親鸞聖人のみ跡を訪ねて
聖人のみあとを訪ねて 越後から関東へ歩く
第11区レポート(高崎駅~伊勢崎駅まで19.6km)
平成26年5月10日(土)晴
西久昭
第一区と違い今日は、雲一つ無い晴天です。
全体人数18名、西方寺からは1名が参加です。
歩き始めて30分位で今日の最初で最後のお寺、敬西寺に参拝させて頂きました。
御住職様の簡単な寺の説明と親鸞様との関わり等を拝聴し、
早速の御接待は群馬で有名な御饅頭「片原饅頭」です。
片原饅頭は、饅頭の皮を独特な製法で作る酒種饅頭、別名酢饅頭と言われているそうです。
中を覗きますと2個有りましたので家の仏壇にお供えしてから頂く事にて持ち帰りました。
又、A0版の大きさの「いせさきマップ」なる地図、歴史、観光案内、
食べ物等の載った物を頂き道中大変役に立ちました。
途中、江戸時代に京都の朝廷が日光東照宮に贈物を奉納する使者を毎年221年間通わせた
「日光例弊使道」の宿場町倉賀野方面の看板を見ながらひたすら直進です。
今度は、御仏壇で有名な丸二の本社前を通り過ぎ、
伊野川とカラス川の合流する付近に古墳時代の卑弥呼にまつわる看板を見つけました。
利根川に架かる、水管橋と車、車道が並列に架かる福島橋の袂で記念写真を撮り、
いよいよ伊勢崎に入り、明治館、明治時代に時を知らせた時計台を見ながら
伊勢崎駅で4時過ぎに解散でした。
第12区レポート(東武伊勢崎駅~東武太田まで23.2km)
平成26年5月11日(日)晴
西久昭
全体参加者17名、西方寺からは2名です。
今日は、昨日に続きほぼ「日光例弊使街道」に沿っての23.2Km の道のりです。
今日立ち寄るお寺の門徒推進委員の橋本さんが道しるべを作成して全員に配って頂きました。改装中の東武伊勢崎駅前で出発前の集合写真撮影後定時に出発
織間本陣跡の間取図では、60人位の例弊使が立寄り食べ、寝るとは地元の方は
御もてなしが大変だった事で有ろうと思います。
当時の道しるべや、満開の蜜柑の花を通り過ぎると、今日の立寄り寺、弘教寺の前で、
御住職や門徒さん方が出迎えて頂きました。
又、以前築地本願寺で一緒に学んだ中央仏教学院のKさん夫婦も見えていました。
住職様からお寺の本堂や庫裏は絹の生産者から譲って頂いた建物で,
絹織物原料の蚕の蚕室造りで有る説明を聞きながら、
坊守さんや仏教婦人会の方々から今朝採れた筍の煮物や群馬特産品の大粒の豆の煮物など大変な御馳走に成り、
「こだわりを捨てれば心は五月晴れ」の文字に見送られ出発、
東照宮を守る番所や木崎宿跡の石碑など眺め、まさに日光例弊使街道の散策道でした。
5月11日(日)晴れ 西井利男
JR伊勢崎駅~東武伊勢崎線太田駅まで 約20キロ
今日は群馬組の方々の応援参加もあり、15名程のグループで午前9時出発。
関東平野に伸びる直線的な道路をひたすら歩く。
途中休憩を入れながら約3時間ほど歩き、今日の参拝と昼食休憩をさせていただく、群馬組弘教寺へ到着。
皆さんのあたたかいお出迎えを受け、心のこもったお料理のご接待をいただきありがとうございました。
1時過ぎ寺を後にし、歩くコースに沿った名所、旧跡のご説明を聞きながら、残る10数キロを歩き続け、4時40分太田駅に到着した。
私にとって今日一日は、聖人の関東への伝道の道を想いながら歩く中で、ご同朋の方々からもお念仏の味わいを深める一日でもありました。