家元礼賛
裏立川流家元 立川談悟平
家元から頂戴した「お言葉」
宇都宮『ひとり会』の多幸感 (『中毒病棟』より転載)

当夜は、ダフ家が五、六人も出るほどの盛況ぶりだった。
もっとも、同じ文化会館内で、ナニガシという若い 「 芸ノー人 」 のコンサートもあったとか。
家元。 開口一番。
「芸っていうもンはァ ・・・。
自分より、歳上の人のモノを聴くもんじゃござんせんかねェ ・・・」
(その通りッ!)\(>o<)/
と、思ったのは、私ひとりではなかった筈。
  
家元。 当夜は、マクラに、十ばかりの噺を『五目噺』として、軽く話されましたが、
ゲラゲラ受けているのは、私を含めて、ほんの数名ばかり(500名近い客席で・・・)。
それで、家元
「これ、わかんのは、キチガイだけだな・・・」

そして一転して、私も聴き慣れぬ「○○○」の抜き読みを、講談調に一気加勢に
語り通すこと、十分ばかり。
その見事な口調に、会場、水を打ったような静謐さ。
老若男女、皆、目前の大名人の話術に魅了されている。
まだ、マクラなのに・・・。
で、家元の
「○○○の、抜き読みであります。」
に、場内から割れんばかりの拍手・喝采。
正調で端正な 「 日本の話芸 」 に、隣席の女子校生と思しき子も、母親と共に、
溜め息を洩らしていた。
 
本編は『浮世根問』。

仲入りのとき。
新刊の『家元を笑わせろ』を購入した。
そして、これまで、何度も御署名をいただいているので、洒落に
(よし。いっちょう、〈裏立川流家元〉とでも書いてみよう・・・)
と、ナントモ大胆な(恐いもの識らずの!)名札を挟んで、販売係のお弟子さんに手渡した。
(さあ。本家、お家元。どう、受けるのか。
 ハネるのが楽しみのような、恐いような ・・・ )

後半は『宿屋の富』。
完璧の一言。
もはや、ノー・コメント。
家元。 圓朝来の、志ん生・文楽・金馬・三木助・可楽・柳好・圓生・小さん
・・・それら全ての名人を包摂し、完全に昇華している。
私の眼には、
「落語の大名人・立川談志が存在している」
のではなく ・・・
「落語という存在が、立川談志している」
(ナンダカ・ワカンナイ・・・)
と、思えて仕方がなかった。

そして、帰りしな、先の御著書の扉を開いてみると

「 裏立川流家元 江
        このバカヤロウ奴
                   立川談志」

と、あるではありませんか。
(してやったり!!・・・) ( v^-゜)♪

当日の幸運はこれだけではなかった。v(^o^)v
ナント!
閉演後、家元は、9時10分の上りで東京へ。
私は9時20分の下りで家へ。
その10分間の 「 天の配剤 」 で、私は改札前の土産店をブラブラ覗いておられた
家元に、何の躊躇も、臆することもなく
「師匠! ただ今、お噺を伺ったところの帰りです!」
と、気軽に声をかけることが出来たんですね。
(ほんとにもう、そんな、度厚かましい自分を誉めてやりたい・・・)

家元は、柔和なニコやかな表情で振り向かれ、私の
「今夜は最高でした!」
という感激ぶりに好感を示して頂いて、しばらく立ち話をさせていただいた。
それは夢のような時間であった。
そして、私は、万が一のチャンスがあったら、と用意していた色紙を取り出し、
その場でお気に入りのフレーズを戴いた。

それは、鬱病だった私にぴったりの、

「 時雨降る一日
  ゴロリと横ンなって
   雨だれが庭の土をうがつのを
    陶然とみている 」

という、名著『世の中、与太郎で えじゃないか』にある
なんともポエジーなフレーズである。

私は、家元に握手をしていただき、お乗りになった 「やまびこ」 のテールランプが
遥か向こうに霞むまで、合掌して、無事の御帰宅をお祈りした。 (−人−)




平成10年10月第13回『仙台ひとり会』(『中毒病棟』より転載)

