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高齢者向け共生住宅
〜(横浜市保土ヶ谷区)グループリビング ルピナス〜
   

グループリビングルピナスは、建主さんの2人のお母さんとそのお知り合い、70代の皆さんを中心にした「共生型」賃貸住宅の計画です。グループリビングは比較的健康な高齢者が主体で、介護保険の適用を受けない健康な人、若年層も一緒に住める点で法律に基づく「グループホーム」とは区分される住宅です。  当初、1階にデイサービスセンターなど介護を受けるのにも安心な施設に参画してもらうことを検討し、様々な法人に呼び掛けてみましたが、周辺地域は充足度が高いとのことで実現しませんでした。そこで、デイサービスは通所で考え、1階は共用食堂にして、調理師さんに毎日来てもらい食事サービスを受ける“食を中心にしたコミュニティ”を軸とした計画に変更しました。また、地域の診療所と提携して在宅診療なども受けられるように考えました。各住戸と共用部分に緊急通報システムの通報ボタンと人感センサーを設け、万が一の際にはセンターからの問い掛けと指定の緊急連絡先へ連絡してもらえます。共用浴室は天井走行リフトを備え、介助を受ける入浴にも対応できるようにしています。屋上は全体を庭園にして園芸を通じた交流のスペースにしています。  グループホームなどの施設とは異なり、各住戸にはトイレ、浴室、キッチンを備えた単身又はご夫婦を想定した賃貸住宅の仕様にしています。 完成後は建て主さんが設立した株式会社グリーンハーツが運営します。


 私達の母二人とTさん一家、それに私達の娘が住み「ルピナス」は動き始めました。70代から20代までの6人です。Tさん一家は70代のご夫婦と40代の軽い障害を持つ娘さんの三人で二部屋に住まわれています。既存の施設や高齢者対応住宅では離れて暮らすしかないケースですが「ルピナス」では三人が隣同士に住み、互いに安心だといっていらっしゃいます。
 食堂は夕方6時半頃からにぎやかになります。それぞれ出来立ての料理を運んだりご飯を装ったりして席につき、テーブルを囲みます。食後はできる人が片づけをして、改めてゆっくりお茶を飲んだり、時にはお酒を持ち 寄る事も。また、屋上庭園ではジャガイモが採れ、ピーマン、トマトなどの夏野菜も元気に育っています。まだ空いている部屋があるので人数は少ないけれど新生活にだいぶ馴染んだ入居者さんたちは「快適よー」といって くださっています。オープニングイベントも二回行われ、近所の方や友人も参加して試食会や野点、餃子パーティと楽しい時間を過ごしました。次回はアマチュアバンドの演奏会を予定しています。
2009年7月  玉木 ゆう子


入居者募集のお知らせ
NHKの『クーローズアップ現代』”ひとりの老後も安心の住まい”と題した特集で、グループリビング ルピナスが紹介されました(2009年7月13日放送)。  グループリビング ルピナスでは、入居者を募集していますので、ご関心のある方はお気軽にお問い合わせください。

問い合わせ先:(株)グリーンハーツ 玉木ゆう子
電話045−332−7266

   
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