●第23号 2000年(平成12年)8月発行

ごみ収集変更万全の体制で臨め:一般質問
 平成12年第2回定例議会が6月8日より29日までの会期22間で開催された。
 山下議員は、一般質問で7月から始まる新しいごみ収集について、市民の立場から、混乱を避るために万全の体制で望むように、また今後のごみ収集を含めた環境教育についての質問をした。

 山下議員 ごみ収集の変更について混乱が予測されるが職員の収集はどのような体制で望むのか。また、経費はどのように予測しているのか。
 土屋市長 現行90名を83名体制で望む。経費は差し引き1000万円増となる。
 山下議員 スムーズにスタートさせるためのバックアップ体制をどうとるつもりか。    土屋市長 2、3週間は収集現場の調査班を強化してよく指導したい。
 山下議員 ペットボトルやその他プラスチックの収集目標達成のため、達成率を公表し、市民とともに減量を進める姿勢が大事だと思うがどうか。
 土屋市長 今後も考えて行きたい。
 山下議員 あっせん、補助したコンポスター、家庭用生ごみ処理機のその後についての追跡調査の結果は、使用状況は。また、電機式の生ごみ処理機が普及するとそこから出るコンポストの使用ルートが確立していないため問題が起こると思うが今後どのように進めて行くのか。
 土屋市長 アンケートなどの調査の結果、おおむね適正に使用されているようだ。コンポストについては量が少ないことや質の問題もあり,引き続き研究したい。
 山下議員 今回の収集体制の変更を機に、小学生等に対し教育委員会と生活環境課が協力し新たな環境教育を考えてもよいのではないか。
 教育長 今後そのように取り組んでいきたい。
等の収集体制の変更に伴う問題点を指摘するとともに、最後に、とかく始まる前は熱心に説明会などを行なうが、今回は始まってからが大変だと思う。始まった後のPRをしっかりとやりできるだけ混乱を避ける努力をしてほしいと要望し質問を終えた。

〜本年度役割決まる〜  厚生委員長に就任  

去る6月10日、本年度の人事が決まった。山下議員の本年度の役割は次のように決まった。特に厚生委員長は初めてであり、介護保健、高齢者・障害者などの福祉やごみ問題等の環境問題、少子化に対する新たな視点で取り組むことが期待されます。 ◎常任委員会(任期1年)
  ・ 厚生委員会(委員長)
◎議会運営委員会
◎特別委員会(任期2年)
 ・ 鉄道対策農水省跡地利用検討特別委員会
◎ 一部事務組合(任期2年)
  ・ 武蔵野三鷹地区保健衛生組合(議長)
◎市民クラブ代表

山下倫一議員を囲む会開催のお知らせ
日 時:9月26日(火)     午後7時より
場 所:JA東京(旧農協)西久保1-18-10
会 費:3000円(夫婦5000円 )
※詳細は別紙参照



〜ごみの出し方が変わって2ヶ月〜まだ迷っていませんか資源の分別〜

 ごみ収集体制の変更からやく2ヶ月たちました。 やっと、混乱が収まってきたようですが今日は山下議員にその状況とこれから市民としてどのようにすればよいのかをお聞きいたしました。

7月3日(月)には私のところでも午後の8時になってようやく収集が来ましたが、最近はそのようなことはなくなり少しずつ改善されているようですが、現在の様子はいかがですか。

山下議員
 最初のうち収集が遅くなったのは、プラスチック容器やペットボトルが予想していた以上に大量に出されたことが大きな原因で、すぐに収集体制を強化するなどの対応し、現在ではそのような状況はなくなっています。

その後2回にわたり汚れを落とすように「緊急報告」がだされ、市報でもPRされましたが

山下議員
 プラスチック容器の日に洗っていないプラスチック容器がかなり出てきたことや、中には不燃ごみと変わらないようなものまで出てきことから、市では、緊急のPRとして、(1)資源とするには、きれいなものでなければならないこと。(2)汚れたものが混ざることによって、良いものまで汚してしまうこと。(3)資源として出す場合は洗ってもらうこと。(4)汚れたものは不燃ごみに入れることをお願いするパンフレットを配りました。

その辺の事前のPRはあまりなかったように思うのですが。

山下議員
 収集曜日が大幅に変わることと、プラスチック容器の対象となるものの説明に市の事前PRの主力が置かれていました。その点では、収集曜日の混乱はほとんどなく移行できたし、プラスチックも汚れなどの内容はともかく、予想を上回る量が出ているという点で、市民の協力を得ることはできたのですが、プラスチックの出し方については十分なPRは行われていませんでした。予測の甘さと、説明不足については市も反省しております。  そこで、始まってすぐ、「緊急報告」という形でのPRが始まりました。本来事前にPRされるべきではあるのですが、それが不足したとわかった時点ですぐ、このようなPRが始まった点は評価したいと思います。私の一般質問での指摘が生かされたのかなと思います。始まってからの修正は難しいと思いますが。軌道にのるまで、このような対応をとり続けていくように働きかけていきます。

