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![]() 2月15日に民家の方のひな飾りが出来上がっていましたので体験学習にちょうど間に合いました。 「奥の部屋」という床の間のある書院風のつくりの施された一番よい部屋にかざります。 また、ひな人形というという呼称は江戸時代の終わりごろから使われるようになったということです。
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![]() 床の間の違い棚に飾られた「高砂」 住吉の松と高砂の松が仲のよい夫婦であるという伝承から、婚礼などの祝賀に際し贈られた。この伝承は能楽、謡曲の題材ともされています。 ![]() 画像クリックで拡大します |
![]() 廊下側の書院風の小窓(平書院または略書院)越しの段飾り。この部屋は冬の西日があたると、暖かく明るくなるのですが、人形が日焼けをしてしまうので窓を開けておくのは午前中までが目安。 |
![]() 雛人形の起源は形代で、これに穢れや禍を移して流す、あるいは流して神送りをすることに始まるとされています。江戸時代の初期までは素朴な紙雛でしたが、江戸時代の中期から内裏雛、御所人形が飾られるようになりました。 左の写真は画像クリックで拡大します。 |
古民家を背景とした雛飾りの展示(館内展示より) |
■参考資料 「日本民俗事典」(1972年/大塚民俗学会編纂/弘文堂刊)、「日本民具事典」(1997年/日本民具学会編/ぎょうせい刊)ほか