にんぷ日記/妊娠7ヵ月の巻〜半分ほんとで、半分は嘘かも〜。

  5月18日(27週6日)   久々のお湿り


  朝はプランターに種まき。午後から雨との予報に期待するも(雨に車を洗ってもらうため)、
  大した量は降らず。午後は本部屋にこもって、紙の山を探検。ゴミあり宝ありだった。
  おかんホルモンが出ているのか、女性ヴォーカルもの、それも太い声のが聴きたくなって、
  久々にロバータ・フラックなどかけてみる。
  胎児の発育が順調なら、もう聴力はあるらしい。どう聴こえているのだろうか。
  大好きな女性ヴォーカリスト内海洋子ちゃんが参加したという、BBBBの新譜が待ち遠しい。

  5月17日(27週5日)   子供は入室禁止


  恐ろしくて手を付けられなかった、通称“本部屋”の整理および掃除に、やっと着手。
  壁の三方に本棚があり、床から天井まで本だらけ、本棚以外にも書類が充満し、
  つまるところ“物置”。本が落下すると危いので、子供は入室禁止にするつもりの空間である。
  ここにTAを置いているので、通信のため毎日この部屋に入ってはいたのだが……以下略。
  紙の山を切り崩していたところ、期限切れの関西汽船の株主優待割引券が4枚も出てきた。
  全部使い切ったはずなのに、なんでー?(私にこの券が必要だった理由はこちらを参照のこと)
  とにかく、苦労して買ったのが、今となっては紙クズ(涙)。
  整理整頓はマメにしろ!の痛い教訓となった。

  5月16日(27週4日)   コロモガエ


  衣類を夏物に入れ替えた。「あの服ならこの腹でも着られるはず」との予想も空しく、
  ボトム関係は打率0割。ブラウスでさえ、ボタンが止められぬもの有り。
  この夏は大人しく妊婦服を着るとしよう。何度も着られるものじゃないしね。
      ことごとく腹のつかえし更衣   妊茄子b
  ここのところの暑さのせいか、体重は横這いである。

  5月15日(27週3日)   ソデからボウ


  夫がタンスの肥やしにしてる半袖の新品ポロシャツ……と思っていた頂き物を広げたら、なんと
  長袖だった。爆笑。再び肥やしにするのも勿体ないと、袖を切ってまつって半袖に。
  ついでに、切り落した袖を赤んぼの帽子に仕立てた。一石二鳥、“すて奥”って感じ。苦笑。

  5月14日(27週2日)   沐浴実習


  本日の母親教室は、沐浴の実習。本物の新生児と同じ大きさ&重さの沐浴人形を使って、
  お湯と石鹸は「存在しているつもり」で、一人ずつ順番に人形を洗ってみた。
  説明を聞き終えた直後は「こんなに複雑なこと、できるかな?」と不安だったが、
  実際にやってみると、なかなか面白い。人形はおとなしくて暴れないし(当たり前だってば)、
  背中を洗うときに間違えて、ベビーバスの縁におデコをぶつけても泣かないし(当たり前だってば)。
  ま、本番では気を付けようっと。……胎児は、何か勘付いたのか、実習中ずっと暴れていた。
  我々のテーブルの担当になった助産婦さんは、沐浴のコツはもちろん、
  オムツのギャザーのあて方、着替えのコツ、べったりウンチの剥がし方など、
  いろいろ教えて下さったので、大変有意義であった。

  5月13日(27週1日)   白くま


  暑い。真夏のようだ。妊婦なので今夏はビールを飲めない。でも、おいしいアイスに目覚めた。
  九州でしか売ってないとの噂の、丸永製菓の「白くま」という100円アイス。
  練乳味のベースに、ゆで小豆とパインと黄桃が入ってる。独特の歯触りがたまらぬ。
  同じメーカーの「かぼすアイス ヨーグルト味」も美味だ。
  もちろん、体重増加を防ぐため、2日に1個までと自主規制しておりますよ。

  5月12日(27週0日)   定休日


  近所の下水道工事のすき間を這うようにして車を出し、郊外へ。
  園芸用の土、替えのマタニティガードル(きつめのスパッツで代用していたがもう限界)、
  リサイクル伝言板での情報……などなどを得る。赤ちゃん用布団をチェック。
  それにしても、なぜ私が行く日に限って月1回の定休日なの>トイザらス。まだ一度も店に入ってないぞ。

