「親業」。
この妙にインパクトのあることばは、アメリカの心理学者トマス・ゴードン博士が開発した、Parent Effrctiveness
Traning(親としての役割を効果的に果たすためのトレーニング)が、1977年に日本に紹介された際に、翻訳した近藤千恵(現親業訓練協会理事長)によって作られました。
二十数年前の訳ですから、ありていに言って、ちょっと古くさい、とっつきにくい感じがします。
私はずっと、このことばの響きが好きになれなくて、「おやぎょお〜?なんか宗教っぽいよね」と、インストラクターになってからも、主にP.E.T.と呼んできました。
その後、息子が生まれて3年。
だんだん、「親業」ということばを受け入れてきている自分に気づきました。
「職業」とも「主婦(夫)業」ともちょっと違う、大切なしごと。
「母業」でも「父業」でもなく、「親業」。
なかなか、味わい深いことばです。
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