アカンボとの暮らしつれづれ

●産後の入院生活




99年8月14日(生後7日め)
  朝の体重計測で、2520gに! 普通は20〜30gしか増えないらしいのに、今日も70gもの増加。
  のい に「早く大きくなって退院しようね」と言いながら授乳していたのが通じたか。
  10時の授乳のときに院長先生が来て、退院の許可が出た。
  入院費を精算したら、2日間延長したにもかかわらず、38万円弱で済んだ。
  15時に退院。スタッフのみなさんと記念撮影をして、タクシーで帰宅した。



99年8月13日(生後6日め)
  アカンボの体重は、2448gにまで増えていた。70gもの増加。
  朝4時の授乳まで頑張ったかいがあった。
  退院を延ばしたため、2回めのディナーをいただいた。
  「赤ちゃんの体重が戻るまで、私も一緒に居残ってるんですよ」と他の人に言えたら、気分が楽になった。



99年8月12日(生後5日め)
  本来の退院日。夫に、出生届を出してきてもらった。
  2500g以上にならないとアカンボは退院できないことになっている。
  朝、沐浴の後でアカンボの体重を計るのだが、
  7時の授乳のときに大量に便を出したためか、昨日より4gしか増えておらず、2376g。
  こうした場合、母親が先に帰り、自宅で乳を搾って冷凍し、夫に車で医院まで運んでもらう人も多い。
  私の場合、足がないのと、「乳がよく出るので、直接飲ませた方がよい」との助産婦さんの意見により、
  しばらくアカンボと一緒に入院させてもらうことにした。
  夕方、このまま体重がなかなか増えなかったら……と不安になって、泣いてしまった。
  食事を持ってきてくれた外来の看護婦さんに、慰められる。
  また、その晩の夜勤の助産婦さんにも、なにかと気にかけてもらってしまった。



99年8月11日(生後4日め)
  回診時に、院長先生から、出産直後と一昨日撮った写真を貼った立派なアルバムをいただいた。
  午前中、“エステ”と称して、顔をペタペタいじられてしまった。どうもこういうのは苦手。
  お昼すぎに、関東在住の妹夫婦が来てくれた。のい を見てもらう。お盆休み中でちょうど良かった。
  助産婦研修生のHさんによる沐浴指導を夫と私が受けるのを、妹夫婦も見学。
  午後、美容師さんにシャンプーしてもらうついでに、カットもしてもらった。
  授乳は、さらに28時(4時)までおこなうことになった。
  搾った乳は(この医院では“搾母”と呼ばれている)、だんだん白っぽくなってきた。



99年8月10日(生後3日め)   
  朝起きたら、服やシーツにしみるほど、乳が出ていた。
  シャワー室でシャワーを浴び、診察を受ける。
  分娩時に痔になってしまったため、軟膏と座薬を出される。
  その後、婦長さんによる退院指導。婦長さんの体験談もありで、笑いっぱなしだった。
  夕食は、ホールに集まって、フランス料理のフルコース。シェフが朝から仕込んだものだとか。
  授乳時間は7時/10時/13時/16時/19時/22時となっているが、
  乳の出が良いこともあり、25時(1時)を加える。



99年8月9日(生後2日め)  
  初めての乳房マッサージ。「出が良い」と言われる。搾乳の仕方を教わった。
  哺乳瓶にたまった自分の乳を初めて見る。黄色い、きれいな初乳だ。
  午後、シャンプー&エステルームにて、美容師さんにシャンプーしてもらった。
  その後、部屋に院長先生(医師)と看護婦さんが来て、またも記念撮影。院長先生はかなりカメラ好きらしい。
  “調乳指導”という名の、メーカーの宣伝もあった。3時間おきの授乳もあって、なんだかんだと忙しい。



99年8月8日(生後1日め)   

  授乳室で初めての授乳。左右1分ずつ飲んだ。
  “初めはよく出ないから”という理由で、一律20ccミルクを足した。
  この医院の入院室はすべて個室で、トイレと洗面所つきだ。
  私は、無料(差額なし)の部屋だが、十分快適。
  食事は、味はもちろん、食器にも凝っていて、病院とは思えないほどだ。



99年8月7日(生後0日め)   
  分娩後、8時間は、起きて歩いてはいけないとのことで、夜9時前まで寝たきり。
  スタッフからのお祝として、部屋にフラワーアレンジメントが届いたのには驚いた。
  豪華な夕食は、夫に手伝ってもらって平らげた。昨夜の夜以来の食事だ。夜はオヤツも出た。
  助産婦研修生のHさんが、実習のため、のいと私を、3ヵ月間継続観察させてほしいとのこと。
  喜んでお受けする。
  大分市の一番大きな夏祭りの中日で、街の中心部にある医院の周りは、お神輿や花火で大にぎわい。
  のい の誕生を祝ってくれているみたいで、うれしい。
  夜9時に起きて、Hさんに悪露の世話をしてもらった後、頼んで新生児室に連れていってもらった。
  のい は眠りながらも手足を元気一杯に動かしていた。




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