象地域設計

住まい手・使い手の立場に立った優れた建築空間の創造を目指します。

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旧園舎の特徴を残し開放感のある園舎づくり
～(羽村市栄町)かやの実保育園～

　創設時の園舎が築30年を超えたころから建替えを本格的に検討し始めました。まず、当時の園舎の良いところ、建物の狭さを感じさせない視線の広がりと遊び心のある空間、ピロティーとスロープを活かすことを重点に、現在の必要条件、保育需要に応じ定員を20名増やし、現在の耐震基準をクリアすること、ＯＡ機器，環境機器の使用を前提とした電気設備、需要の多い地域支援スペースの確保と、贅沢な希望をいかにパッケージするか、職員一同夢と希望を持って話し合ったのが昨日のようです。
　工事が終盤にさしかかると、イメージ通りにできているか何度か現場に入って設計者や施工者と細部にわたって意見交換しながら工事を進めました。
　竣工目前に東日本大震災に見舞われましたが、かやの実は工期の遅れも最小限で、無事年度内開所ができました。
　太陽光・風力のハイブリッド発電、LED照明の採用、夜間電力の床暖房、ドライミストなど、多くの設備で節電が実現できました。行政から災害時の地域の避難所として期待され、今回は園舎建替が非常にうまくいったと職員一同喜んでいます。

社会福祉法人　かやの実社　理事長


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