みんなでつくる
みんなの保育園
念願の新園舎に越して3週間。木のぬくもり、心地良い5月の風と光りが差し込む園舎。朝早くから夜暗くまで生活の大半を過ごす保育園は子ども達の"昼の家"。保護者にとっては"実家"…そんな園舎を目指し、皆の長年の思いを込めた今回の建替えでした。
補助金申請は前年度補正予算執行が急遽決まり、短期間で基本設計から実施設計へと準備。象設計の担当者の方が私たちの思いに根気強く、丁寧な話し合いを重ねて下さり、完成あるのはひとえに設計事務所のおかげと感謝しています。
"みんなでつくる みんなの保育園"医療生協を母体に35年前、地域の皆さんの運動と募金によって建設された保育園が再び地域の皆さんの力を借りて改築。念願のホール貸出しなど、地域財産でもある園舎を地域の皆さんに利用して頂ける保育園として、これからも時をつないで行きたいと思います。
杉並ゆりかご保育園 園長
設計者のひとこと
以前の園にはなかった「ホール」中心の間取りです。「ホール」には、いくつかの仕掛けがあります。リズム運動をいつでも広々できるように。食堂にもなるホールに面した給食室には段差を設け、大人と子どもの目線が合うように。大型幕や音響設備は音劇の舞台にもなるように。ホールからつながる園庭の半分に大型テントを設置し雨の日も遊べるように。等々、みんなの夢と想いがいっぱい盛り込まれています。 |