それにしても、プラスチック容器の分別は難しいですよね

山下議員 
プラスチック容器が多岐に渡っている上、「容器包装リサイクル法」で対象物の細かい規定があり、それがわかりにくくしている大きな原因です。市では、それを少しでもわかりやすくしようと、対象を市のパンフレット等に載っているものに限定しています。プラスチック容器として出せるのはここに載っているものだけ、ここにないものは、プラスチック製のものでも、今までどおり不燃ごみの日に出すということです。(図参照)そうは言ってもここに載っているものだけでも、生活の中ではいろいろな種類のものが含まれていますし、これに当てはまるかどうか迷うものもかなりあります。そのような場合は、判断がつくものだけをプラスチック容器とし、どちらか判断がつかないものは不燃ごみの日に出すようにしてくださいということです。もちろん、プラスチック容器として出す場合は、きれいに洗って、乾かしてということが大前提になります。汚れているもの、汚れが落とせないものは不燃ごみになります。ひとことでいうと、はっきりとわかって、資源として使えるきれいなものだけをプラスチック容器として出すということになります。

汚れはどこまで落とさなければならないのですか

山下議員 資源として集められるプラスチ ック容器は、再生プラスチックの原料として 使われるために皆さんに複雑な分別をお願い しているわけですが、その一つの条件が、汚 れがついていないことなのです。食品等のよ ごれはすすぎ落として、乾かしてから出して ください。きれいに乾いていて、においもな いような状態。でないと原料として使用でき ませんので。

でも、どうしても、汚れが落としに くいものはどうすればいいのですか

山下議員 よごれが落としにくい容器(マヨネーズ、ケチャップ等)。洗剤等を使わなければよごれが落とせないものは、今までどおり不燃ごみの日に出して結構です。

なんでもプラスチックで出せばいいと いうわけではないのですね。でも、資源とし て分けるには、洗って、乾かしてと大変なん ですね。

山下議員 そうですね。  日の出町の二ツ塚処分場への埋め立てを減らし、資源化を進めようということで市が分別を始めたのですが、そのためには、ひとりひとりが意識をもって、手間をかけないと実現できません。その点はご理解いただいてご協力くださるようお願いします。 また、プラスチック容器の分別収集が始まったことにより、改めて容器や包装として使われるプラスチックの多さに驚きました。これらの資源化も大事ですが、それ以前にこのようにすぐごみになる使い捨て容器は極力使わないことがより大事であり、そのようなごみを出さないライフスタイルを考えていくことが重要だと思います。同じにこれは買う側だけでなくて売る側も一緒にな考えていかなければならない問題でもあります。最近は、商店やスーパーでもそのような動きが出てきておりますが、そのような店が増えるような働きかけを行政からも進めて行く必要があります。さらに商品を作っているメーカーの責任まで問わなければならない時代だと思います。

本当にそうですね。今日はタイムリーなお話ありがとうございました。


職員旅費改正される

 山下議員が昨年11月議会で、「即急に改正する必要あり」と指摘した職員の日当等が廃止、改正されました(会報22号参照)
主な改正点 (1)市内で引き続き4時間以上の仕事をした時に支払われていた日額旅費の廃止。 (2)市外に仕事で出た時すべてに支払われていた日当(例えば三鷹市に仕事で行った時も支払われていた)のうち宿泊を要しない出張の場合、30`未満の出張に対しては日当の廃止。等です。
この改正により約1400万円の経費が削減されると予測されております。削減の金額の多寡よりもその考え方の変化に期待したいと思います。
そして、これからもこのような今まで慣行として行なわれてきた、行政の無駄について改善すべき点は指摘していきたいと思います。また、大きな問題として昨年11月、同時に質問した給与体系の変更についても今後取り組んでいきたいと考えています。


第三期長期計画第二次調整計画討議要綱案示される

 平成5年から平成18年まで本市の進むべき方向を示す第3期長期計画を4年ごとに改定するローリングの時期がきました。今回のローリングは平成13〜18年の6年間にわたる改定で、3月に策定委員会が設置され検討されてきました。今回その骨子ともいうべき討議要綱案が8月8日に示されました。今回示された討議要綱をもとに、今後、議会や市民との意見交換がなされることになります。議会に対しては、8月25日に会派別に策定委員会との意見交換会が行なわれ、討議要綱にあげられた今後の市政の課題について討議いたします。その後、策定委員と市民との意見交換を経て、12月には全員協議会で、議会と策定委員会がさらに討議をし、1月から2月には最終計画がまとめられる予定です。第3期長期計画の仕上げの調整計画に当たるわけで、今後6年間の市の方針の基本となるものです。
今回は、今まで様々な形で意見を述べてきました、財政問題、行政評価システムの導入を始めとし行政の効率化の問題や少子化や17歳の暴発に代表される子育てや教育等子どもの問題、高齢者施策の推進、緑化を始めとする環境問題などを重点に計画意見交換では意見を述べたいと思います。



