|
|
|
|
|
|
|
 |
|
 |
|
|
|
 |
|
|
|
|
|
|
|
■都市公団による密集事業
神谷一丁目地区は、昭和61年から住宅・都市整備公団(現・都市基盤整備公団)による「住環境整備モデル事業(現・密集住宅市街地整備促進事業)」で道路や公園などの整備が行われてきました。共同建替え地区は密集事業地区内にあり、住宅改善の要求を大切にした共同建替えと道路新設整備を住民と一緒になって検討を進めました。
■個別では改善がむずかしい地域
建替え前の地区は、細い路地にしか接していない宅地や老朽化した建物が多く、一部には昔の水路敷き(国有地)が残っていました。そのために借地の更新が滞っていたり、地主に相続が発生するなど課題をたくさん抱えていました。これらの課題は相互に絡み合っているために別々に解決するのは難しく、共同建替え事業の中で一気に解決を図るべく、検討が始められました。
■地主と借地権者の協調
平成10年12月、公団の呼びかけで「共同の土地利用を検討する会」がスタートしました。その後、共同建物で考えるグループが建設協議会をつくり、共同建替えについての仕組みや他事例を勉強しました。協議会は完成までの間に月1回の会合を欠かさず行い、地主と借地人という関係を越え、それぞれの個別目標を実現する方策としての協同事業へ、全員で検討・討議し、決定しました。
■暮らしに合わせた自由な設計
19戸の住宅のうち、7戸は自己用住宅として設計されました。それぞれの家族の生活に合わせ、面積や間取り、仕上げなど、どの住宅も自由設計が行われた結果、個性的で使い勝手の良い住宅となりました。外壁はみんなで決めたタイルとコンクリート打放しで、地域に調和した外観になっています。
■共同化建替え実現までの流れ |
|
|
|
|
■建替え前の様子(上)と建替え後の様子(下) |
|
|
|

|
|
|
1994.11〜 |
公団による住環境改善の働きかけ |
1998.12 |
「共同土地利用検討会」始まる(土地所有者11名+借地権者6名) |
1999.04 |
公団から道路線形の発表 |
1999.05 |
共同建替え区域の確定 |
1999.11 |
「共同建替え協議会」設立(土地所有者5名+借地権者4名) |
2000.05 |
事業を協議会施行方式と決定 |
2000.06 |
住戸位置が決まり戸別設計へ |
2001.02 |
仮住居へ引越し |
2001.03 |
本工事契約、着工 |
2001.04 |
道路工事完成、供用開始 |
2001.11 |
上棟、建物内覧会 |
2002.03 |
建物竣工、入居開始 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
■建替え前の様子(上)と建替え後の様子(下) |
|
|
|
|
|
|
|
|