アカンボとの暮らしつれづれ
99年10月6日(生後60日め)
初めて、噴水おしっこを察知して、ばっちりキャッチ。ふふふ。
99年10月5日(生後59日め)
臨月に発覚した親知らずの虫歯だが、出産時の“いきみ”で力がかかったからだろうか、
歯の一部と詰め物が、産後1ヵ月頃にとれてしまい、だんだん痛くなってきた。冷たい水がしみる。
夫に、のい の子守を頼み、歯医者へダッシュした。
ほんとは抜くべき歯なのだが、抜歯後3日間は抗生物質をのまないといけない。
もちろん薬は母乳に出る。それは困るので、
今回も応急処置としてセメントを詰めてもらうだけとした。とりあえず痛みはおさまった。
99年10月4日(生後58日め)
機嫌がいいときには、話すような声を出して、何やら語るようになった。
「ふーあーうがぐぐ、んご、ほー」ってなかんじ。こちらの語りかけに応じるように声を出すことも多い。
今日は、夫が、とある試験を受験しており、合格発表も同日に行われた。
「お父さん、合格したかな?」と言ってみたら、笑顔になって「ウー」。
念のため、もう一度同じ質問をしてみたのだが、まったく同じ表情とアクションで「ウー」。
夫に電話してみたら、ほんとに合格していた!
どうして、家にいながらにして分かるのお???
のい はなんでも知っている……と驚いたことだった。
99年10月3日(生後57日め)
夫が一日在宅だったので、午後、3人で散歩に出た。いつものコースだが、今日はカメラを持参。
途中、紙オムツをくださったおばさまに会い、「大きくなったねー」とびっくりされた。
もう5kgは超えたことだろう。生まれたときの2倍の体重になっているわけだ。
スクスク大きくなっているのは、毎日、あの『スクスク』を歌い踊っているから?……んな訳ない(笑)。
99年10月2日(生後56日め)
お乳を飲んだ後、真っ赤な顔をして「プハー」などと荒く息をしている様子は、毎度毎度、
“新橋の酔っ払いのオヤジみたい”だと思ってしまう。いや別に、新宿でも国分町でもいいんだけど。
本日は夜になって眠りこけ、風呂に入れても目覚めず、上がっても、片乳を少し飲んだだけでまたスヤスヤ。
99年10月1日(生後55日め)
こぶし だけでなく、掌を広げて、ペロペロ。
99年9月30日(生後54日め)
布オムツに替えて、せっせと取り替えていたせいか、すこぶる機嫌よし。
お腹がすいたときには、こぶしをペロペロなめていた。
気候がいいので、裸にして乳児体操をやってみた。ツボ押しみたいで、私の方が楽しんでしまった。
99年9月29日(生後53日め)
ここのところの昼間、抱いていないと機嫌が悪いので、困っていたが、
ふとCARMEN McRAEの『CARMEN SINGS MONK』をかけたら、
おばあちゃんの子守歌?のように思ったのか、すやすや眠ってくれた。
逆に、夜は眠りこけて、風呂上がりの母乳さえ、眠ってしまって半分も飲まず。
99年9月28日(生後52日め)
市の保健婦さんが、突然訪問。例の血液検査に引っ掛かった赤ちゃんの家庭を訪問して
ちゃんと医師に診てもらっているか発育はどうか など、チェックしているらしい。
若いお姉さんが優しく抱っこしてくれたからか、のい は上機嫌だった。
しかし昼前から、またしても、布団に下ろすと泣き続ける状態に。まいったまいった。
外に出ると泣き止むので、夕方、郵便局(徒歩5分)まで抱いて歩き、ついでに用事も済ませた。
常々愛想の悪かった警備のおじちゃんの顔が、のい を見て、ほころんだのは収穫。
ついでに局の向かいの八百屋に寄って、梨を買ってみたり。
下水道工事の現場監督さんともしゃべって、とことこと帰ってきた。
夜になって機嫌が良くなり、一瞬だけ、声を上げて笑った。笑い声は「エアアアアア!」。変?