この晩の『蝦蟇の油』は、
例の口上を、正調・泥酔調に加えて、
ニュヨーク? での売買というシチュエーションで、
ナント! ブロークン・イングリッシュ・バージョンを家元は熱演した。
その、見事なこと!
そして、アッと言わせ、思わずウナった、最高の落ち! \(@_@)/
スゴイッ! の一言だった。
さすが家元。
見事に「伝統と現代」がマッチしていた。

この日、枕に語られた小噺集も秀逸で、
家元自らが「可愛いらしい噺」とおっしゃった「コーラス・グループの小噺」も、
とてもほのぼのとして、この日の素敵なお土産になった。\(・∀・)イイ!☆☆☆

後半の『鼠穴』は、集中した熱演で、サゲのあと客席から大喝采が上がり
「ウマイッ!」                  ( ^^)//パチパチ ☆*:.。(^^)。.:*☆パチパチ\\(^^ )
との大向の声も掛り、家元御自身も
「いい出来だった・・・。
 ありがとうございました・・・」
と、なんとも素晴らしい一席でした。(T0T)

私は早速、出たばかりの第3弾CD集を買い求め、
家元御自身にサインを頂戴いたしました。
地方の「ひとり会」ならではのサービスなのでしょうが、
家元は毎回、ロビーに出られて、気さくにファンに声をかけながら、サインをされています。

我が家には、
「世の中、二つ善いことはない」
「ゆっくり、ゆっくり、生きりゃいい」
など、家元直筆の色紙が数十枚あります。
家元は
「五千円以下で売っちゃダメだよ!」
と優しく微笑みながら、おっしゃいました。
どれもみな、我が家の家宝であります。 (/^^)/・*:.。.□



平成12年第15回『仙台ひとり会』(『中毒病棟』より転載)

1年ぶりの家元の顔見せとなった『仙台ひとり会』。

あいかわらずの大盛況で、立ち見客もワンサカ・・・。
そして、家元のあの分厚い書籍の山積みが、それこそ飛ぶように完売。
家元の本は、発売日に即日書店で買わせて頂くのが、
家元礼賛者の常道ゆえ・・・。
『ひとり会』では、真の? 家元ファンは、
家元の「自家製袋付き千社札」であるとか、
最近の超目玉である「箱書き」がターゲットなのである。

この日も、開演30分前に入場した私は、ナニにも目をくれず、
真っ先に、家元の手ずからの箱書きをゲットした。┌( ̄^ ̄)┐GET!☆
2ケで5000円。
安い! 安い!
ー(^O^嬉)ー
真の人間国宝の直筆が、箱の表裏2面に、計4面の言葉が記されている。
ちなみに、この日は

「半分あればいいや」
「逃げろ 逃げちまえ」
「努力とは馬鹿に恵えた夢である」
「暇ができたら寝てること」

これらの言葉に、毎日囲まれているシアワセは、
家元ファンでなければ分かるまい。

当夜の出し物は、『天災』と『黄金餅』。
二つの噺を拝聴していて、つくづく、
(家元は「江戸っ子」だなぁ・・・)
と、その見事な啖呵廻しに心酔した夜であった。

もうホントに、家元、万歳ィーッ!!
ついでに、キムジョンイル、マンセーイッ! \(^^\)(/^^)/
棚倉『ひとり会』の悦楽 (『中毒病棟』より転載)
 
鄙(ひな)には稀な、近未来的文化ホール〈創美館〉に家元がおいでになった。

開口一番、
「文化のない町ほど、立派なホールを造るもんだ…」
と、先制ジャブ。
会場はこの洒落に大受け。ギャハハ _(_ _)ノ彡☆バンバン!
瞬間、家元の顔がピカッと光った。(☆。☆)
瞬時の“つかみ”によって、客質と笑いのレベルを悟ったようであった。

そして、“見た様ネタ?”で
「後ろは、ずいぶん空席があるけど・・・、
そこがちょうど、こっから見ると真っ正面で、
目に入っちまうんで…」
に、また大爆笑。 q(≧∇≦*)(*≧∇≦)p

