「林光ソング」レコーディングへ
「野口雨情の世界」レコーディングへ
「ラジオから生まれた歌」レコーディングへ
「古賀政男作品集」レコーディングへ
「古賀政男作品集」第二弾レコーディングへ
「花いちもんめ」レコーディングへ
「三善晃歌曲集」レコーディングへ
「ウィーン6」レコーディングへ
「日本のうた歌唱法」レコーディングへ
「F.エッケルトの仕事」レコーディングへ
「藍川メソッド」レコーディングへ
「ほんとうの唱歌史」レコーディングへ
「日本のうた歌唱法2」レコーディングへ

古関裕而作品集

in カジノ・バウムガルテン 2002.02.06〜19


 2月4日のリサイタルのあと、6日にウィーン到着。 今回も地下鉄カールスプラッツを出てすぐの カールス教会近くのピアノサロンで練習をさせて頂く。
 ウィーンの乾いた空気の中で、ベヒシュタインは 変わらず繊細且つきれいな音で響いている。 3月末には日本へ空輸される予定なのでとても楽しみ!
 とはいえ、今回はピアノとの録音ではない。 これまで皆様からの御要望が多かった古関裕而のスポーツものを、マイスターブラス・カルテットと録音するためにウィーンへやって来た。 トランペット2本&トロンボーン2本とのアンサンブルは、 はたしてどのような音に仕上がるのだろうか。

 出発前にいろいろと調べてみたのだが、以前から持っていた『六甲おろし』の自筆楽譜は、歌詞から見て、どうやら一度もレコーディングされていないらしい。 このCDで初めて、『大阪タイガースの歌』『阪神タイガースの歌』と、この自筆楽譜の三種類を聴き比べることができるのだ。 我ながら何だかワクワクしてくる。
 それにしても、ブラス4本では和音一つ出すのも大変で、皆さん全く休む暇なく吹かなくてはならないため気の毒になってくる。 けれど、スポーツものにはやっぱりブラスの響きが合うし、声楽曲としてはかなりユニークなアルバムになるのではないかと思う。

 いろいろと「事件」もあったものの、何とかレコーディングを了えて、16日にパリ到着。
 翌朝、レ・アール駅を出てすぐのサントゥスタッシュ教会へ行く。 この教会には世界屈指の8000本の パイプを持つオルガンがあり、 作曲家としても演奏家としても非常に高名なギユー(Jean Guillou,1930〜) が、1963年から首席オルガニストを務めている。 今回はサントゥスタッシュ教会のオルガンとギユーの演奏を聴くためにわざわざパリまで足をのばしたのだが、その甲斐あって、途轍もなく凄い音楽を堪能することが出来た。


Topページへ 楽譜・書籍ページへ CD一覧へ