オンライン・レッスン No. 23


EBAKOS ON LINE LESSON NO.23 アーバン金管教本を使って(13)連続する16分音符の吹き方



 レッスンno.22から随分、間が空いてしまいましたが、その間にウォーミングアップのページと耳の訓練、リズムの訓練のページを作成しました。一部、その内容が重複するところもありますが、アーバン金管教本によるレッスンを続けましょう。この後のレッスン内容が難しすぎると思う人は、リズムの訓練を先に行って下さい。

 ここでは連続する16分音符の正しい吹き方を身に付けます。アーバン金管教本では30ページの19番の練習曲から33ページの27番までです。

 日本人は、言葉を省略するときに2文字1組で省略することが多いように思います。たとえば「パソコン」「デジカメ」「キムタク」のようにです。そして、そのような日本人の言葉の特徴が演奏にも影響しています。つまりデジカメは「デジ・カメ」、キムタクは「キム・タク」なのであって、2つ目と4つ目の音は1つ目と3つ目の音に付随して認識されます。「デ・ジ・カ・メ」や「キ・ム・タ・ク」のようには認識されません。その結果、2つ目と4つ目の音のリズムは、実際のインテンポよりも少し早くなります。ここでは、そのようなリズム感の矯正をします。

 うまく行かない原因には大きく二つあるように思います。一つは耳でリズムの乱れを聞き取れていない場合、もう一つは耳では解るのだが舌が自分の意志の通りに動いていない場合です。

 耳でリズムの乱れを聞き取れていない場合は、自分の演奏を録音するなどして、まず自分の耳に客観性を持たせるようにしましょう。そして、自分のリズムの乱れが、耳で聞き取れるようになるまで、テンポをかなりゆっくりにして下さい。

 舌が自分の意志の通りに動いていない場合は、舌の運動神経が鈍いので、とにかくtu tu tu tuと言い続けるようにしましょう。私の場合も、実はこれで、高校生の時に、電車のレールの音をメトロノーム代わりにして、通学の間中、tu tu tu tu~と言い続けているうちに、少しずつ舌が思ったように動くようになりました。元々、おしゃべりではない人やゆっくり喋る人は、喋る時に舌の筋肉が鍛えられていないので、少し訓練が必要です。口の中で自由に舌が動かせるようになるためには、早口言葉なども、良い練習になるかもしれません。


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