咄の途中で、遅れて入ってきた青年に
「空いてる所どこでもいいから、坐りなよ…(全指定席)」
と、咄を中断してやさしく語りかけ、
客席に向かっては
「この状況を無視して喋るのも、不自然でしょ…。
さりとて、ハナっから説明してやるほど親切じゃないけど…」
で、またバカ受け。
会場はいっぺんにアットホームな雰囲気となった。o(^-^)o o(^o^)o o(^^)o

前席は、
「う〜ん…。ナニをしゃべろうかなぁー…」
としばらく迷った後、
「わたしが一番好きな咄をしますんで…。
みんなにも好きになってもらいたい・・・」
と『よかちょろ』をたっぷり。
今輔風オバアさんも登場し…。
若旦那はじめ、おとっつぁん、番頭、を演じる家元の声の張ること、張ること。
凄まじいほどのテンション。(σ゜∇゜)σスゴイ!

私はかつて、黒門町の文楽師匠が晩年、医者に
「体力をつかう『愛宕山』とかは、演じないように」
と注意されていたという逸話を思い浮かべた。
家元だって、喉を手術しておられる。
なのにこの全力投球・・・。
これぞ、よき客を前にした芸人・落語家の性(さが)なのか。
国立を辞めての地方公演。
笑いの伝道者の姿なのか…と、目が潤んだ。(・_・、

仲後は『疝気の虫』。
虫たちの肋(あばら)を昇る大熱演。
そばを食べながらの奇天烈な踊り。
そして、サゲの見事さ・・・(「別荘がなかった」ではなく…)。

カーテンコールの幕上げ後、地方での公演らしく、
少年が「純米大吟醸」のボトルを舞台の前に寄って、ポンと差し出した。凸\\(^.^)
家元、ニンマリ微笑まれると、袴の裾を持ちながら高座からおり、
それを受け取って、坊やに握手を求めた。( ´ー`)_ _ (^.^)

「これ、坊やンちで造ってんの?
大丈夫だろうな…(笑)。
やっぱりコレやったあと(『疝気の虫』のアバラ昇りのしぐさ)、
花束は似合わねぇもんなぁ…(大爆笑)。

坊やの歴史に、今日、立川談志を聴いた、
っていうことは一生残るよ…(笑いと拍手)。
変なことやってたおじさんがいた…って(爆笑)。

今夜は、この立川談志のために、
時間を裂いてくれて、ありがとうございました…(割れんばかりの拍手)」
                        ( ^^)//パチパチ ☆*:.。(^^)。.:*☆パチパチ\\(^^ )
終演後のロビーは、笑顔・笑顔の人々でゴッタがえし、
皆幸せなそうな気分を味わっているようだった。
☆☆☆(^0^)(*^o^*)(●^ε^●)(^(エ)^)( ´ー`)(・∀・)(^-')(^=ω=^)☆☆☆

「おもしろかったねェ。
もっと恐い人かと思ったけど、やさしい目ェしてた…」
と農家のオバちゃんらしき人々の噂話を小耳に挟みながら、
私も気分よく山ン中の近未来ホールを後にした。
 
この日、会場でCD集の第4弾を購入した。

お弟子さんに
「これで、お願いします・・・」
と言って、与太郎銘で署名をお願いした。

で、書いて頂いたのが、コレ。
家元、この夜は、本当に気分がよかったのだろう。
会津若松「ひとり会」の驚愕 (『中毒病棟』より転載)

白虎隊の地、会津若松は鶴ケ城に隣接したホールに家元が来られた。
都会と違い、草深い田舎街のこと、客の入りが心配されたが、
杞憂もいいところで、大ホールは満員御礼。
(さすが家元!)
とまず驚いた。

そして、地元のジッちゃん・バッちゃん、オトッつぁん・オッカさんが
入れ歯をほき出して大笑いしている。
何という、反応のよさ!
これとて、家元の技芸のなせるワザであろう…と、また驚き…。

しかも、IT先進校・会津大学大学院もある土地柄か、
その筋のインテリ教授連やハイテク学生らしき顔ぶれも多く、
家元のハイレベルな笑いにも即レスが返ってくるので、
都会で独演会を聞いているかのようでもあった。
 
家元、
「会津には、思い出がある…」
と仰って、かつて某代議士センセイの選挙応援と葬儀に来られたことを
マクラに話された(これは『談志受け咄』にも書かれておられた)。