  5月11日(26週6日)   風薫るのは五月ですよね?佐野さん


  快晴だが、海からの涼しい風が吹いていて、気持ちいい。
  KYONさんの『6210 IN MY HOUSE』を、頭の中で口ずさみながら歩いていたら、
  いつの間にか、前方を歩いていた若い人たちを抜いていた。“職場一”と言われた早足健在♪
  ところで、胃が、大きくなってきた胎児に圧迫されて、ムカつき始めた。
  1回に食べる量を減らし、回数を増やすなど工夫して乗り切らねば。

  5月10日(26週5日)   変なペアルック


  暑くなってきたので、春秋用の薄手のパジャマに替えたのはいいのだが、
  私の黄色いパジャマ(男女兼用のMサイズ)では、ズボンのゴムが腹に食い込む。妊娠前はゆるかったのに!
  そこで、上は自分の黄色いパジャマ、下は夫の緑のパジャマのゴムが伸びきったものを着て寝ている。
  で、夫はその逆の組み合わせを着ている。上が緑で下が黄色。ペアルックとは似て非なる……。

  5月9日(26週4日)   母の日


  義母が摘んで茹でてくださったヨモギで、ヨモギ団子をつくってみた。キナコをまぶして、
  休日出勤の夫のオヤツとして持っていき、仕事を邪魔したり、手伝ったりした。
  夜、実母と電話で話す。「産後2週間くらい、手伝いに行くよ」とのこと。ありがたく思った。
  母親教室で知り合った県外出身者5人は、私以外の全員が、里帰り出産する。
  私は、移動の不便さを考えて、大分で産むことにした。
  産褥期の生活ケアについては随分悩んだが、助産婦さんの訪問指導サービスもあるし、夫は自由業だし、
  昔と違って優れた紙オムツもあるし、何とか二人で頑張れるだろうと腹をくくった矢先だった。
  頼れる血縁がいるのは幸運なことだが、皆が皆「血縁を頼るのが当然」と思い込む状況は、
  早くに母親をなくした人や、母親が病気の人などへの産褥期支援が不足する元凶だと思う。
  これは介護問題の裏返し。子供のいない人、子供が遠方に住んでいる人……。
  母親学級で、産褥ケアのサービスについて質問したとき、保健所の担当者に、
  「お母さんやお姉さんは近くにいらっしゃらないの?」と、
  近くに居て当然 のように言われたときには、しみじみ悲しくなった。
  母たちには母たちの、地域社会等で期待される役割がある。
  もちろん、孫可愛さで遊びに来てくれるのは、ウェルカムだ。
  一番ありがたいのは、実母も義母も現在元気で活躍中であるということ。感謝せねばなるまい。

  5月8日(26週3日)   夕立


  レンタル専門のD社にベビーベッドの問い合わせをしたら、「カタログを送りますよ」というので、
  送ってもらったのはいいんだが、“郵便料金不足”とは……「はあー、どういうこと!」。
  午後は図書館でのんびり。家に帰る途中の道で、夕立に遭ってしまった。
  雷雨を避けつつ何とか家までたどり着いたが、夫のカエルコールにも間に合わず。
  近くに雷が落ちたときにTAがぶち切れるし(電源を入れ直したら直ったけど)、いやー、びっくり。

  5月7日(26週2日)   育児記録と妊婦体操


  義父母から、山の幸の数々と、育児記録(夫が子供の時の)が届いた。
  タケノコを炊きながら早速読んだ。義母の愛情あふれる記述に、感動の大泣き。
  実母の記録と併せて読むと、子供の育ち方も実にいろいろだと分かる。
  各々にそれなりの苦労があるんだから……と覚悟ができたことだった。
  涙でグシャグシャの顔を洗って、午後からは母親教室へ。
  カーペットの上に座って妊婦体操。乳房の管理方法も、超リアルな模型で教わった。
  同じテーブルの人たちと「乳が大きくなっても、もうイヤラシイを通り越して、“物体”って感じ」
  「乳の下は汗が溜まるよね」「お腹の毛が濃くなって、温泉に行くのが恥ずかしい」などと、バカ話。
  終了後、急いで家に戻り、大阪に行く夫の弁当をつくった。もちろん炊いたタケノコも入れて。
  あらかじめ夫に「育児記録が届いたよー」と電話を入れておいたので、
  彼はいつもより少し早めに帰ってきて、記録をさっと見てから別府観光港へ向かった。
  夜、義父母にお礼の電話をかけ、ゼンマイの戻し方などを教わった。
  床に就く前になって、突然の腰痛。妊婦体操の解説のとき、「骨盤を広げねば」と無理をして、
  苦手なアグラをかいていたせいか。これでは意味なし。体操は毎日続けないといかんね。

