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街区再編型の共同建替え事業
〜練馬区栄町38地区〜
     
共同建替えによる複合的整備
練馬区江古田北部地区では、平成4年度より密集事業が導入され、道路整備や広場整備、建物の不燃化促進など、現在も積極的に取り組まれています。
中でも狭小で高齢者の多い街区について、共同建替え事業の実施と合わせることにより、道路拡幅や広場づくり等のまちづくり課題も複合的に実現できるよう努めました。練馬区では平成9年より栄町38地区にコンサルタントを派遣し、街区整備の検討がスタートしました。

街区再編成による一体的整備
事業をより確実に実施するには、地権者個々の希望に柔軟に応えることが重要です。栄町38地区では、街区内に共同建替え区画、戸建て区画、現状維持区画、広場整備区画を設け、個々の状況に応じた更新方法を実現しました。
  共同建替え+コーポラティブハウス
共同建替え区画には総数12戸の共同住宅が計画され、うち6戸が地権者やUターンの息子さんの住宅となりました。残り6戸の余剰床処分については、コーポラティブハウスとして事前に居住者を募り、地権者と一緒に事業を進める方式が行われました。この方式を提案した背景には以下の理由がありました。
(1) 建物規模が小さく、処分床価格を抑える必要があった為。
(2) 事前募集により、床処分リスクを回避する為。
(3) 高齢な地権者が大半の為、入居者の顔が分かり安心出来る集合住宅づくりが重要であった為。
(4) 地権者全員がマンション暮らしが未経験だった為、コミュニティをベースとした暮らしよい関係づくりが望まれた為。
(5) 地震発生時には、耐震性のある建物とそこに暮らす者のコミュニティ(助け合い関係)が重要な備えとなる為。
     
     
     
     
   

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