
バレンタイン
バレンタインの淡い想い出をひとつ。
話は中学1年の頃。当時、一応つきあっている女の子がいたのだが、当時僕は「つきあう」という事がわかっていなかった。
ある日、他のクラスの女の子が僕を呼びにきた。「話がある」というと「連れの女の子が藤原君とつきあいたい」という。その連れの子は僕は初めて見る子だった。クリっとした目が印象的な可愛い子で、今なら有坂来瞳に似てた人でした。
で、僕は「いいよ!」と即答したが、なんか腑に落ちずそのまま放置で数日後。
またその二人づれの女子がやってきた。
横の女の子を僕の前に出し、
「藤原君!この子とつきあってるんじゃないの?」と抗議してきた。
「えっ!つきあってるけど、その前に<つきあう>って何?」と僕。
「ホラ、先輩たちでつきあってるカップルが一緒に帰ったり、手をつないだりしてるじゃん!」と。
「そうか!あれがつきあっているのか。僕は近所だから一緒に帰っているのかと思ってたよ。」と間抜けな事を言っていたのだ。
まあ、当時の僕はそんなもんだから、話を聞いても何が変わる訳でもなく放置状態。
バレンタイン当日になり、いくつかチョコを貰った。
その一応<つきあってる>女の子にも豪華なチョコレートを貰ったけど、ホワイトデーも知らない始末。今思うと悪い事したな。