照明をセレクトするのは結構大変です。メーカーは毎年新しい商品をだしますが、カタログから消える照明も少なくありません。何年かで淘汰されるデザインのものは選ばないようにしていますが、なかなか時間に耐えるデザインは少ない気がします。 船舶用照明はもともと船で使用する目的で造られたものです。実用からきたシンプルなデザインで、丈夫で安価です。素材は塩害に耐えられるように真鍮製です。照明メーカーにも似たようなデザインの照明がありますが、比べれば、やはり本物の船舶照明に軍配が上がると思います。 ブラケットタイプや吊るすタイプ、門等の上に設置するタイプ等いろんなタイプがあります。 独特の形なので、どんな住宅にもフィットするわけではありませんが、大手照明メーカーにはない味のある照明だと思います。 代表商品:株式会社 松本船舶電機製作所 一号デッキライトゴールド http://www1.ocn.ne.jp/~matsusen/product/pro_b/index.htm
居間と外部の木製デッキがうまくつながると、内部空間が非常に広く感じます。出来れば段差をなくし、建具を大きく開ければ中と外が一体になるようにしたいところです。 アルミサッシでは実現出来なかったため、オーダーの木製建具のディテールを工夫して、なんとか空間が連続するように工夫してきました。 最近になってバリアフリー化の推進により、既成のアルミサッシでもいいものがでてきました。YKK APのワイドスライディングという商品です。その特徴を挙げると、 1.下枠がフラット形状 2.3枚障子で、3本レールなので、開けたときに2/3の広い開口を実現している。 3.連動開閉機構がつき、開閉するとき中央の障子もスライドする。 4.クレセントレス、戸先隠し框等デザイン性も良い。 大きな特徴は以上です。このような大開口をした場合、網戸がどうなっているか気になるところですが、網戸用レールが2本、網戸が2枚あり問題ありません。 マイナス点としてはやはり価格でしょうか。しかし居間や、食堂の前の窓一箇所だけと考えれば、ここ以外の予算を削っても検討する価値があるかもしれません。 代表商品:YKK AP ワイドスライディング
洗面やキッチンの水栓は洗面ボールやキッチンのメーカーの水栓をセットで使うことが多いのではないでしょうか。現実に私共の事務所でも9割はそのように水栓を選んでいます。 しかし水廻りにかなり思い入れがある時に検討する水栓がグローエです。 グローエはドイツに本社のあるヨーロッパ最大の水栓メーカーです。国内外のホテルでかっこいいシャワーだなと思ってメーカーを確認するとグローエの確率が高いのではないでしょうか。 デザインもかっこいいのですが、品質に関しても国産品を一歩リードしていると思います。特にハンドルを廻したときの重厚感は抜群です。よく車の好きな人が、ドイツ車のドアの開閉は日本車と全然違うと言ったりしますが、それと同じような感覚かもしれません。 シャワーに関してもかなりこだわりをもっていて、何段階かのマッサージ機能や、角度調整が自在に出来るシャワーシステム等、新しいシャワースタイルを提案しています。 東京では新宿のリビングデザインセンターにショールームがあります。実際に見て触れることでグローエの水栓、シャワーの良さが実感出来ると思います。 グローエジャパン梶@ http://www.jp.grohe.com
LEDの照明が徐々に増えてきました。LEDは半導体そのものが発光するので、電球のようにフィラメントがありません。消費電力は5形豆球の約1/10、寿命は4万時間、そして驚くほどコンパクトです。 照明のカタログに掲載されている電気代はフットライトなら1日10時間点灯させて、一ヶ月の電気代は約4円です。 また、門扉周り等、照明器具を目立たせたくない時ににも威力をはっきすると思います。かなり小さな照明器具があります。 値段もだいぶ下がってきたようです。 代表商品:松下電工LED照明
リフォームの時に便器はそのままで、ウォシュレットだけを付けたいという方が多いと思います。そのときに、どんなウォシュレットを選んだらいいのでしょうか。初めて選ぶときはカタログをみても良くわからないと思います。 ウォシュレットが出始めのころはお尻を洗うという機能だけでした。それが最大の機能なのですが、最新のものはさらに進化しています。 1.便器洗浄付:名前の通りリモコンでトイレの洗浄をします。無理な姿勢でタンクに付いているレバーを回す必要がなくなります。機種の中には用が済んだらセンサーが大、小を判断し、自動で流すタイプもあります。(既存の便器の中には設置できないものもあります。) 2、瞬間給湯式:お尻を洗うお湯は、出始めの頃は貯湯式のタイプしかありませんでしが、現在の上位機種には瞬間給湯式のものが出てきました。タンクが要らないこと、湯切れがないこと、保温電力が要らないこと等のメリットがあります。 3、リモコン便座、便ふた開閉:リモコンにより、便座や便ふたを開閉します。センサーで感知して、開閉するオートタイプもあります。腰をかがめる必要がなくなるメリットがあります。 4、オートパワー脱臭:センサーで感知し座ったときに自動で脱臭し、立ったときに吸い込み量約2倍のパワー脱臭に切り替わります。使用してみるとかなり効果があります。 その他にも多くの特徴があります。 もちろんいろんな装置が付いていたほうが便利なような気もしますが、装置が付いていればそれだけ値段が高くなってしまいます。また機械的になれば将来壊れる可能性が高くなるのも事実です。 それでも便器洗浄機能のように便器を変えることなくリモコンで洗浄させることが出来るのは画期的だと思います 代表商品:TOTO アプリコット
