-2017.5.13 (20件)


 やまとうたのふるさと

HP容量不足のため
倭琴の旅はてなブログにUP


近      況


日付メ    モ
'25.12.06
平将門 王城の地(手賀沼)」の最後に
「成田国際空港離着陸機の標準飛行コース」
を載せましたが、ご覧いただけましたか?
羽田空港も成田空港と同じく、1時間で最大
90回の離着陸をこなしているため、関東で
乗り物の音を遮断して野外で録音しようと
するのはほとんど絶望的とわかりました。

すると香川県がベストですが、瀬戸内海を
遊覧飛行するチャーター機が高松や岡山、
高知などから飛んでいるらしいのです。
香川県内の山なら、先ず人が現れず、山頂
まで車で行ける所を知ってますが、上空を
飛ばれるとアウトです。こうなると、その
時の運としか言いようがありませんね。

古代歌謡の仕上げがこれほど困難だとは
思ってもみませんでした。師から最初に
頂いた課題でもあり、実現したいですが。

'25.12.05
行ってきました。
平将門 王城の地(手賀沼)」

4日に防水遮熱コート剤を塗布する日程の
調整をして頂き、事前に外階段の両側の壁
及び花壇の亀裂(大きな地震の度に割れる)
を埋めて補修しておく必要があると言われ
6日7日が作業日になったため急遽出かける
ことにしました。久々に楽しかったです。

'25.12.05
徳島での演奏中に、五絃の調絃法について
ちょっと引っ掛かり、考えを巡らせていた
ところ、絃を張り替えた倭琴が戻ってきた
ので気になっていた調絃を試しました。

すると、15年ほど前にさんざん考えて実験
を重ね、「これしかない」と決めた調絃法の
"鏡映反転"という結果になったのです。
これは、私が考えた五絃の調絃法の裏づけ
になると思ったので、言葉だけで説明する
のは困難ながら、家人に話したらすんなり
理解して貰えたので嬉しくなりました。

しかも、演奏家としての直感に頼りがちな
私ながら、古い文献に、遠い方から一、二…
と数えるとあって、現在は演奏者に近い側
を一絃としているので、逆掻きと順掻きを
逆にして演奏していたため、出てくる音が
全く同じという願ってもない結果でした!?

今までジャッジしてくれる人も無く、所詮
我流としてしか扱われないのか、と燻って
いたのが"検算"が出来た気がして、本当に
嬉しい限りです。今日は、たまたま早起き
できたので、寒いけど半日だけ"鏡映反転"
の調絃で演奏修行してこようと思います。

'25.12.04
 「10ヶ月前と言われてもわからない」との声が届いたので、iPad内で画像を探しました。この時(2025年1月)、2〜30cm切ったとはいえ、まだ以前の髪の毛の傷みが八割がた残っています。美容に無関心な私は、白髪染めが髪の毛を一旦ブリーチして新たに色を入れるという酷く負担のかかる方法を採っているとは知らず、近所の美容院に"お任せ"していただけ。結果、前髪が後退して縮こまり、産毛さえ生えなくなったため友人から白髪染めを使わず健康な髪を取り戻すことを掲げた美容室を紹介されたものの、新規の受け入れは難しい状況でした。数ヶ月待って新規で施術(¥7,500)を受けた日以降、2週間に1度のペースで半年先まで予約を入れさせて頂いて、傷んでいる先端以外は髪の毛本来の艶とコシが戻りつつあります。
 このように因果関係がハッキリしていればよいのですが、星の岩屋で絃が切れた倭琴は訳が分かりません。中央の第3絃が切れたので琴屋さんに送ったら、3絃と5絃の2本が切れていると言われ、昨日、新しい鯨筋を張った倭琴が戻ってきました。「稽古の満たざる者、琴の咎めを受けるなり」でなければよいのですが…。
'25.12.03
 伊勢丹から以前にも頂いた木箱入りのお茶が届きました。宇治・静岡・知覧、それぞれを飲み比べるのが楽しみです。今までは知覧茶が好きでしたが、今年の出来はどうでしょう? 家人に「お正月はお餅に餡子をのせて食べたい」と言われて無農薬の小豆を取り寄せたので、甘さ控えめの粒あんを作ってお茶の時間を楽しみますね。
 さて次の収録ですが、エンジニア氏のスケジュールは3月までビッシリ!? とはいえ、これから4〜5曲を五線譜化すると考えたら、あまり余裕はありません。
 私は単独の古代歌謡として個別に収録しますが、御神楽の場合、最初が篝火を焚く『庭燎(にはび)』で、次が『阿知女(あぢめ)』となります。ただし『庭燎』は元々先日録った『葛(かづら)』の2番でした。すでに『葛』を録ったので『庭燎』は録りません。『阿知女』で"神迎へ"をした以上、"神送り"の『神擧(神上げ)』で締めます。その間の"神遊び"は神楽歌でも催馬楽でもよいそうです。
'25.12.02
 スーパーで突然、「すごくきれいな髪ですね〜。遠くから見てもツルツルですよ」と声を掛けられてビックリしました。←この日(11/24)のように美容師さんがブローしたならともかく、洗いっぱなしでオイルも何もつけてなかったんですよ!? 「有難うございます。美容師さんに伝えたら喜んで下さいます」。帰宅後、美容室で毎回撮ってくれる記録写真をiPadで見たら、白髪染めを使わず、全ての液剤をその日の髪質に合わせて調合してくれる美容師さんに変わって14ヶ月目でした。しかも10ヶ月前、以前の白髪染めで傷んだ髪を肩のラインまで切っていたのです。
 その画像と見比べ、美容師さんが「髪の毛、伸びるの速いですね〜」と驚かれる理由がわかりました。それに、薄くなっていた頭頂部のスカスカが解消され、前髪もつくれました!? 何ヶ月もweb予約を見続け、3ヶ月先にキャンセルが出た瞬間に予約を入れられてラッキーでした。
'25.12.01
待ってる時間って本当に疲れますよね?
検査と検査の間はどうしても待たされる
わけで、せっかちな私はイライラします。
検査結果を別の日に訊きに行く選択肢も
ありますが、それも面倒なので、すべての
検査結果が出るのを待ちました。先生の
手元にデータが届くと呼び出されます。

