住まい手・使い手の立場に立った優れた建築空間の創造を目指します。
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響け未来へ 子どもたちの歌
〜(中野区中野)桃が丘さゆり保育園〜
新園舎に初めて子どもたちの歌声が響いた時、 まさに桃が丘さゆり保育園の「産声」を聞いたような感動を覚えました。
たくさんの人達の思いと力が結集したこの桃が丘さゆり保育園の誕生を、 当初から支えてくれたのは象さんでした。とにかく私たちの思いを形にする作業には驚かされました。
本園である杉並さゆり保育園のメンバーと、5歳児までの保育へ向けて挑戦したいことは何か、 また「さゆり」の保育の何を継承していきたいのかという話し合いにも根気強く付き合っていただきました。 「基本設計報告書」の冒頭には「子どもが主人公の保育園」として、 私たちが語ったことが基本設計コンセプトとしてまとめ上げられていました。 何十年もともに保育をしてきたような一体感。またプロによって 昇華されていく作業は園舎づくりをとても面白いものにしていきました。
出来上がった園舎は、訪れる人をやさしく誘う前庭と開放感のある玄関、子どもたちが 落ち着き楽しめる空間の存在等、私たちが思い描いた通りのものとなりました。
子どもたちもこの園舎が大好きで喜んで通園し、 公立保育園から引き継いだ精神面のハンディーを乗り越えてくれました。
この事業は公立保育園を廃園にしたうえで 社会福祉法人が新たに建て直し事業を引き継ぐというもので、 プロポーザル時に提出する建築計画から象さんにお願いしました。
公立保育園にはない工夫された設計が選考委員にも夢を抱かせ、 決定の大きな力となった事は後に行政の方々から語られました。
民営化の動きは、牧歌的に営まれてきた保育所に 企業的なコストダウンや競い合いを強いてきています。 しかし、象地域設計と社会福祉法人さゆり会の「人としての育ちや営みをまず第一に考える」 という理念は混迷を極める現代にあってより重要になっていると思います。 一歩一歩前進しながら、未来を切り拓く砦になれますよう見守って下さい。
園長
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