EBAKOS ON LINE LESSON NO.24 アーバン金管教本を使って(14)6/8の吹き方<2等分する能力との組み合わせ>
前レッスンで2等分4等分を学びました。ここでは3等分を学びます。アーバン金管教本の34ページの28番から30番。2等分と3等分を組み合わせることによって、6等分8等分9等分12等分を正確にできることになります。38ページの38番まで。前にも言った方に、日本人は、3つをひとまとめにしてしまう性質があります。テンポをかなり遅めに設定して、あくまでも正確に練習することが大切です。ある意味根気のいる作業と思います。そして、高音が出たり、大きな音が出たりするように、急に目立つような能力ではありません。ですが、人と合奏する時に、これらのリズムの能力があると無しでは、アンサンブル能力が全く違って聞こえるはずです。リズムのことばかりに触れてきましたが、これまで学習してきた「位置のエネルギー」を表現することや、ブレスを正しく取る事(句読点を見つける)をなおざりにしてはいけません。あくまで、そのような土台の上に、このリズムの練習があるのだということを忘れないようにしましょう。
【補足】
この間にある5等分、7等分ができれば、リズムに関しては、ほぼ網羅できたと言っても良いでしょう。アーバンでは全く触れていませんが、5等分するときは、私はこうしています。まず、5文字の単語を思い浮かべます。何でも良いです、身近にあるものでも憧れの人でも。たとえば、「せんめんき」「たけとんぼ」「デカプリオ」など。それを5連符に当てはめればよいのです。7等分も同様に「そかべきよのり」とか「でんきかみそり」とか「せんたくばさみ」とか。