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![]() たいぶ以前に、町内の方から寄贈していただいた明治期と推定される内裏雛ですが、男雛の方は未だ状態がよいのですが、女雛の方がだいぶ傷みがひどく専門家の方からも修復は難しいのではと言われたために、展示することができず、ここ暫くは収蔵庫に眠ったままでした。 |
![]() 修理を始めてみると、人形の中身は麦藁と木くずの様なもので構成されていました。 人形の胴体の部分に15センチほどに揃えられた麦藁が入っているのが見えます。 また十二単の衣装の中も麦藁などで形成されていました。 |
![]() 針と絹糸で補修中。人形の胴体などに入っていた一部の藁や木くずは取り出して、代わりに和紙で麦藁を巻いて形を整えます。 その上で胴体は紙のこよりでしっかりと固定しました。衣装の方は綿を使用して形を整え補修しました。 |
![]() 6時間ぐらいかかって、9分どおり完成しましたので、記念撮影。 よく見ると男雛の冠の一部(冠簪=カンシン)が欠損していますので、あとでボンドで接着作業を。 |
![]() 男雛の冠の修復も無事に終了し、とりあえず所定の場所に移動して展示しました。 |
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古民家を背景とした雛飾りの展示 |
不要となった女雛の中に入っていた藁と木屑 |
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