親鸞聖人関東800年記念 居多ヶ浜から関東へ 足跡を歩く 26.4.5~6月4日 全19区間

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19最終区

1区 2区の様子です(下記)

親鸞聖人のみあとを訪ねて 越後から関東へ歩く

1区 平成26年4月5日() 天気 晴、ミゾレ等何でもありの天気

西久昭

歩行者 西方寺からは・明田千恵子・佐々木信夫・西久昭

第1区のレポート(居多ケ浜海岸~新井駅まで21.5Km)

 スタート地点は、親鸞聖人様が承元元年(1207)春の初め、念仏停止によって越後国府へ流罪となり、この居多ケ浜に上陸された、その居多ケ浜公園からの出発でした。

 今年は親鸞聖人様が関東にお越しになって800年となる。さらに法統継承がなされる事を機縁として、宗祖が越後から関東へ伝道された足跡を訪ね、御苦労を想いながら、お念仏の味わいを深める歩き旅です。

 歩く旅人は総勢30名、一番若い人は3月に中学を卒業され、後何日かで高知の高校へ進学される少女でした。

 未だ固い蕾の竹之内草庵の桜を見ながら国府別院へと向かい、別院でお話を伺い、聖人様が生活用水として利用されていた竹ケ前草庵の井戸では、誰ともなく念仏の合掌がはじまりました。信号が縦長に作られている春日山城入口を通過して、人間よりも背が高い屋外消火栓にビックリでした。

60ケ寺以上の寺が有る寺町の一角にある大谷派高田別院が昼食場所です。

午後も天気は色々と変わり晴れ、曇り雨と実に楽しく合羽、傘など持ってきた雨具など無駄にならず又、念仏の合掌です。

 目的地の新井駅には、予定時刻より約1時間早く全員無事に到着しました。

第一区 居多ヶ浜から新井宿

第1区のレポート(居多ケ浜海岸~新井駅まで21.5Km)

明田千恵子

歩行者 西方寺からは 佐々木信夫・西久昭・明田千恵子

830分青空に雪と日本海からの横風の中、出発セレモニーが行われ元気に

居多ケ浜を後にしました。

 居多ケ浜には聖人ゆかりの跡が沢山残っていて、説明を聞くたび誰ともな「ナンマンダブ」の声が聞かれました。後にご住職、衆徒、僧侶の勉強をした方々が多数おられると聞きました。

 本願寺国府別院では、天井も周囲も色彩豊かでとても印象に残りました。昼食は、高田別院の暖かいお部屋で頂き、ここの山門が総檜で金物を一本も使わず建てられている歴史を感じました。新井駅を目指して歩く、歩きながらの会話が楽しく、予定より早い到着で、雨具を脱いだり着たりでしたが、朝一番の居多ケ浜の冬の新潟特有の霰、日本海からの雪交じりの横風に親鸞聖人のご苦労が偲ばれた一日でした。



親鸞聖人のみあとを訪ねて 越後から関東へ歩く


2区 平成26年4月6日() 天気 晴、雨、吹雪

西久昭

歩行者 西方寺からは・明田千恵子・西田裕三・西久昭

第2区のレポート(新井駅から妙高高原まで2.5Km)

 2日目は、昨日のゴール地点の新井駅からの出発で総員18名其の内女子は

2名です。今日のコースは全て上り坂で全コース中一番の難所です。

 途中本願寺派の正念寺が有りましたが、お寺の都合が悪いとかで立寄はできませんでした。鳥坂城跡を過ぎた頃より歩道は雪解け水で川のように流れており靴はびしょびしょ、歩道の山側に残っている雪が解けて流れ出してきます。親鸞聖人様は舗装も無い坂道を登り下りして布教に励まれた事であろうと忍びながらの念仏が自然と出てくるのが不思議な気がしました。

歩き方も段々とバラケ、旗を持つ私は後を気にしながらの先導です。

昼食は、雨の為予定のコンビニでは無理の為急遽、全員が入れる食堂を伴走車に依頼し、文文と言う蕎麦屋さんでの昼食でした。10割そばの水そばなるものを注文しましたが、生大根を四半分に切った物を自分たちですりおろして汁に入れて食べて下さいと持ってこられました。次に出てきたのが擂鉢ほどの大きなガラスの器に水を張り、蕎麦があふれんばかりに入っている見た事が無い盛り付けです。

 食事をしている最中も雪は牡丹雪と言うのか徳大の粒の雪が降り視界が極端に悪くなり中止しようか、続行かとの話会い、誰も中止の賛成はせず、教務所の職員が3人づつピストンでゴール地点まで輸送します。その間は歩いて下さいの指示で一番最後にピックアップされた地点は目的地の手前1.5km位の所でした。 


第2区のレポート(新井駅から妙高高原まで2.5Km)明田千恵子

歩行者 西方寺からは 西田裕三・西久昭・明田千恵子

昨日の長い列も今日は短くなり、妙高高原を目指して、雪空を出発。ずーと登り坂が今日のコースです。雨とミゾレと見分けがつかないものが空から降った後、太陽が顔を出し、誰かが「虹だ」と左手に大きな虹が・・・私達を応援してくれているようでした。

足元をさらさら流れていた雪解け水と土筆、蕗の塔を見ながらでしたが、高い所を歩くようになったら、両脇に積もっていた雪も少しずつ高くなり、昼前には、白い春の雪が降り始めました。昼食の蕎麦屋さんでは、雪を見て子供の様に喜び、雪の中を歩きだしました。

15Km過ぎる頃には雪もやみ、会話が弾む和気藹々に楽しい二日目でした。

親鸞聖人のみあとを訪ね忘れられない旅になりました。皆様の行き届いた心配りに感謝とお仲間でいられる事に合掌です。