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アコの部屋
容量不足により「ピピ(2007-2015)日記」は削除しました



 2014.9.15-2017.5.13 (20件)


 やまとうたのふるさと

HP容量不足のため
倭琴の旅はてなブログにUP


近      況


日付メ    モ
'26.03.09


 昨夜から今朝にかけて『其駒』の五線譜を完成させるための最終チェックをしました。問題は数多いのですが、絶対にあり得ないという箇所は書き直し、残るは←の2例を混同した箇所のみとなりました。
 上の墨譜に関して、『其駒』では「レーミレドレー」と記譜した五線譜が出版されています。そして通常「レードレー」と記譜される下の墨譜は、同じ出版譜で、上の墨譜と同じ「レーミレドレー」になっていました。古い「風俗(ふぞく)歌」ともなれば、歌い手ごとの節回しの微妙な違いはあるでしょうけど、『其駒』の出版譜は各所に墨譜とかけ離れた記譜が目立ちます。徹底的に墨譜に忠実な五線譜を作成したら、かなり楽曲の印象が変わります。それを毎日考えていたら、今朝大量の鼻血が出ました!?
'26.03.08
 起床後、目が痒くて、クシャミが止まらず、ついに花粉アレルギー発症か?! と落胆しましたが、コムタンに乾燥海苔を山盛りに入れ、ヨーグルトに冷凍(原種)ブルーベリーを入れて食べたら治りました。きっと朝6時まで古代歌謡の五線譜を検討したせいでしょう。練習もですが、本来五線譜化することが不可能な楽曲を、古代歌謡を知らないエンジニア氏に正しくイメージしてもらうためにブラッシュアップするのもかなり根気の要る作業で疲弊します。
 ←これはアカで訂正を入れ、ボツにした五線譜。ゆうに100枚はあります。1ヶ所でも直すと、新たにコピーして歌詞と琴の手を書き、弾き歌いしないと気が済まないため、気になる点が見つかる度に訂正してコピー…を繰り返してます。が、明日こそはエンジニア氏に送ります。
'26.03.07
 阿蘇くじゅう国定公園はほんとうに素晴らしい。車窓からの風景と、風を切って走るバイクの体感とではまるで印象が違います。2月末の九州「25時間の旅」を経て凄く元気になりました。紆余曲折ののち『其駒』を収録することになり、こういう場所で撮りたいと思って、お電話したところ、明日野焼きがあって、いったん真っ黒になり、ゴールデンウィークにならないと緑にならないそうです!? 神楽歌一曲、すんなりとは収録できませんね…。
 4月には、以前から探している宇土古墳群の報告書を見せていただくために日田市へ。ブログに書いたように、何度「スカイファームロードひた」を走ってもGoogleストリートビューに写っている案内板が見つかりません。宇土古墳群は石室のみを埋め戻し、その上に「スカイファームロードひた」を通したのだそうです。とほほ…
'26.03.06

『其駒(そのこま)』は、「本は風俗(ふぞく)」と
付記された神楽歌です。日本古典文学全集に
本歌『葦駮(あしぶち)の』、末歌『その駒』の
並びで掲載されていますが、今は『其駒』のみ
歌われます。冒頭から「その駒」と歌われても、
どの馬を指すのかわからないよね? と不思議
だったので、『葦駮の』の歌詞を読んで納得。

しかも注釈に、鍋島家本はタイトルの下に「或本
ニ云フ、葦駮ノ歌」と記されているとあります。
これを読んで「その駒」たる「葦駮の虎毛」の歌詞
を歌えるのならと数年前に練習していました。

葦駮の ヤ 森の 森の下なる 若駒 率(ゐ)て来(こ) 葦駮の 虎毛の駒

その駒ぞ ヤ 我に 我にくさ乞ふ 草は取り飼はむ 水は取り 草は取り飼はむや

各地方の風俗(ふぞく)歌は、大嘗祭の悠紀・主基
国に選ばれて宮中で奏され、神楽歌になったり、
雅楽伴奏付きの催馬楽になったりしています。

'26.03.05

『其駒』は大嘗祭の主基(すき)の国の神楽歌
として奏上されます。悠紀(ゆき)の国は最も
神聖な地、主基国はその次の地を指し、亀卜で
選ばれた斎田で収穫された新穀を悠紀殿・主基
殿の二つの神殿に奉ります。現在は、東日本が
悠紀、西日本が主基とされているようですが、
古代には東西の決まりは当てはまりません。

天武天皇=悠紀:播磨国・主基:丹波国
持統天皇=悠紀:播磨国・主基:因幡国
文武天皇=悠紀:尾張国・主基:美濃国
聖武天皇=悠紀:備前国・主基:播磨国
etc.
大嘗祭に主基国として『其駒』を奏上する
チャンスがあった国は? 丹波? 播磨?
'26.03.04

2日の真夜中から3日の朝にかけて、先ずは
『其の駒』のメロディー譜を書きました。
2つの出版譜とも、頻繁に、3拍子と4拍子を
交替させてますが、その記譜はメロディー
の4分音符が数ヶ所欠落した結果ではない
かと、墨譜と比較した結果、感じています。

