「林光ソング」レコーディングへ
「野口雨情の世界」レコーディングへ
「ラジオから生まれた歌」レコーディングへ
「古賀政男作品集」レコーディングへ
「古賀政男作品集」第二弾レコーディングへ
「古関裕而作品集」レコーディングへ
「花いちもんめ」レコーディングへ
「三善晃歌曲集」レコーディングへ
「ウィーン6」レコーディングへ
「日本のうた歌唱法」レコーディングへ
「藍川メソッド」レコーディングへ
「ほんとうの唱歌史」レコーディングへ
「日本のうた歌唱法2」レコーディングへ

小學唱歌集 (全24曲)

2005年10月8日〜10日 秩父ミューズパーク音楽堂


10月8日(あやしい手つきでフォームをチェック)


10月9日(この日もやっぱり手つきがあやしい)


オールスター大集合!?(滅茶苦茶たのしかった)


 秩父でのレコーディングって何年ぶり?
 すっかり忘れてましたが、CDページのデータを見ると、1994年11月に『こどものつぶやき』、1995年2月に『伊福部昭全歌曲』、同年7月には『文部省唱歌集』(のちに伴奏譜の異版を見つけて録り直し)と、この時期、集中的にここで録音していたらしい。
 すると十年ぶりということになりますが、改めてこんな風に数えてみると歳をとるのが早すぎますね…。


 野坂惠子さんとは『伊福部昭全歌曲』の《因幡万葉の歌》以来のミューズパーク。それにしても野坂さんの若さ、初々しさは驚異的で、音楽的にも人間的にも本当に素敵な大先輩です!
 しかも今回は小宮瑞代さんも参加して下さり、箏二面では現在望みうる最高の共演者。そのお二方が入念に合わせてきて下さったお蔭で、録音はスイスイと快調に進んだのです(私のフォームの選択に一番時間がかかってしまって申し訳ありません)。
 何と初日=5時間、二日目=7時間という、信じられないペースで歌入りの21曲を録り了えました。


←これが最後に録音した歌の全メンバー。
 何をどう歌ったのでしょう?
 三日目は花岡聖子さんが加わっての箏三面合奏の録音だけとなり、私は皆さんのアンサンブルを堪能させて頂きました。
 最高の共演者とスタッフに恵まれ、とっても贅沢な時間を過ごさせて頂いたことには、どれほど感謝しても足りるものではありません。
 中でもオールスター(?!)勢揃いの演奏の楽しかったこと! この感動を一刻も早く皆様にお伝えしたいものです。



明治の唱歌とエッケルトの仕事
カメラータ CMCD−28108
『小學唱歌集』第二編(明治16年3月初版)フランツ・エッケルト編曲
第三十五 霞か雲か (ドイツ民謡) 加部 厳夫 原詞
第三十八 燕
第四十一 岸の櫻 (南仏民謡)
第四十二 遊獵 (ドイツ民謡)
第四十三 みたにの奥 (アイルランド民謡)
第四十五 榮行く御代 (ポルトガル民謡) 加部 厳夫 原詞
『小學唱歌集』第三編(明治17年3月初版)フランツ・エッケルト編曲
第五十三 あふげば尊し (H.N.D.作曲『Song for the Close of School』)
第五十五 寧樂の都
第五十六 才女 (原曲 "Annie Laurie")
第五十八 めぐれる車 (G. W. Fischer 作曲『復活祭前聖金曜日に』)
第六十   秋の夕暮
第六十二 秋艸
第六十三 富士筑波 (俗曲『黒髪』より抜粋)
第六十四 園生の梅 (箏組歌)
第七十   舩子 (原曲 "Row your boat") 里見 義 原詞
第七十三 誠は人の道 (W. A. Mozart 作曲『魔笛』"Ein Madchen oder Weibchen")
第七十八 庭の千草[原題 菊](アイルランド民謡) 里見 義 原詞
第八十   千草の花 (原曲 "Autumn song")
第八十九 花鳥 (H. Werner 作曲『野薔薇』) 里見 義 原詞
  演奏:ソプラノ=藍川由美/箏=野坂惠子・小宮瑞代

箏三面合奏 フランツ・エッケルト編曲
ふきの曲 (箏組歌)
  演奏:十三絃箏=野坂惠子・花岡聖子/低音二十五絃箏=小宮瑞代
久方の曲
  演奏:二十五絃箏=野坂惠子/十三絃箏=花岡聖子/低音二十五絃箏=小宮瑞代
ピッツィカート・ポルカ
(Johann & Josef Straus 作曲 "Pizzicato-Polka")
  演奏:二十五絃箏=野坂惠子/十三絃箏=花岡聖子/低音二十五絃箏=小宮瑞代

『箏曲集』
(明治21年)
第二    桜
  演奏:ソプラノ=藍川由美/箏=野坂惠子・小宮瑞代

『中等唱歌集』
(明治22年)
第十五   埴生の宿
  演奏:ソプラノ=藍川由美/箏=野坂惠子・小宮瑞代

Topページへ 楽譜・書籍ページへ CD一覧へ