西原かくれんぼ5月

4月

5.26 がん患者・家族語らいの会通信6月号に、原稿の穴があいたので法話を掲載しました。神奈川県に、県立生命の星・地球博物館があります。来月に行く予定し似ていますが、その博物館に地球最古の生命の化石が展示されています。ホームページでも見ることができますが、その関連の本を図書館から借りてきて読んでいます。環境の変化にどう生命が適応していったのか興味深い記述もあります。

1つ紹介してみましょう。類人猿(霊長目ショウジョウ科の哺乳類の総称。ヒトに最も近いサル類で、ゴリラ・チンパンジー・オランウータンなどがある。大形で発達した脳をもち、尾はなく、上半身を半ば起こして歩く。広くはテナガザルも含める。ひとにざる)は1500万年前には20種類いたが現在は4種類。激減した理由にマカクという猿の繁栄が挙げられている。

マカクはなんとタンニンを分解する能力を身につけた。タンニンは果物などに多く含まれる渋み成分、特に熟す前の果物に多く含まれている。人もタンニンを分解する能力がない。そのため熟していない果物を食べることはできない。ところがマカクは、タンニンを分解する特別な酵素を進化させたり、分解能力のある微生物を腸内殺菌として共生し、類人猿の前で、熟す前の果物を青いまま片っ端から食べてしまったというのだ。…


5.23 がん患者通信6月号の編集後記をアップしました。宗派が行なう9月18日の千鳥が淵法要から法話の依頼がありました。数年前、私だったら何を話すかと頭の中でシュミレーションしましたので快諾しました。問題は、15分、原稿の内容に話術がついていけるかです。15分の法話の場合は、どこをとっても真剣に触れるような印象を与えることです。原稿を覚えるということでなく、一文一句、そのまま活字にして発行してもよしというのが理想です。15分真剣な話に、私の話術が耐えられるかということです。格調高く世界人類の課題を話します。


5.19 あっと思ったらもう19日です。今月の寺報は、築地新報を寺報に替えて送付しました。記事の中で、他にない表現は2箇所です。

人は涙を通して苦しみや悲しみの底に流れている一切の群生海、無始よりこのかた乃至今日今時に至るまで、穢悪汚染にして清浄の心なし」という人としての真実に触れていくのです。その「清浄の心なし」の体験こそが、苦悩の衆生海にあって巧みに凡夫の私に呼びかけ続けている阿弥陀如来の働きの賜物でもあります。

その心の痛みを通して人は人としての真実に出遇っていくのです。苦しみを通してあきらかになっていく自我の愚かさは、迷いを生きていることの苦悩であり、浄土の風によって捲き起こされる凡夫の音色でもあります

これは同じことを語っていますが、要は苦しみには意味があるということです。そして苦しみは真実に触れていることの痛みでもあるということです。



5.07 がん会編集後記5月号掲載しました。小説「泥中の蓮花」は、15日くらい前から、春秋社へ行っています。ずいぶん以前、「がん体験」という本をビハーラの会のみんなと書いて、それ以来、ご縁をいただいている編集者に声をかけてみました。春秋社では小説は出したことがないが、読んでみるとのことで預けてあります。

8月のお盆にお供えとして、皆さんに配ろうという企てが危うくなってきました。「仏の姿ー三十二相は阿弥陀如来のメッセージ」(仮称)でも出版しようかと今までの原稿を整理しています。といっても今月中にはまとめないといけないので、これも怪しげです。とりあえずやれるところまでやってみましょう。


5.01 やっとポールポジション、パソコンを新しくしてホームページを転送できないまま今日に至りました。
さて、築地本願寺新報5月号、ビハーラ通信編集後記、がん会通信法話(雑誌掲載原稿清風5月号などまずはアップします。

最近、取り組んでいることは朝の散歩、昨年の10月からですが、朝焼けを見ながらの散歩に楽しみを感じています。前日、飲みすぎて遅くなることもありますが、今日時点では、4時45分に家を出て、4時50分ごろから、雲の日に焼ける光景を楽しみながら歩いています。歩いているといっても、早歩きなので、今日あたりは汗びっしょりで6時10分に帰院しました。