  5月6日(26週1日)   予定日まであと98日


  最近読んで、かなり面白かった本。
  『子どものことを子どもにきく 〜八年間の親子インタビューから』杉山亮 岩波書店 1996
  『丁丁発止』梅棹忠夫・鶴見俊輔・河合隼雄/朝日新聞大阪本社編 かもがわ出版 1998
  『伴侶 〜高群逸枝を愛した男』栗原葉子 平凡社 1999
  生まれたら、しばらくは、読む暇はなくなるんだろうな。

  5月5日(26週0日)   fukafuka


  散歩がてら夫と、「OASISひろば21」のフリーマーケットへ。屋根付きなので見る方も売る方も快適。
  平和公園のフリマと重複する店も多く、出物はなし。女児向けのピラピラの服多し、うう。
  フリマでは夫に扇子を買ったのみだったが、子供の日のイベント「ホールツアー」が楽しかった。
  「OASISひろば21」は、文化ホール、ホテル、事務所、店鋪とNHKからなる複合施設で、
  昨年9月にオープンした。その文化ホールを、隅から隅まで一般に開放して見せてくれたのだ。
  特に大ホール・グランシアタでは、係の人が張り切って説明してくれて、夫も面白がっていた。
  楽屋の一番いい部屋に入って、「これが森進一さんの座ったソファーですかあ〜」なんて遊んでみたり。
  「Hobo King Bandあたり、来てくれないかなあ〜」と思った。

  5月4日(25週6日)   藤と芒のがいい


  夫と美術館へ。ボランティア室に寄ってから、襖絵展と常設展を見た。夫はここの展示を見るのは初めて。
  帰りに、墓地公園の中にある本格カレー屋さんでお昼。雨でも見晴らしは良い。
  晴れていれば別府湾まで見渡せるらしい。そして、若きドラマーの冥福を祈った。

  5月3日(25週5日)   無駄足


  平和公園のフリーマーケットに行ってはみたが、出店数が多い割に出物はなし。
  強風でホコリまみれになっただけ。それと、縁石で車のホイールをガリガリこすっただけ(涙)。

  5月2日(25週4日)   しめて700円


  本日も五月晴。子供の衣類大洗濯の第2回は、オムツ。
  いただいた55枚のうち、まずは15枚を洗った。物干には16枚しかかけられないのだ。
  昨夜遅くに大阪から戻ってきた夫に、大阪話をきく(フェリーは満席だったのでJRで帰ってきた。電車だとさすがに疲れた様子)。
  「赤ちゃん本舗」の本店は、私同様の腹ボテさんとその夫、乳幼児、ジイジやバアバで大にぎわいで、
  繊維問屋が立ち並ぶ船場のなかでその一角だけ、空気が違っていたそうだ。
  午後は、郊外の住宅地のフリーマーケットへ。郊外だけあって、子供ものの店の多いこと。
  新品のデッキシューズ、新品の産褥ショーツ、赤ちゃん用キルティングベスト2枚、赤ちゃん用帽子……
  しめて700円也で購入。

  5月1日(25週3日)   われに五月を


  12月生まれの寺山修司が「二十才 僕は五月に誕生した」とうたった。そんな気持ちがわかるような、
  見事な五月晴。というわけで、お下がりでいただいた新生児の肌着類を、一気に洗濯した。
  小さな大量の衣類が、薫風にはためくさまは壮観だ。ついでにベランダの掃除も。
  こんな日に聴くのはなぜか『下郎参上/下郎』(VICL-237)。♪あきれた青さだ空の色〜♪ 極楽楽土。

  4月30日(25週2日)   忘れ物大王復活


  市の母親教室へ。途中で銀行に寄ったら連休の谷間で混んでいて、遅刻。
  しかも家に母子手帳を忘れてきてしまった。子供の時から忘れ物が多くて、
  中学の時は、転校生なのに他のクラスで教科書を借りるのが得意技だったし、
  高校の時は、自分でつくった弁当さえも台所に置き忘れたまま学校に行っていたものだ。
  このままでは、確実に子供に笑われることだろう。
  本日の講義は「呼吸法」。参加者はかなりノリが悪かった。私も眠りそうになっていた。
  そんなこんなで、最後のフリートークは、遅刻したにもかかわらず早退し、
  速攻で家に戻って、大阪に行く夫の弁当をつくった。