活動記録(会報では載せられなかっものも掲載) (平成12年1月〜6月)
1月5日 議員初顔合わせ
7日 名刺交換会
9日 消防団出初式
10日 五小地区「どんど焼き」:プラスチック製品を一つ一つ排除して。
15日 消防訓練:阪神淡路の震災から5年。ボランティアの消防団の皆さんの日頃の訓練ご苦労様です。
31日 議会運営委員会
2月5〜6日 ナイトハイク
7日 どうなる!どうする多摩のごみシンポジュウム
8日 全員協議会
9〜10日 開発公社視察=尾道へ
11日 紫芳会総会
12日 コミセン祭り
18日 歴代監査委員懇談会
20日 「2000年に翔く吟と舞」 吟詠会錦凰流記念大会
22日 建設委員会
23日 鉄対・農水跡地利用特別委員会
25日 武三保組合議会
28日 吉祥寺近鉄東道路説明会:住民の方々が待ち望んでいたことが実感出来る説明会だった
3月 1〜28日第1回定例会
13日 建設委員会
14日 鉄対・農水跡地利用検討特別委員会
16〜23日 予算委員会
19日 武蔵野市青少年コーラスジョイント・コンサート:第五小学校ジュニア・コーラス「風」、小学校1年から高校生まで一つにまとまり今年もすばらしい合唱を聞かせてくれた。11月3日の発表会が今から楽しみ。
20日 中国ウルムチ市小中学生交流団さよならパーティ
21日 中部地区スタンプ事業説明会  中部地区として始めての大きな事業。ぜひ成功させたいものだ
29日 南インド古典楽器「ビーナの夕べ」:日本での第1人者、的場 裕子氏の演奏会 31日 開発公社評議員会
4月2日 さくら祭り
3日 吉祥寺大通東自転車駐車場開設式
5日 臨時議会
14日 建設委員会懇談会、東水社展
15日 西久保コミセン住民総会
18日 青少協第五地区委員会、土屋市長市政をかたる会
21日 テンミリオンハウス「関三倶楽部」開所式、太極拳連盟総会
22日 西久保一丁目町会総会
25日 韓国江東区市長歓迎パーティ  午後一時間にわたり、韓国と本市の交流のあり方についての講演を聞く。日本文化に精通していることに改めて感銘を受ける。 28日 クリーンむさしのを推進する会中部地区総会
5月5日 吉祥寺音楽祭
9日 水防訓練
12日 「武蔵野市のバランスシート」について勉強会:一般質問から3年。本年2月に発表されたバランスシートをアドバイスしてきた公認会計士鵜川正樹氏より説明を聞く。他の自治体と比べよく出来ている。これからの活用をどのようにするか。これからも研究をしていきたい。
13日 JC「わんぱく相撲」第一回目の実行委員長を勤めて早くも18 年。さらに盛んになることを願い、この行事が今の時代子供たちにますます必要だと感じる。
15日 建設委員会
16日 「情報公開」について勉強会
17日 三多摩上下水道及び道路建設促進協議会総会
18日 地方自治経営学会研修会:テーマ「地方分権一括法スタート」
・ パールマン ヴァイオリンリサイタル:最高の演奏会だった。文化会館でスタンディングオベーションを始めて体験。
20日 武蔵野・多摩・ハバロフスク協会総会
21日 学童協総会、ひまわりママ開所記念パーティ
22日 鉄対・農水跡地利用検討特別委員会、代表者会議、武三保事務局打ち合わせ 25日 JC「どうする議員定数、情報公開」パネラーとして出席
29日 武三保議会
6月2日 片岡ひさのり決起集会
3日 青少協委員委嘱式
4日 青少協第五地区「地域のつどい」
5日 議会運営委員会
8〜29日 第2回定例議会、一般質問
17日 テンミリオンハウス「そーらの家」、南町防災広場開所式:太陽光発電や太陽の熱を使い一部暖房。総工費6000万円のうち補助金を5000万円受けての建設など随所に工夫の凝らされた施設として完成。
18日 中部地区フェスティバル
19日 厚生委員会
21日 鉄対・農水跡地利用検討特別委員会
23日 ハウス・グリンパーク開所パーティ:老人保健施設100床の施設。着々と進む施設整備
25日 衆議院議員選挙投票日
26日 障害者福祉センター運営協議会
27日 議会運営委員会、クリーンむさしのを推進する会総会
30日 市税減免委員会





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