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主力のサーボトラバースタイプ取出ロボット
「RCUシリーズ」に中・大型2機種をラインナップ


射出成形機型締力1000〜1600トン対応の「RCU―1300」
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2009年10月29日

ハートフルテクノロジーを標榜する射出成形機用取出ロボット専業メーカーの株式会社ユーシン精機(社長・小谷 眞由美、本社・京都市、資本金・19億8,566万円)は、今年はじめに、「高速」、「安心」、「節約」を基本コンセプトに開発した主力機種のサーボトラバース(横走行)タイプ取出ロボット「RCUシリーズ」に、このほど、中・大型2機種をラインナップ、11月2日から本格販売を開始する。

今回、商品化した中・大型機は、射出成形機型締力550~1000トン対応の「RCU―800」、同1000〜1600トン対応の「RCU―1300」の2機種で、各々、製品側アームのみのSタイプと、製品側・ランナ側の両アームのあるDタイプがある。また、昇降軸は2段式を採用し、機体高さを低減することで、天井の低い工場にも対応している。
 
主力機種「RCUシリーズ」の特長は、3つの開発コンセプトである。
1. 「高速」
生産性に直結する機能は高速性であり、取出しタイム(型開時間)の短縮である。製品の昇降軸/引抜軸それぞれのモータ容量を従来機よりも1サイズアップすることで、取出しタイムの時間短縮14%が可能となり、生産性の向上に貢献するものと期待している。

2.「安心」
実際に取出ロボットを操作するオペレータの方、メンテナンス・修理を行う保全の方が安心(楽)して操作や作業ができることを目指して設計している。

@取出ロボットの剛性アップ
各フレームの断面形状の最適化を、構造解析を用いて行い、さらにリニアガイドのレイアウト見直し等により、ねじれ方向の断面二次モーメントを約4.5倍に改善した。これにより、“チョコ停”の主たる原因である取出し不良やインサート不良がさらに少なくなり、稼働率のさらなる向上が期待できる。

Aアーム先端の制振制御
本シリーズは、駆動軸すべてに“制振制御”を採用した。この制御は、取出ロボットのそれぞれの動作ポジションにおける各駆動軸の可動側固有振動数(fr)を設計段階で事前に求めておき、この固有振動数のトルク成分を発生させない(共振を起こさせない)ように、サーボアンプの電流出力(トルク)にフィルタリング(排除)を行う制御である。さらに、本シリーズの制御システムではポジション、荷重などに応じて、1サイクル動作中の各ステップにて、それぞれの固有振動数(fri)(i=ステップ)をテーブルデータより参照しながら動作する。したがって、取出し、開放、インサートなどの各モードにおいて、振動減衰のムダな待ち時間を大幅に低減できる。

3.「節約」
独自開発による標準装備の「ECO吸着」(登録商標・特許出願中)は、成形品を吸着する際の圧力を監視しながら必要な時のみ吸着回路をONにすることで、エア消費量を大幅に削減し、省電力化に貢献する。
 
専用コントローラ「E-touch U」は、10.4インチ大型タッチパネルを使用している。従来機のコントローラ「 E-touch Web」に対して完全上位互換で、基本動作は共通であり、RA−αシリーズのティーチングデータをRCU機でもそのまま利用できる。さらに、代表的な画面操作の特長としては、@オペレータ画面では、現場作業者向けに特化した“Go/Stop 操作”を基本としたシンプルな画面操作を提供する。A音声ガイダンスでは、画面表示に加えてカーナビのように音声でもアシストを行う。B動作チャート画面では、ティーチング時に画面を切り替えることなく、ポジション(ストローク)、速度、待ち時間などを一括して設定できる。など、画面操作を迷うことなく“安心”して行えるシステムとなっている。

「RCUシリーズ」は、今回の2機種を加え、既販の「RCU―100」、「RCU―150」、「RCU―250」、「RCU―400」と併せて、合計6機種のラインナップとなった。
 
価格は本体定価(消費税別)で、「RCU―800S」の630万円から「RCU―1300D」の900万円。販売目標は、2機種で年間約100台を見込んでいる。


ユーシン精機について:

ユーシン精機は、1973年に各種自動機の設計・製造メーカーとして設立され、1978年に初めてプラスチック製品取出ロボットを発表しました。現在、当社は取出ロボットを中心にプラスチック射出成形工場の合理化FA化を推進する機器、システムの開発、製造、販売を手掛けています。近年、ますます多様化・高度化するお客様のご要望にお応えするため、積極的に新規事業分野を開拓するとともに、より一層スピーディな商品開発とグローバル展開を行ってまいります


お問い合せ:

株式会社ユーシン精機
〒612-8492 京都市伏見区久我本町11-260
TEL. 075-933-9555
FAX. 075-934-4033


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