ボランティアって、「される」体験も必要なんじゃないか、と私は思っています。
あるとき、私一人ではどうにもならない事が起こって困っているときに、助けてくださった方がいました。
とてもうれしくて、ありがたくて、「なにかお礼がしたいんです」と言ったら、
「私にお礼を返さなくていいから、あなたができるときに、近くに困っている人がいたら、その人に返してあげて。実は私も昔、助けてくれた人から、そう言ってもらったの」
と言われました。
その人から具体的に何をしてもらったのかは忘れてしまったけれど、本当にありがたかった、という感謝の気持ちと、この言葉が、今、わたしがボランティアをする原動力になっています。
「おかげさま」が伝染していく。
そんなのが、私のボランティアのイメージです。
いまの子どもたちは、「おかげさまで」と思える体験をどれだけしているのでしょうか。
そんな体験があると、「自発的」 なボランティアに結びつきやすいんじゃないかしら、と、「教育にボランティア体験を取り入れる」という記事を見るたびに、思っています。
|