  4月29日(25週1日)   若草公園


  夫と街に出たついでに、ミスドの新製品(豆腐ドーナツ!)を買って、
  昨年改修工事が終った若草公園でオヤツ。遊具も噴水も子供だらけ。興味深く観察した。
  午後、赤ちゃん専門大型店で購入したという、新品の新生児用肌着などをいただいた。
  荷物を整理しながら、明後日の廃品回収にそなえて荷造り。
  昔、オザケンこと小沢健二が「趣味はゴミ出し」と言っていたのを思い出した。

  4月28日(25週0日)   えっさほいさ


  この冬余った灯油ほぼ1缶分20リットル(12年使った石油ファンヒーターが壊れた)と、玄米5kgを抱えて、
  えっさほいさ。灯油はガソリンスタンドで処分してもらえたし、なんとか精米もできたし、
  腰も腹も痛くならなかったので、とりあえずめでたし。
  夜は、双方の実家から電話があった。

  4月27日(24週6日)   ゴマはもうない


  大事にしていた、最後のヘソのゴマがとれてしまった。うう。

  4月26日(24週5日)   立派な……


  妊婦健診。予約の時間に間に合わず、5分遅れで医院に駆け込んだ。
  採尿、体重といつものメニューを順にこなし、血圧を測っていたところ、
  目の端を、医師が高速で通り過ぎた。???と思っていたら、放送が流れた。
  「患者の皆様にお知らせします。ただいま分娩に入りましたので、もう少々お待ち下さい」。
  20分後、やっと順番がきた。超音波画像では、胎児は順調に発育し27週並みの大きさ。逆子もなおってた。
  「男の子か女の子か、知りたい?」と医師。
  「分かるものなら知りたいです」と答えたら、画像は足の方へ。
  「これ何だか分かる?」。ええ立派な陰嚢が。男の子だ。
  夫のマイコプラズマは胎児には影響なし、とのことで一安心。でもカルテには記入してた。
  体重もぴったり1kg増だし、尿糖も蛋白も出てないし、助産婦さんにほめられた。

  4月25日(24週4日)   暑くて息切れ


  美術館へボランティアの当番で行くのは、今日を最後にしばらくお休み。
  気温が上がったこともあり、2週間前は一息に上がれた墓地公園の階段で、2回も休憩した。

  4月24日(24週3日)   じゅ。


  母親教室の時、「乳マッサージをしていたら、もう透明の汁が出るようになった」と言ってる人がいたので、
  「どれどれ、ワタシも出るかな?」と、乳輪と乳房の境目あたりをギュウ!っと押してみた。
  出た。わーいわーい。うれしいぞ。

  4月23日(24週2日)   またまた世界は狭い


  午後は街へ。携帯電話を解約した。人との待ち合わせの時以外は電源をOFFにしていたし、
  遠出できなくなってからは、外で電話をかけることも殆どなくなったからだ。
  その後、市保健所主催の母親教室に出席。妊娠中の歯の健康などについて、レクチャーを受けた。
  隣の席になったHさんと話していたら、夫同志が職場の同僚と判明してビックリ。
  そんなに若い人が多い職場ではない。
  しかもH氏は、夫の同僚のうち、私が会ったことのある、数少ない一人。
  夫から「Hさんちも子供が生まれるんだって」と聞いてはいたが……。
  出産予定日も、たった1週間違い。なんという偶然。
  「不思議なこともあるもんだ」と思いつつ、テクテク歩いて家まで帰ったら、
  道すがら、何人もの知人に会った(近所には、あまり知り合いはいないはずなのに)
  ずーっとお休みだった、美味しい韓国冷麺の店に、再び暖簾が出ているのも発見。
  オジサン(癌を患ってると自分で言ってた)、退院されたんだあ。嬉しいなああ。
  そんなこんなで、ますます不思議な気持ちになった。そんな日もあるのだ。

  4月22日(24週1日)   黙っていられず


  美術館ボランティアの総会に参加した。
  5月から当番は休ませてもらうのだし、余計なことは言わないでおこう…と思っていたのだが、
  黙っていられない性格なもので、つい発言してしまった。風邪っぴきのかすれ声で2回も。
  非常に生意気なことを言った気がするが、拍手をいただいたので「まあいいか」。
  総会としては、そこそこ和やかな雰囲気のうちに終わった…と思う。Yさんの冗談も冴えてたし。
  終了後、会員のOさんに「これからは暑くなるから、大きなお腹の下側の“あせも”に注意ね」
  との助言をいただいた。なるほど!である。

  4月21日(24週0日)   睡魔


  久々にミシンをかけた。ついでに押入の掃除(湿気が酷い)も。布団も干して、シーツも全部洗って…。
  張り切り過ぎたのか、昼すぎに猛烈な睡魔に襲われ、午後は仕事にならず。とほほ。


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