親業コミュニケーションフォーラム


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親業の歴史  

 

−人間関係についての抽象的な概念を、具体的な行動の技法(スキル)という形に変え、それを一般大衆の手に届くものとしたことによって、彼はまさに”心理学を人々に贈った”といえる。−

親業創始者トマス・ゴードン博士への、1999年度アメリカ心理学財団ゴールドメダル表彰状文面 より抜粋


アメリカからやってきたコミュニケーショントレーニング


 1962年、アメリカの臨床心理学者、トマス・ゴードン博士が、親子間の人間関係改善のため、カウンセリング・発達心理学・行動心理学の理論に裏付けされたコミュニケーション法を、親の教育用プログラムにして教えたことがきっかけとなり「親業訓練(Parent Effectiveness Training)」が始まりました。

 1970年に開催されたホワイトハウスの児童に関する会議における報告書で、「親業訓練(P.E.T.)」は「家族崩壊を防止する新しいモデル」として推薦されました。

 1975年には全米60万人以上が受講し、「全国的な運動(ニューヨーク・タイムズ紙)」と評されるようになり、ニューヨーク州その他で教員免許の正式な単位 のひとつに加えられました。

 ゴードン博士はGTI(ゴードン・トレーニング・インターナショナル)の創始者として、平和な人間関係づくりのための効果的なコミュニケーションについて研究されました。そして、その功績によって、1997年から1999年まで、毎年ノーベル平和賞にノミネートされました。

 また、ゴードン博士は、アメリカ心理学財団から1999年度のゴールドメダルを受賞しました。この賞は、毎年1回、心理学を公共の利益に役立てることに長年貢献したアメリカ人心理学者2名に与えられるものです。


日本での実績


 日本では、1977年に「Parent Effectiveness Training」が「親業」と翻訳されて出版されました。出版直後に全国から殺到した「このトレーニングを受講したい」という要望に応えて、1980年、「親業訓練講座」の普及にむけて、「親業訓練協会」が設立されました。

 20数年にわたる活動の中で、日本の家族関係においても、ゴードン・メソッドの効果 が実証され、受講者は8万人を超えました。

 1998年には(株)船井総合研究所による「フナイミーティング」の演題に「親業」が採用され、人を育てるコミュニケーション技術として全国のビジネスマンに紹介されました。


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Last Update 2004-09-11 Yuko Sakakura ; Communication House