セツルメント診療所の現在の本院は昭和63年に
セツルメント活動と地域の医療の拠点として建てられました。
8年ほど前に外壁塗装を行いましたが、内部改修の時期を迎えたこの時期に、
待合空間、診療空間をより快適にしたいという想いから改修工事に取組みました。
待合室は部屋の奥行きが深く、
窓から遠い部屋の中央付近は暗くなりがちでした。
壁紙や床の色を変えることで、
部屋の中央付近も明るく感じられるように工夫しました。
また、事務機器の電子化に伴い、
受付カウンターの内側の作業スペースが手狭となっていました。
内部スペースを広げるためにはコンクリート製の受付カウンターの解体が必要であり、
近隣や入院患者さんに配慮し、騒音を抑えた工法を選択するなど解体には困難を極めました。
診療所の顔であるエントランスには改修前両開き扉が設置されていましたが、
車椅子を利用される患者さんの出入りに支障があったため、
自動ドアに改修し利便性を向上させました。
また自動ドア前の床タイルは雨の日に滑りやすく、
危険であったため、防滑シートを貼り、安全性を高めています。
患者さんからも待合室が明るくなったと評価していただいています。 |