3日は出版譜の琴の手を書き移して試演し、
あまりに奇妙な箇所を弾きながら訂正して
いったら、何と4〜5時間もかかりました。

譜面が真っ赤になるほど書き込んだため、
4日未明に清書。その譜を動物病院の帰途
コピーして18時〜21時まで他の収録曲とも
ども練習してみたら差があり過ぎました。
倭琴を弾きながら歌うのは簡単ではないと
痛感させられます。4週間で間に合うのか、
暗澹たる気持ちながら、頑張ってみます。

'26.03.03
 阿蘇には馬に乗れるホテルが幾つかあることを知り、この画像を見たせいで、神楽歌『其の駒』を口ずさんだのかもしれません。しかしこうした観光地で、馬と一緒に収録できる場所などないでしょう(馬より人が多い)。
 ただ、神送りの段を『神上』のみ録って終わろうとしたのがいけなかったようで、面倒臭がらずに『其の駒』の五線譜を作って収録すべきだと気づかされました。"もとは風俗"とある『其の駒』は、大嘗祭に悠紀国主基国に選ばれた地方から献上されて神楽歌に採られたと考えられていて、日本の天皇が乗るのは白馬ゆえ、「葦駮(あしぶち)の虎毛(とらげ)の駒」が神を乗せて走るのだとしたら、かなり古い時代の歌である可能性が疑われます。
'26.03.02
 昨日美容室で髪の毛の状態を撮って下さいました。2時間睡眠にしては元気そうな髪の毛です。太さが戻って重みが出てきたと言われました。間違いなく、髪質に合わせて配合して下さるトリートメント剤のおかげです。
 その後、日付が変わって晩ご飯の片付けも終わったので筋膜リリースを少しやってからメモを書いて寝ようとしたら、ヨガマットの上で轟沈!? 3時間ほどうたた寝したら、二度寝できない私ゆえ、朝ごはんを食べて↓のメモをupしました。よって、電位マットでは寝ていないのですが、それでも電位マットを衝動買いして以降、身体がしっかりしてきた感があります。第一に、学生時代から50年近く苦しんで来た花粉症が、今年は未だ出ていないんです。このまま3月を越せたら最高ですよね。
 花粉症は古代歌謡の練習にも差し支えるため有難い限りですが、先ほど買い物に行く途中、馬に関する神楽歌を鼻唄で歌っていました。きっと収録場所が変わったので、自然にその歌を口ずさんだのでしょう…。帰宅後、楽譜を探したら直ぐ見つかりましたが、今からこれを録るとなると、五線譜づくりが大変です。
'26.03.01

最近また、日付が変わってからメモを
書いてます。時間が押し気味なのは、
SOSが届いたため収録日程を変更し、
"桜を愛でる宴"に出席させて頂こうと
決めたからです。同時に古墳の報告書
の所在がわかったので見にゆきます。

いずれにしても旅の段取りは簡単では
ありません。ビジネスホテルがあれば
良いのですが、コンビニや食堂etc.が
無い地域では、朝・夕二食付の宿を選ぶ
必要があるのに、そういう宿は1室=2名
からしか受け付けて貰えないケースが
殆どで、宿探しに四苦八苦なんです。

収録に関しては日程変更により予約済
の宿をキャンセルしたら、3・4月は既に
満室で、1室=2名なら空きがあるホテル
に片っ端から電話してシングルユース
を依頼。46uを2室、確保できました。
電話すると、とても迷惑がられます!?

フライトに関しては、当初、福岡空港を
使う予定でしたが、収録場所には熊本
空港の方が近いとわかり、変更した為
馬刺しを食べに寄って帰れそうです。
その5日後には、福岡空港へ飛びます。
勿論、どちらもJAL便を予約しました。

先日、野菜をキャリーケースに詰めたら
ヘルメットが入らなくなり、預かって頂
いたのが予兆だったかも知れません?!



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日付過 去 の メ モ
'26.01.11

古代歌謡収録のために作成した『湯立』の五線譜を書き直して
『磯良』の譜を作りました。神楽歌にせよ、催馬楽にせよ、
日本の古代歌謡は替え歌だったからです。中でも日本最古の
現存音楽と言われる神楽歌は、その源流が奈良朝以前に
宮中に入った志賀の海人の歌にあると言われています。
それで、伊勢神宮や宗像大社沖津宮の御神宝と同じ
五絃のコトで神楽歌を再現したいと思いました。

現在の和琴は六絃です。
ヤマト王権が列島を平定したことでオリジナルの国楽
制定する必要にかられ、六絃のコトが作られました。
現在の『君が代』まで続く国楽「壱越調律旋」は
和琴を「レミソラシレ」の六音で調絃します。

それ以前は、北部九州の海人族がもつ五絃のコトが主流で、
奏法は、波の音を模したとされるアルペジオでした。
アルペジオを掻いてから一音のみ残す奏法は日本独自の
ものですが、五絃のコトで伴奏されていた海人族の歌を
六絃で伴奏するようになって齟齬が生じてしまいました。