夫は出張中。のいの風呂は、私が入れて、服を着せた。まだ寒くないので、なんとかなったかんじ。
99年9月27日(生後51日め)
布団に下ろすと泣いて眠らない。ずーっと抱っこしているか、泣かせておくか…だった。
腕の中では眠るし、添い寝している間は眠っているのだが、ちょっとでも離れるとダメだ。うーむ。
99年9月26日(生後50日め)
急に涼しくなった。短下着では腹が冷えると思い、カバーオール型の肌着に替える。
日中は機嫌良く、夫が頬をつつくたびに、ニコーッと笑っていた。
夕方に散歩に出た後、興奮しすぎたか、乳を飲んでは泣く状態に入ってしまった。
ただ、それでたっぷり乳を飲んだためか、深夜は、初めて4時間おきの授乳となった。快挙。
99年9月25日(生後49日め)
足が太くなってきた。オムツを替えるときの重量感が、急にアップした。
目もかなり見えるみたいだ。
眠っているすきに…と爪を切ってやってたら、いつの間にか起きて、じーっと爪を切る様子を見ていた。
99年9月24日(生後48日め)
台風18号襲来。ベランダに置いてあるものはみんな移動してしまってるし、
ベランダ中に、隣の神社から風でちぎれた木の葉が堆積してるし、網戸は外れてるし。
一番困ったのは、水道が止まってしまったこと。
未明3時の授乳のときには使えた水道が、朝8時にはストップ。顔が洗えなーい。
夫が大家さんに連絡したところ、揚水ポンプ用の電線が切れてしまったと判明。
午後3時ごろに復旧したが(九州電力って台風の度に大変)、「母乳で助かったー」としみじみ。
紙オムツのストックがあったのも助かった。
のい は、世間とは関係なく、機嫌良くしていた。復旧を待つ間に、いろんな格好をさせて写真を撮った。
99年9月23日(生後47日め)
シコリのある左乳を15分もずっと吸っているので、「あれっ?」と思ったら、
うっ滞していた乳汁を全部吸ってくれていた。すごい! 思わず「のいちゃん、ありがとー」。
夫の実家から宅急便が届いた。その中に、頭の形がいびつにならないようにと、ドーナツ枕が入っていた。
99年9月22日(生後46日め)
えらく機嫌が悪かった。普段は午前中、気持ち良さそうに眠るのに、今日は抱かないとヒーヒー泣く。
昼休みに夫が帰ってきてくれて、昼ご飯を食べてもらっている間に、私がダッシュで買い物に行ったのだが、
その間も、断続的に泣いて、夫を困らせていたようだ。雨続きの影響か??
晴れ間に、抱いて散歩に出た10分間ほどだけは、ご機嫌だった。
99年9月21日(生後45日め)
昨日に引き続き、頭痛と乳のシコリ、さらに慢性的な寝不足で、ふらふら。
布団を敷きっぱなしにして、寝たり起きたり。 のい が泣いても、ゆすってあやす体力がない。
身体に密着するように抱いていたら、ことりと眠った。頬ずりしたら、特にうれしそうな顔に。
乳でもオムツでもなく泣くのは、スキンシップを求めているときなのかも。
99年9月20日(生後44日め)
ヤボ用のため、夫と3人で、ボロ車で出かけた。夏に戻ったような気温で、車内はムンムン。
のい が脱水症状を起こしては大変、と、早めに車の窓を開けておいたり、エアコンをかけておいたりした。
おかげで、のい は疲れた様子もなく、用事を済ませている間も、おとなしくしていた。
逆に、私のほうが参ってしまった。久しぶりに炎天下をウロウロしたり頭を使ったりしたせいか。
帰宅してから頭痛に苦しみ、おまけに左乳外下側にまたしても、乳汁うっ滞のシコリが……。
原因は、お昼に買ってきてもらった、バターたっぷりのパンだな。
99年9月19日(生後43日め)
昼間は、すこぶる機嫌よし。雨が小降りになったので、抱っこして外に出てみたら、見事な笑顔。
とはいえ、まだ声を立てて笑うことはできない。
夜、風呂から上がって身体を拭いていたら、おしっこをピャー。
クッションがびしょぬれ…。でも、気持ち良かっただろうな と思ったら笑ってしまった。
99年9月18日(生後42日め)
雨続きなので、昼間も紙オムツにしてみた。
午後、どうあやしても機嫌が直らず、思い立って布オムツに替えてみたら、落ち着いた。
99年9月17日(生後41日め)
大分県立病院へ、2週間ぶりの診察と採血へ。
私が久々に車を運転して、夫が後部座席にて のい を抱く。
のい は車に乗ると、機嫌がよい。あやされているような振動があるせいか。
これまではタクシーばかりで、私のボロ車に のい が乗るのは今日が初めてだった。おとなしくしていた。
診察前、計測するために肌着を脱がしたら、大好きなお風呂に入れてもらえると思ったらしく、上機嫌に。
