設計のプロセス



 私達が家の設計を依頼された場合、どのようなプロセスで設計を進めるか、ご説明します。

 大きな流れとして
 基本設計----実施設計---図渡し、予算調整---工事監理
 このように進んでいきます。 ひとつひとつ説明していきたいと思います。



基本設計

 設計の依頼があると、まず施主に簡単なアンケートをお願いし、どのようなことを望んでいるのか、把握する事から始まります。家族の状態、考え方、毎日の生活等あらゆることをヒヤリングしていきます。

 敷地の調査も重要です。境界や近隣の状態はもちろん、風、光、水といった自然の状態、地盤調査が必要かどうか、電気、ガス、水道、下水がどうなっているか等調べていきます。

人、敷地、この部分に関しては、当然同じものなどありません。この部分の調査、把握が、計画にひじょうに重要になっていきます。
 その他法規や条例等を調べて、設計に入ります。

一般的には、縮尺1/100程度の図面で打ち合わせをスタートし、打ち合わせを重ねながら、立面、断面等を決定していきます。

 基本を決定するわけですから、一番重要なプロセスです。

 模型製作も基本設計の重要な仕事です。最初縮尺1/100の外観模型を製作し、実施設計時には、1/50の外観、内観模型まで作り、検討していきます。


実施設計


 基本設計を元に、実際に工事ができる図面を作成していきます。

 基礎や柱等、構造的な部分から、レバーハンドル、収納のつまみ等細かい部分まで決定し、図面に書き入れていきます。

 使用する材料を、できるだけ具体的に決定していくことにより、品質が向上し、施主、工務店の意思の食い違い等が少なくなり、見積等の比較も容易になります。
 


図渡し、予算調整

 図面を工務店に渡し、見積をとります。工務店は事務所で紹介したり、施主の知り合い等さまざまです。何社か見積をとる場合もあります。

 工務店からの質問等を受け、でてきた見積と施主の予算の調整を行います。それが終了すると契約条件の調整、立会い、着工日時の調整を行います。



工事監理

工事が始まると監理業務を行います。
 監理とは設計どうりに工事が行われているか、定期的にチェックする作業です。

 通常は1週間に1回程度現場にて検査や、打ち合わせを行い、仕上前くらいからは工程に応じて、頻繁に現場に行く事になります。施主との打ち合わせをしながら、できていく空間を常にチェックし、仕様や色の決定、問題等の検討をしていきます。

最終的な検査と追加見積のチェック等も工事監理の仕事です。




一般的な規模の住宅のスケジュールは、

基本設計 ・・・6週間以上
実施設計 ・・・3-6週間
図渡し、予算調整 ・・・3-4週間

この位が目安になると思います。よって設計依頼から着工まで約3ヶ月から4ヶ月位みていただきたいと思います。

 設計
のプロセスが理解できたでしょうか。もちろんここに表したのは一つの例で状況に応じてさまざまなプロセスがあります。
 もっと早くやりたい、もっとじっくりやりたい等、状況に応じて対応しています。ご相談下さい。


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