2000年にスタートした生活情報ページのNO1で紹介した電球型蛍光ランプも現在かなり進化しました。 以前弱点だった立ち上がりの遅さ、器具の大きさもほぼ改善され、量販店の店頭の特売にも並べられ値段も安くなりました。 今回紹介するパールボールは中国で造られ日本に輸入されている商品です。国産では現在ラインナップのない40Wの消費電力で200Wの明るさ得ることが出来る電球型蛍光ランプです。 大人だけでは問題のなかった部屋の明るさも、子供が本を読み始めると目が悪くなるのが心配でなんとか明るくしたいという人にぴったりの商品です。 私も自宅で6OWのスポットライトのランプをパールボールに変更していますが、圧倒的な明るさになっています。1年以上使用していますが、耐久性も、性能も問題ありません。 弱点としては器具がやはり大きなことと、専門店ではないと購入できないことです。 (東京近郊だと、秋葉原のランプ専門店と東急ハンズで販売しているのを確認しています) 日本グローバル照明潟pールボール http://www.ngl-j.com/
システムキッチンはそれぞれのメーカーで毎年新しい機能やデザインのものが発売されています。機能の進化は驚くばかりですが、ほんとにそれが必要な機能なのか、耐久性がどの程度あるのか等よく考えなくてはなりません。 クリナップのシステムキッチンはスーパーサイレントeシンクという新しい機能のシンクになっています。 このシンクは水を出したり、お皿を置いたりしても、ほとんど音がしません。床面だけでなく側面にも制振構造にしたために剛性があり、しかも作業音を小さくするということに成功しています。カタログ上の数値では、60dBの音が35dBまで低減されるようです。音の静かさという基本的な機能を向上させたことが評価出来ます。 ショールーム等で現実に体感すると音の静かさが良くわかります。 キッチンと居間や食堂が近いオープンキッチンのプランにはこの静かさはかなり魅力的です。 静かさ意外に、汚れが落ち易いこと、傷が付き難いこと等基本を見直して質を向上させたいいシンクだと思います。 代表商品 クリナップ スーパーサイレントeシンクhttp://www.cleanup.co.jp/
世界最大の家具ショップIKEAが船橋のララポート近くにオープンしました。TVや雑誌等で紹介され、名前を聞いた方も多いと思います。 私も所長といっしょに平日の午後に見学に行って来ました。広さや価格、ブースごとの展示等はマスコミの紹介通りです。かなりインパクトがあると思います。 では実際にこのHPを見ているような住宅をこれから建てる人の参考になるのでしょうか?私はかなり参考になると思います。 IKEAに置いてある商品は家具だけではありません。洗面で使える収納付の鏡から、フック、タオル掛、さらにホテルの浴槽にあるソープディスペンサー、セミオーダーキッチンまであります。 それ以外にも建築的に使えそうな、ワイヤーシステムや照明、収納家具もガラス扉の付いたモダンなものから、クロゼット内部で使える扉のないタイプまでかなりあります。 しかも価格はかなり抑えてあり、同じようなものを造付で造るよりも全然安いと思われます。 もちろん、全ての商品がいいわけではありません。値段どおりの安っぽいものや、耐久性に問題ありそうなものもありました。 しかし最大の魅力は実物を見て触って確かめられることだと思います。可能であれば1回行っただけで購入するのではなく、自分達にその商品がほんとに必要なものか、空間にマッチするのか等よく検討しましょう。もし、設計者がいればいっしょに見に行ってもらうのもあると思います。 IKEAの登場でちょっと新しい家造りが出来るかもしれません。 IKEA www.ikea.jp
最近オール電化の住宅が増えてきました。当然コンロはIHになります。IHとガスに関しては以前のNO35にも掲載してます。 では現在のガスコンロはどんな形で進化しているのでしょうか? IHのフラットでクリーニングしやすいという利点と同様にガスも上位機種はガラストップになっています。これは耐熱ガラスをトップに使用しているのでさっと拭くだけで汚れが落ちるというものです。またそれ以外にも内炎バーナー、汁受けレス等、それぞれのメーカーで手入れのしやすさを競っています。 また、温度調整機能の付いたタイプであれば、揚げ物の温度等を自動調整してくれたり、鍋でご飯が自動で炊けるたりします。 安全装置では、鍋があるかどうか検知して、点火しない鍋無し検知機能、天ぷら油過熱防止機能、焦げ付き防止機能等がついているタイプがあります。 古いコンロを使用してきた人が最新のガスコンロを使用すると、その進化に目を見張ることと思います。実は私も最近コンロを最新機種の物に変えました。掃除のしやすさも変わりましたが、コンロで簡単にご飯が炊けることにびっくりしました。時間的にも電気炊飯器よりも早く炊けて、ごはんの味もおいしいような気がします。 代表商品 リンナイ梶@ガラストップコンロ
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