六絃ではアルペジオののち「レ」または「シ」を残しますが、
歌のメロディーの基音は「レ」と「ラ」なので、六絃で弾くと
歌の「ラ」とコトの「シ」がモロにぶつかってしまいます。
いわゆる現代音楽では不協和音が問題視されることは
ありませんが、古代歌謡の場合はどうでしょう。
五絃には「シ」が存在せず、アルペジオののち「レ」または
「ラ」を残すため、コトと歌の旋律は完全に合致します。

歌が作られた時代の五絃のコトと、のちに制定された
六絃のコトでは、まるで違う音楽になるんですね…。

'25.08.12

YouTube「伊福部昭室内楽作品」

1.【荻野綾子に献呈】「平安朝の秋に寄する三つの詩」(1933) 2025年2月収録

2.『SUITE JAPONAISE (Piano Suite)』全4曲 (1934/38) 2025年2月収録

3.『ギリヤーク族の古き吟誦歌』全4曲 (1946) ハープ版 2024年11月収録

4.『サハリン島先住民の三つの揺籃歌』全3曲 (1949) ハープ版 2024年11月収録

5.『アイヌの叙事詩に依る対話体牧歌』全3曲 (1955) シントコ版 2024年11月収録

6.【Stefano Kinaiに献呈】「シレトコ半島の漁夫の歌」(1960) 2025年2月収録

7.【Amsterdam Duoに献呈】『二つの性格舞曲』(1955/61) 2024年5月収録

8.【Amsterdam Duoに献呈】『二つの性格舞曲』(1955/61 校訂版) 2025年2月収録

9.【小林武史に献呈】『ヴァイオリンソナタ』(1985/自筆譜) 2024年5月収録

10.【小林武史に献呈】『ヴァイオリンソナタ』(1985/出版譜) 2025年2月収録

11.【藍川由美に献呈】頌詩「オホーツクの海」(1958/88) 2025年2月収録

12.【木村茉莉に献呈】ハープのための「箜篌歌」(1968/1990) 2024年5月収録

13.【藍川由美に献呈】「摩周湖」(1992) ハープ版 2024年5月収録

14.【藍川由美に献呈】「蒼鷺」(2000) 2025年2月収録

'23.07.20

712年の『古事記』(ふることふみ)と720年の『日本書紀』(やまとふみ)は
神話の扱いが異なります。中でも『古事記』にあった和琴にまつわる
神話について、私は和琴の威力いかばかりかと疑いました。
それが、私が古代歌謡の道に入る"きっかけ"でした。

仲哀天皇が筑紫の香椎宮巡幸の折、熊襲を討つための御神託を乞うべく
武内宿禰を審神者(さには)として天皇自らを弾くと
神功皇后が神懸りし、熊襲征伐よりも三韓征伐に行くべきとの御託宣を
伝えるも、仲哀天皇は「偽りを言う神だ」と聞く耳をもちませんでした。
そこで審神者の武内宿禰が、仲哀天皇に今一度、を弾くよう
進言すると、しぶしぶ弾き始めたものの、ほどなく音が絶えました。
すぐに火を掲げて見ると、仲哀天皇は崩御していたとのことです。

この神話からは、ヤマト王権が和琴を重視していたことが伝わります。
12世紀には後白河法皇が編纂したとされる『梁塵秘抄 口伝集』に
和琴は和国の器にして、日本の音曲の頭としるべし」とあります。
その真意は『古事記』の和琴神話を紐解くことで得られるでしょうか。

大国主が須佐之男の娘・須勢理毘売と根の堅州国から遁げ出す際、
スサノヲの宝物たる太刀、弓矢、を持ったのはなぜなのか?
伊福部氏が大国主の家系であるだけに、深意を探りたくなります。
伊福部昭先生が雅楽で最も古い歴史を持つ御神楽歌や伴奏楽器の
和琴に興味を示されたこととも重なるはずです。

和琴(やまとこと)は御琴(みこと)とも呼ばれていました。
いわゆる里神楽を「御()神楽」と呼ぶのに対し、宮中では「御()神楽」、
市販されている「御()」に対し、宮中の和琴は「御()」。
すると、御託宣の「詔(みことのり)」は、御琴(みこと)宣(のり)?

'21.07.27


CD「エッケルトの仕事」
 7/26より『日独交流160年展』が始まりました。
 ドイツ連邦共和国大使館による『日独交流160年展』からフランツ・エッケルトに関する原稿依頼があり、執筆させていただきました。かつてRNB南海放送が《君が代》の取材でドイツ在住のエッケルトの遺族を訪ねた際、「父は日本の国歌を作曲した」と言われ、ドイツではそれが疑問視されていなかったと耳にしていたためです。
 なぜそのような誤解が生じたのかというと、大日本帝國海軍が各条約国に送付した「大日本禮式」(National hymn)の表紙に「composed on an OLD JAPANESE AIR by F.ECKERT」と記載されていたからです。
 実際には明治13年に宮内省が楽師に募集したメロディーの審査に関わったエッケルトが当選作を吹奏楽曲として編曲したわけですが、作曲したと誤解されているのなら訂正しておきたいと考えました。


Yumi Aikawa a Segesta - 2015/10/01放送分 →youtube.com