●第3
号 1992年(平成4年)10月発行

多摩地区の先頭を切って
退職金手当支給条例改正案に賛成
−全国一の高額退職金10年目にして国並みへ−

 
6月8日から19日間の日程で平成4年第2回定例議会が行われた。26日の最終日、中学校給食の決議を巡り深夜まで議会が紛糾した。(山下議員の考え方は後援会だより第二号)また、一市民として参加した昭和58年の高額退職金是正騒動。あれから十年、一議員として国並退職金条例改正案に、万感の想いを込めて賛成した。

  武蔵野市の退職金といえば、十年前の四千万円退職金騒動が思い出されます。その当時、山下議員は、青年会議所(JC)のメンバーとして高額退職金是正運動に参加していました。

  JCでは、地域の行政を見直そうという運動が盛んに行われ始めた時代で、市議会各派の代表、当時の藤元市長、市職員組合の代表者の方々から話を聞き、行政の勉強をしていました。そんな中から民間企業では考えられないような給与の仕組み、「わたり制度」や「特殊勤務手当」の不合理さが明らかになってきました。そして、武蔵野青年会議所創立十周年の記念式典で、政治評論家・藤原弘達氏の「四千万円もの退職金を支払っている市長は交代すべきだ」の発言があり、退職金騒動に火がつきました。行政改革を公約に当選した土屋市長が初登庁した日からその是正の行程は多難を極めました。

  一方、市民の方でも、市職員組合の抵抗に遭う土屋市長激励のため、市庁舎にパレードをするなど大変な盛り上がりを見せました。

 この時点では、110ケ月が69.8775ケ月まで段階的に下げる案で労使が妥結して、退職金騒動に一応の終止符が打たれました。そこで山下議員に聞きました。

当時を振り返って感想は。

山下議員 この一連の騒動で真の市民自治の意味を肌で感じました。またこの経験は私の政治の原点になっています。(五月三十日に発売された「武蔵野ショック」参照)。

退職金については。

山下議員 国並というのが一つの基準だと考えます。十年目にして国家公務員並(62・7ヵ月)に是正された6月の条例については憾慨もひとしおです。

給与については。

山下議員 これからの地方行政の役割を考えると、ますます高度で専門的な知識が要求される時代になっています。そのために、優秀な人材をいかに確保するかが地方行政にとっても重要な問題です。人材確保と給与の関係は切り離せません。その前提として、私も議会で再三発言しておりますが、行政の効率的な運営が重要なテーマになってくると思います。


総会盛会裡に終わる 参加者120名

 去る六月五日、JA武蔵野(武蔵野市農協)において山下倫一後援会総会及び懇親会が開かれた。
  夕刻から降り出した大粒の雨と雷にもかかわらず、定刻には土屋市長、前都議井口秀男氏、各商店会会長を始め多数の方々が参集して下さった。
  議会での山下議員の活躍ぶりを語って下さった市長、先輩政治家として温かい励ましをして下さった井口氏など、来賓のご挨拶をいただいた。
  「すべて初体験、緊張の中にも毎日がおもしろくてしかたがない」と、山下議員から一年間の活動報告と2年目に向けての抱負が語られ、懇親会に移った。
  和気あいあいの語らいの中に山下議員への具体的な提言や要望、励ましを聞き、2、155人で担ぎだした御輿が武蔵野の地を確実に歩き始めていると実感した。また、ほとんどの参加者の皆さんが、閉会まで残って楽しく過ごしていたことが印象に残った総会だった。


返信ハガキから

 総会の出欠の返事とともに様々なメッセージが寄せられました。一部をご紹介させていただきます。

◎常に個性豊かな政治家でいて下さい。(中町Tさん)
◎会報から日夜東奔西走のご活躍がうかがわれます。(関前Eさん)
◎ノーマライゼイションの実現…期待してます。山下さんのお優しいお気持ちを大切にしていただきたいと思います。(御殿山Kさん)
◎吉祥寺の歩道はまるで自転車置き場です。歩道は歩道です。(北町Bさん)
◎市の職員数は適正でしょうか?印鑑行政の合理化を。(南町Kさん)
◎子どもや若者たちが育つ場にもっと力をいれてほしいと思います。境南にも公共の施設を充実させて下さい。(境南町Tさん)
◎中学校給食。私たち働かねばならない親の立場をもう少しお考えいただきたいと思います。(西久保Sさん)
◎中学校給食。「食」の基本的な考え方と教育的な意味からすると行政に頼ろうとするのは健全ではないと思います。(境Tさん)



今年度、議会での活躍の場決まる

 6月議会で今年度の役割が決まりました。

議会関係
常任委員会:総務委員会(市政全般を見わたす委員会)
議会運営委員会(議会の円滑かつ適正な運営を図るための委員会)
自転車対策審議会
個人情報保護審議会

会派閥係
市民クラブ幹事長



低公害ゴミ袋サンプラックコミセンで斡旋開始

 山下議員は三月議会の一般質問で、武蔵野市は他市に先駆けて新しい施策に早く取り組むが、きめ細やかなフォローなくしてはその施策は形骸化すると指摘しました。
  その例として十年前の開始時から販売枚数が伸びず、市民生活に普及していない低公害ゴミ袋の斡旋方法を取り上げ、市民に購入しやすくなるように次の提案をした。

(1)斡旋場所を市、一部のコミセンだけでなく、すべてのコミセン、市政センター、商店街の協力を
(2) 五百枚単位の枚数を、もっと少なく(後援会報第二号参照)

  その結果、七月より扱うコミセンがふえ、枚数も十枚単位となりました。  このことは、西久保のある主婦の方からの相談がきっかけで、山下議員が調査し、質問をしたものです。身の回りの小さな疑問が、市政の重要な問題かも知れません。
  山下議員にご意見をおよせください。お待ちしております。



編集後記

・それは一瞬の出来事でした。自転車に乗っていた山下議員と乗用車の接触事故。幸い怪我は大事にいたらず、一ケ月の入院治療、退院後のリハビリで完治。今年の夏は、静かに読書三昧の日々。逆境にもめげず十分に充電。行動派の山下議員。秋からの大車輪の活躍を期待しています。皆様に大変ご心配をおかけいたしました。また、後援会だよりが遅れ、深くお詫びいたします。




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