診察のときも、うれしそうに手足を動かして、先生は「元気一杯で、問題ないですねー」。
体重は4300g強になっていた。1日50g強増加のペースは変わらず。
待合室には、今日は赤ちゃんがいっぱい。のい と同じくらいの大きさに見えるのに、
声を立てて笑っている、えらく発達がいい赤ちゃんがいるので、あれれ??と思っていたら、
未熟児でNICUに入っていた赤ちゃんたちの定期検診日だったようだ。
点滴をつけている幼児や、治療で髪の毛が抜けている子などもいて、
のい が、今のところほとんど健康であることが、実に有り難く思えてくるのだった。
99年9月16日(生後40日め)
医院主催の食事会があった。同じ頃に出産した人たちで集まって、日頃のストレスを発散するのが主旨。
昼過ぎ、医院へ。肌寒い雨降りなので、肌着の上に、実家からのプレゼントのつなぎの服を着せる。
授乳、オムツ替えをした後、アカンボたちは看護婦さんに預かってもらい、
担当の助産婦さんや看護婦さんたちと、近くの割烹料理屋へ。
ゆっくり食事をするのは久しぶり。産後はすっかり早食いになってしまっていたからなー。
出席者は13人ほど。子供をお手伝いさんに預けて、もう働いている……という人もいた。
各人の、お産や子育ての苦労話に、笑ったり感心したり。楽しい2時間だった。
99年9月15日(生後39日め)
抱いてゆすりながら、取り留めもなく話しかけ、眠らせる……という技を覚えた。
おっぱいを飲んだ後に片頬でニヤリと笑うことがあり、面白い。
夕食に栗ご飯を食べたら(去年の栗を冷凍してあった)、夜、乳にシコリができて、痛い痛い。
甘い雑穀類は要注意だ。
99年9月14日(生後38日め)
眠ったら爪を切ってやろう! と思っているときに限って眠らずに、手足を動かしている。
夕方、熱帯低気圧が台風16号になり、夫はずぶ濡れで帰宅。すぐにシャワーを浴びたので、
のい を風呂に入れる役目は、今夜は私。沐浴も任せっぱなしだったから、平気な顔をしつつ内心ドキドキ。
なんとか無事に終えて、ほっとした。洗い場で泣かれたら、お腹に湯をかけてやると落ち着くようだ。
99年9月13日(生後37日め)
ぐずるので、抱いてゆすっていたら、立て続けに「ブリブリ」と3回。
大量の便は、オムツカバーをはみ出し、私の服にまでベッチョリで、大笑い。
Great3の『METAL LUNCHBOX』をかけて踊りながらゆするうちに、胸の上で眠ってしまった。
99年9月12日(生後36日め)
昼間は機嫌良くしていたが、
夜、1時間おきに、《少々乳を飲んで満足しては、しばらくして泣く》を繰り返して、
こちらはすっかり参ってしまった。
99年9月11日(生後35日め)
ベビーバスを卒業して、今日からお風呂に入ることにした。
難しく考えていたが、「やってみたらベビーバスより楽」と夫。
のい は夫に抱かれて、気持ち良さそうに湯舟にプカプカ浮いていた。
99年9月10日(生後34日め)
「あー」とか「くー」とか、幼児っぽい声らしきものを上げるようになった。
親の方は、抱き上げるときに変な力を入れているのか、手首が痛くなってきた。
99年9月9日(生後33日め)
夕方、目を覚ましたところを、近所への散歩に連れていった。
帰りがけ、ある家からちょうど出てきたおばさまが、「あら、赤ちゃん。見せて見せて、かわいいねえー」。
そしていきなり、「布オムツ?紙オムツ?」と尋ねられた。へっ???
話をきくと、つい先日まで2ヵ月間、娘さんが出産のために里帰りしていたのだが、
そのときに使わなかった新生児用の紙オムツを持て余しているので、貰ってくれないかとのこと。
吃驚したけれど、ありがたく頂戴することにした。
大分は若い人が少ない。基本的には、都会に出た若い人たちが里帰りする場所なのだ。
99年9月8日(生後32日め)
夕方、隣の史蹟まで、初めてのお散歩。気持ちが良いらしく、「ホー」という顔をしていた。
99年9月7日(生後31日め)
1ヵ月検診へ。助産婦研修生のHさんが、のい を待っていてくれた。
母子ともに経過は良好。のいの体重は3800gを超え(1日50g強の増加)、「母乳だけで?」と驚かれる。
特に、退院が延びたときに泣いているところを慰めて下さった看護婦さんには、
「あん時、泣いちょったのが、嘘みたいやなあ。良かったなあ」と言われた。
そろそろ外気浴を始めるように と指導されるが、
既に涼しい風が吹く日には、窓を開けっ放しにしている我が家であった。
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