前席は『根問い』もの。
場内爆笑の渦。

仲後は『らくだ』。
これまで幾度も聴かせていただいたが、細部に新たに工夫された処があり、
日々、進化・変化(へんげ)している家元の精進に、驚いた。
臨席の見知らぬご老人とも顔を見合わせて
「う〜ん。ウマイですねぇー」
とうなってしまった。

全身汗だくの大熱演をされた家元だったが、
終演後、ロビーのサイン会で
「汗かくのは体調がよくないンだよな…」
と・・・。
その家元の背中を、一生懸命にタオルで拭いておられた
御子息の慎太郎さんの姿が、とても印象的で、
(ああ。いい父と子の姿だなぁ…)
と思った。
この日、頂いた色紙は・・・コレ。
「エッ!!」
と息を呑んで、
目を丸くしていると・・・。

家元
「こりゃー、たいへんなモンだぞー」
「・・・・・」
「いらねぇーなら、やらねーッ!!」
とすこし気色ばむ家元。
「い、いただき、マス・・・」
と、ビビッていると・・・
「価値観の違いだなッ!」
と、やや憮然と楽屋へ
引き上げていかれました。
帰り道・・・、
家元の洒落を受け止め損ねた自分を
悔やみながら
「あー。まだ、オレは落語道に暗いなぁ・・・」
と落ち込んでいたら、
しっかりとオーピスに引っかかってしまい、
罰金7万円の免停なり!

これがホントに
「穴に落ちた!」
洒落の道はキビシーッ!\(>o<)/
まほろば『ひとり会』の満悦  

仙台の隣は、大和町。

その日は、朝からの大雪。
白銀に包まれた田園の<まほろばホール>において、家元がおいでになった。

開口一番。
「昔ィ・・・。
私ゃ、根の白石という処に疎開してましたんでェ・・・。
仙台は、思い出深い処なんですね。
ナンダッチャ・・・なんて、喋れますから(爆笑)」

根多は『松曳き』と『ろくろ首』。
家元演ずる与太郎を久しぶりに聴いた。
(何をやっても上手いなぁ・・・)
と再認識されられた。

CD集全60枚を毎日、聴いている私ですが・・・。
やはり、ライヴでの家元は、雪国の風花・ダイヤモンド・ダストのように
キラキラと神秘的に輝いて、それは見事なものである。

当夜は大雪のせいで、私は足止めをくい、近くの宿に泊まることになった。
それで、家元のご著書に
「居残り佐平治」
と書いて頂いた
宇都宮『ひとり会』の不思議  

その夜。
家元は、たいへんな風邪を召されていた。
「ボーッとして、むこうが霞んでみえるのも、オモシロイな・・・」
という具合。

前席はカントリー・スタイルで登場してのスタンダップ・トーク。
ジョークをいくつか話しをしている処に、
突然! インド人の闖入!

家元が
「おいで。おいで・・・」
と、平気で舞台に上げてしまった・・・。

客席は、ハプニングなのか、演出なのか、
半信半疑のまま・・・ハラハラ。
不思議な掛け合い漫談にしばし目を奪われた。

途中、野暮なオバさんが
「談志さんの芸を見に来たんですけどッ!!」
と野次を入れて、家元が
「ま、ま、ま・・・・」
と諌める場面もあり、ハラハラ・ドキドキ。

そして、『三方ケ原軍記』をインド人との掛け合いで
「パン・パン・パパン・パンッ!」
と、CDで若き日の「チャラーンのこん平」とやった
例のやつをやってみせた・・・。
場内、拍手喝采。

ステージそのものがイリュージョンのような、不思議な時間であったが、
家元の珍しい舞台を体験できて、得した気分でもあった。。

仲後は『つるつる』。
本題の仲で、さりげなく
「・・・・サクラもわかんねぇんだから・・・」
とポソリ・・・と、セコキンを揶揄する一矢を放ち、
私は
(そうだ。そうだ)
と溜飲を下げた。
(家元が風邪で辛い処を、一生懸命サービスしているのに・・・)