結局、今年も異常なし。先生は私の性格を
お見通しなので「もう検査しなくてもいい
と思ってるでしょうけど、年1回は来た方
がいいと思うよ」と言われました。「でも
来年2月には70歳ですし、あとはオマケの
ようなものなので、これ以上生きたいとは
思ってません」と本心を申し上げてしまい
ました。身も蓋もない愛想無しですね。

ともあれ師走。年内に辻褄を合わせます。



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日付過 去 の メ モ
'25.08.12

YouTube「伊福部昭室内楽作品」

1.【荻野綾子に献呈】「平安朝の秋に寄する三つの詩」(1933) 2025年2月収録

2.『SUITE JAPONAISE (Piano Suite)』全4曲 (1934/38) 2025年2月収録

3.『ギリヤーク族の古き吟誦歌』全4曲 (1946) ハープ版 2024年11月収録

4.『サハリン島先住民の三つの揺籃歌』全3曲 (1949) ハープ版 2024年11月収録

5.『アイヌの叙事詩に依る対話体牧歌』全3曲 (1955) シントコ版 2024年11月収録

6.【Stefano Kinaiに献呈】「シレトコ半島の漁夫の歌」(1960) 2025年2月収録

7.【Amsterdam Duoに献呈】『二つの性格舞曲』(1955/61) 2024年5月収録

8.【Amsterdam Duoに献呈】『二つの性格舞曲』(1955/61 校訂版) 2025年2月収録

9.【小林武史に献呈】『ヴァイオリンソナタ』(1985/自筆譜) 2024年5月収録

10.【小林武史に献呈】『ヴァイオリンソナタ』(1985/出版譜) 2025年2月収録

11.【藍川由美に献呈】頌詩「オホーツクの海」(1958/88) 2025年2月収録

12.【木村茉莉に献呈】ハープのための「箜篌歌」(1968/1990) 2024年5月収録

13.【藍川由美に献呈】「摩周湖」(1992) ハープ版 2024年5月収録

14.【藍川由美に献呈】「蒼鷺」(2000) 2025年2月収録

'23.07.20

『古事記』(ふることふみ/712)と『日本書紀』(やまとふみ/720)では
神話の扱いが異なりますが、『古事記』にあった和琴にまつわる神話は
私が和琴の威力いかばかりかと疑ったことで、古代歌謡の道に
入る"きっかけ"となりました。

仲哀天皇が筑紫の香椎宮巡幸の折り、熊襲を討つための御神託を
乞うべく、武内宿禰を審神者(さには)として天皇自らを弾くと、
神功皇后が神懸りして熊襲征伐よりも三韓征伐に行くべきとの
御託宣を仲哀天皇に伝えました。
が、仲哀天皇は「偽りを言う神だ」と聞く耳をもちませんでした。
そこで審神者の武内宿禰が、仲哀天皇に今一度、を弾くよう
進言すると、しぶしぶ弾き始めたものの、ほどなく音が絶えました。
すぐに火を掲げて見ると、仲哀天皇は崩御していたとの神話です。

この神話は、ヤマト王権が和琴を重視していたことを伝えています。
12世紀には後白河法皇が編纂したとされる『梁塵秘抄 口伝集』に
和琴は和国の器にして、日本の音曲の頭としるべし」とあります。
その真意は『古事記』の和琴神話を紐解くことで得られるでしょう。

大国主が須佐之男の娘・須勢理毘売と根の堅州国から遁げ出す際、
スサノヲの宝物たる太刀、弓矢、を持ったのはなぜなのか?
伊福部氏が大国主の家系であるだけに、深意を探りたくなります。
伊福部昭先生が雅楽で最も古い歴史を持つ御神楽歌や伴奏楽器の
和琴に興味を示されたこととも無関係ではないでしょう。

なお、和琴(やまとこと)は御琴(みこと)とも呼ばれていました。
宮中と一般では「御」の読み方(もちろん内容も!!)が違います。
「御(お)神楽」に対し、宮中は「御(み)神楽」、「御()」は「御()」。
御託宣の「詔(みことのり)」は、御琴(みこと)宣(のり)かと。

'21.07.27


CD「エッケルトの仕事」
 7/26より『日独交流160年展』が始まりました。
 ドイツ連邦共和国大使館による『日独交流160年展』からフランツ・エッケルトに関する原稿依頼があり、執筆させていただきました。かつてRNB南海放送が《君が代》の取材でドイツ在住のエッケルトの遺族を訪ねた際、「父は日本の国歌を作曲した」と言われ、ドイツではそれが疑問視されていなかったと耳にしていたためです。
 なぜそのような誤解が生じたのかというと、大日本帝國海軍が各条約国に送付した「大日本禮式」(National hymn)の表紙に「composed on an OLD JAPANESE AIR by F.ECKERT」と記載されていたからです。
 実際には明治13年に宮内省が楽師に募集したメロディーの審査に関わったエッケルトが当選作を吹奏楽曲として編曲したわけですが、作曲したと誤解されているのなら訂正しておきたいと考えました。


Yumi Aikawa a Segesta - 2015/10/01放送分 →youtube.com