第11回 町の歴史を伝える施設 

 前回の記事でも少し触れましたが、今回は町内の文化財施設について紹介します。

町に2棟残る、茅葺(かやぶき)民家
 竹間沢にある歴史民俗資料館は、昭和61(1986)年に開館しました。「拓く」をテーマに、原始・古代から近世まで、発掘調査で出土した遺物(石器・土器など)や文書(もんじょ)資料を展示し、町の歴史を解説しています。また、三芳の特産品のひとつであるさつまいもや、上富の旧島田家住宅で開かれていた寺子屋、郷土芸能のひとつ「竹間沢車人形」についても資料を展示しています。
 資料館の敷地内には、約150年前の江戸時代終わりから明治時代初めに建てられた大型の茅葺民家、旧池上家住宅が移築復元されており、中を見学できます。なお、町にはもう1棟、上富に茅葺民家の旧島田家住宅が移築復元されています。こちらは約200年前の江戸時代後期に建てられ、旧池上家住宅とは内部の造りなど様々な点で違いがあります。2棟とも三芳の歴史を今に伝える重要な古民家です。

資料館スタンプラリー開催中!
 今回紹介した町内の文化財施設も含め、ふじみ野市、富士見市内の資料館7館を巡り、スタンプを集めると記念品がもらえるスタンプラリーを現在開催しています。今年度は記念品もリニューアル。ぜひこの機会に地域の歴史や文化に触れてみてはいかがでしょうか。
※2021年2月末現在の情報です。

 


オリジナルデザインの記念品(なくなり次第終了)
  
~~~~~~~~~~ 深掘り解説 ~~~~~~~~~~


 町内に残る茅葺民家、旧池上家住宅と旧島田家住宅については、下記のページでも詳しく紹介しています。あわせてご覧ください。

旧池上家住宅(資料館HP「施設案内」)
旧島田家住宅(資料館HP)

 (『広報みよし』令和3年2月号掲載分を加筆修正)


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