噺の途中、ケータイが鳴った。
瞬間、場内がシーンと固まった。
私は、冷や汗がドッと出た・・・。^_^;
・・・が、家元は
「電話だよッ!!
忙しかったら、落語なんぞ聞きに来なけりゃいいのに・・・」(~_~メ)
とシャレてみせた。
この一言で、客は救われた。

まったく、この晩の客の了見は
「呆れカラスの背中チャンギリ」で・・・。(*`ε´*)ノ☆

前年は満席だった『ひとり会』だったが、同夜は
『渡 哲也のディナー・ショー』があったとかで、七部の入り。

ともあれ、不思議な一夜だったが、帰り際、脳裏にしきりと浮かんだ句があった。
それは・・・

  初雪や 
     いちばん目立つ
             印度人         (^▽^)>テヘヘ…♪   
この日は、ご著書に、家元の大好きな
フレッド・アステアの名前を戯れて所望して
みたが、そのまま書かれてあって、
いつものように、シャレたレスが返って
こなかった。

やっぱり、風邪でよほど体調が
悪かったのであろう。
そのまま書いて頂いただけでも
ありがたかった。
(T人T)スミマセン・・・
2004米沢『ひとり会』の愉悦

上杉公のお膝元、米沢に家元が来られた。

会場は近未来的ホールながら、場外は一面の積雪。
一列車に乗り遅れて、開演時間ちょうどに飛び込むと、
出囃子がすでに流れていた。

ロビーの即席販売に駆け込んだが、
既に著書も完売・・・とのこと。
この日も、直筆物ゲットを期待していたが
大遅刻のため、半ば諦めていた。

仕方なく指定席に腰を落ち着けると、
メクリには家元の名前が・・・。
(そうか・・・。もう前座はナシなんだ・・・)
と、以前、家元の
「もう、前座なんか、必要ないでしょ・・・」
という言葉を思い出していた。

いきなりの家元の登場に、場内、ワッと拍手が湧く。

いつもの調子。
米沢への思い入れを語りながら、耳新しいジョークがポンポン飛び出る。
それだけで、もう嬉しかった。
遥々、来た甲斐がある。♪〜(=^ε^= )

『浮世根問』かと思ったら、途中から
「ここから『やかん』をやるからね」
とサービスしてくれた。
たっぷりやって頂いて、仲入り。

一番にロビーへ出ると、
勘が当たって、直筆物が2点出されていた。
長年、地方の『ひとり会』へ通っている者の情報戦の勝利!
ヨッシャー♪ o(> w <)〇゛ 
という感慨に耽りながら早速購入した。
しかも安い! 2点で2.000円。

1枚100円の「千社札が貼られた直筆サイン名刺」も
5枚ばかり入手した。
だって安いもん!

諦めていた直筆物が手に入り、ホクホクとして
席に戻った。

<(^.^)> シアワセ♪〜

後席の『へっつい幽霊』が始まった。
途中、三木助の
「塀越しの話で、間違ったらゴメンなさいよ・・・」
という例のクダリを、解説の「入れ込み」で演ってくださった。

いくつか「入れ込み」があって、トントンとサゲまでいくと、
起きかかる拍手を制して、
「こういう演り方もあるんです」
と、家元は新工夫のサゲを見せてくれた。

これがまた、見事であった。
従来の
「決して、お足は出しません・・・」
より、現代では、家元のサゲの方がずっと秀逸である。

昔、家元に頂いた
「伝統を現代に」
という色紙の言葉は、まったくもって、有言実行の言葉であったことに
あらためて感服した。
こんな風に額装して、書斎のデスク
前に飾ってみたが、
すこぶる気分がイイ!

\(・∀・)イイ!☆☆☆

わが自戒の言葉としたい。( ̄^ ̄)
この日の大収穫!(*・∀・)!ムン 

「大将 
    何か呉ださいよ
             ネエ・・・・」

野幇間・一八の科白だ。
イイ了見だねぇ・・・。

今、一番のお気に入りの色紙で、
寝室の枕元に飾ってある。
家元の金言







『家元語録』
家宝!「家元の色紙」
家元雑考
名人たちの色紙
<検索用語 家元 立川談志 落語  落語家  立川流 礼賛 ひとり会 感想 色紙 サイン >