にんぷ日記
〜半分ほんとで、半分は嘘かも〜。
↓↓で、出産。↓↓
8月7日(39週3日)
まだですかーまだですかー?
日付がかわった途端に我慢の限界に達して、タクシーで医院へ。
すぐ着替えて陣痛室に入った。陣痛室といっても、トイレ付きの普通の個室だ。
家では椅子に座って耐えていたが、「横たわった方がお産が早く進む」との助産婦さんの言葉に従い、
ベッドに横たわった。陣痛が来ると、夫と、助産婦の卵の学生さんたちが、腰をさすったり、
「ヒ、ヒ、フー」「フー、ウン」の呼吸法を一緒にやって助けてくれたり。
あのたくさんの手がなかったら、とても頑張れなかっただろう。
汗が吹き出て、やたら喉が乾いた。助産婦さんが、よく冷えた紙パックの紅茶を下さった。
子宮口はジワジワと1cmずつ開き、朝方には子宮口が全開に。
ところが卵胞が破れず、人工的に破膜してもらった。羊水がドッと出ていくのを感じた。
「これでスルスルと胎児が出てくる」と言われていたが、
今度は、胎児の頭が、見えては引っ込み見えては引っ込み……の状態になってしまった。
「あともう1回陣痛が来たら、分娩室に入りましょう」と言われながら、だんだん陣痛は微弱に。
“あともう1回”がどれだけ続いたことか。すっかり根性無しになって、
「まだですかー?まだですかー?」と何度も尋ねてしまった。情けない。
やっと座位分娩台に載れた後も、状況は変わらず。陣痛が遠のく。
助産婦さんが学生たちに「回旋異常」などと言っている声も聞こえる。一体なんのことやら。
(後で分かったことだが、臍の緒が普通より短いうえに、グルングルンにねじれていたらしい。
助産婦さん曰く「赤ちゃんは本能的に賢いから、ゆっくりと出ようとして、微弱陣痛にしてたんやね」)
とにかく頑張るだけだ。胎児の心音もしっかりしているんだし。
とうとう最後は、頭が見えたところを医師に吸引してもらって、
やっと胎児は新生児になったのだった。お昼の12時44分。
アカンボは力強い泣き声を上げ、身体は小さいけれど目はパッチリで、とても可愛い。
あれ?こっち見て笑ってる!!!!
後産と会陰処置の後、乳を含ませた。分娩室の外で待っていた夫も入って来た。
と、分娩台の横に置いてあった一眼レフカメラ(EOS)を、医師が自ら持って、
記念写真を撮りまくり始めたのだった。ひー、びっくり。
全てが終了した後、ストレッチャーに載せられ、
シティホテルのシングルルームのような入院室へ運ばれた。
そして、申し訳ないほど快適な、
入院生活
が始まるのだった。
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臨月(36〜40週)
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妊娠6ヵ月(20〜23週)
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妊娠5ヵ月(16〜19週)
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妊娠3ヵ月(8〜11週)
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妊娠2ヵ月(5〜7週)
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