生活情報ページ-5


NO41 エコジョーズ 2003.7.1

 最近東京ガスのCMでエコジョーズという給湯器の宣伝をしています。カタログをみると潜熱回収型給湯器となっています。
 だいぶ前の冬の夜、自宅の給湯器の前を通る機会がありました。かなり寒かったので給湯器からでてくる廃熱の暖かさにびっくりしました。真剣にこの熱を自宅のなかのファンヒーターとして使えないか考えたくらいでした。
 エコジョーズという給湯器はこの熱い廃熱を外気に出す前に再利用しているものです。おかげで熱効率が80%から95%になり、CO2の削減や省エネになるというシステムです。
 また問題点として、販売されたばかりなので、バリエーションがまだあまりないことと、値段がまだ少し高いこと、また一般の給湯器と違い、エアコンのように排水ドレインが必要なことです。
将来、このシステムが給湯器の主流になっていくのではないでしょうか。

代表商品:東京ガス エコジョーズ



NO42 自然塗料 2003.8.1

  フローリングを使用する時に既製品の場合は塗料は工場で塗ってあるので、現場で塗装することはありません。しかしムクの床材を使用する場合は何を塗ればいいのでしょうか。
 昔のお寺の床にはヒノキや杉の床材が使われていて、傷つきながら黒光りしているのを見たことがあると思います。多分昔は塗料などなく、なにも塗らずに、汚れては雑巾がけし、米ぬか等で磨いていたのだと思います。塗料の役割は、木の表面に膜をつくり、傷と汚れが付きにくくすることです。しかし反面表面に膜を造る事で木の質感が変わってしまうのも事実です。
 現在ムクのフローリングに塗る材料としては、自然塗料、WAX、ウレタン等が考えられると思います。どれがいいかは一概にはいえません。
 私の家のフローリングにはオスモというドイツの自然塗料を使用しました。浸透するタイプなので膜をつくらない為、木の質感は損なわれません。しかしウレタン等の塗料と比べ傷や汚れはかなり付きます。また耐用年数も短いので、定期的に塗っていかなくてはなりません。(塗り足すのは結構簡単に出来ます)もう5年くらいたちますが床材が柔らかいパイン材のため本当に傷だらけです。2年まえから中型犬のビーグルを室内で飼い始めたのも原因です。
 しかし私は傷だらけで少し汚れている我が家の床は結構気に入っています。本物を使い込んだ味がでているからです。
 またその塗料が安全であるかというのも大事な要素だと思います。私の家の犬はしょっちゅう床を舐めています。それを見ると安全な塗料を塗っといてよかったと思います。

代表商品:日本オスモ オスモ



NO43 常時換気機能付レンジフード 2003.10.1

 7月1日から居室に関しは全て機械換気が義務づけられるようになりました。住宅で24時間換気扇を廻すというのもどうかと思います。いろいろ問題もある法規だと思いますが、文句ばかり言っていても始まりません。
 居間食堂とキッチンが近い関係であれば最近発売された常時換気機能付レンジフードをお勧めします。レンジフードは一般的に強中弱の風量がありますが、それ以外に常時換気のモードがあります。そのモードにすると弱の風量の半分程度の風量で換気を行い、一般的なLDKであればそれで24時間換気をすることが可能です。音も気にならないレベルです。
留守がちな家では特にお勧めです。

代表商品:各キッチンメーカー、換気扇メーカー



NO44 Zライト 2003.12.1

 子供の勉強机や、書斎の机に置くスタンドはそれぞれのメーカーでいろんなタイプが出ています。どれがいいかはそれぞれ一長一短あると思いますが、私はZライトを使用しています。
 Zライトは日本の山田照明がつくっています。このブランドは私が子供のころからありました。昔はTVでCM等していた時期もあります。現在はそれほどメジャーではないかもしれませんが、デザイン的にも、機能的にもかなり優れています。
 机の端にクランプで固定し、独特の構造により思った位置に光源を持っていくことが出来ます。デザインも多くのスタンドがGマークをもっています。
 先日私が8年くらい前から使っているZ-618というスタンドの根元部分が折れてしまいました。商品自体まだあるか心配しましたが、ちゃんと最新のカタログにでていました。大変気に入っていたので、修理してもらい、問題なく使用できるようになりました。
 ずっと使っていきたい道具だと思います。

代表商品:山田照明 Zライト Z-618



NO45 有孔折版 2004.2.1

 建築の既製品以外にも、土木や設備関係に使用しておもしろい材料があります。
 今回紹介するのは、海の近くや、雪害のある地方の道路に沿って防雪、防砂、防風棚として使用している有孔折版です。
 厚さ1.6ミリの鉄板に孔明加工し、折版状に加工したものです。仕上げは基本的に溶融亜鉛メッキで銀色に光っています。
下記の画像はマンションの塀として使用した例です。一番の特徴は風は通しながら隣からの視線をやわらかくさえぎることができるという点です。一般のフェンスでは見えすぎる部分にはかなり有効だと思います。
もちろんブロックやフェンスの変わりに住宅の塀に使うことも出来ると思います。




代表商品:鞄本パーツセンター 有孔折版


NO46 ガルスパン 2004.4.1

 ガルバリウム鋼板という材料はNO24でも取り上げました。屋根で使用するのが普及しましたが、最近ではさまざまな方法で外壁にも使われています。
 外壁で使用しているガルバリウム鋼板は大きく分けて2種類あります。一つは鋼板を瓦棒や立ハゼに現場で加工して外壁にしたり小波や大波のなまこを張ったりする現場加工タイプ。もう一つが、いわゆるメーカーがだしている既製品です。
 私共の事務所でもさまざまな方法でガルバリウム鋼板を外壁に使用してきました。それぞれ一長一短あると思います。外壁に使用する場合、屋根と違い、防火構造が要求されることがあります。その場合ガルバリウム鋼板だけでは対応できないので、下地を検討しなくてはなりません。また断熱に関しても検討が必要です。
 今回初めてメーカーの既製品、ガルスパンという外壁材をを使用しました。この材料を選択した理由として
1.立リブの形状でガルバリウムの質感がでている商品が今回の建物のイメージに合った事。
2.防火構造だったこと。
3.裏面に断熱材が貼ってあり、外側である程度の断熱ができる事。
4.経済的であること
以上の点でこの商品を選びました。
既製品の使用ですが、コーナー等の役物は現場で加工したものを使用したり、割付等は工夫しました。
 出来上がった建物をみるとあまり既製品の外壁を使用したようには見えません。このようなデザインと性能のいい既製品がもっとでてくる事を望みます。


代表商品:アイジー工業梶@ガルスパンN



NO47 ロータリークロゼット 2004.6.1

 ものをどうやって収納するか?特にものをいっぱい持っている人にとっては大問題だと思います。
 洋服の収納を考えたときに既存のタンスに問題なく入ればそれでOKのようですが、新しい部屋のインテリアを考えたときに古いタンスとのバランスに悩まれるかたも多いと思います。
 可能であれば大きなウォークインクロゼットをつくり、その中に既存のタンスが入ればベストでしょう。しかし現実にはなかなかそのようなスペースは取れないことが多いようです。
 もし押入れ一間分の収納があれば、ロータリークロゼットを使用するとかなりの洋服を整理することができます。
 商品の名前のとおり、くるくるまわるパイプにハンガーを吊るして収納する装置です。天井面と床面にがっちり固定して使用します。おなじような商品が通販等でも見かけたことがありますが、設計段階で検討できればこちらのほうがいいと思います。回転させながら一箇所で洋服選びが出来るので、短辺方向のみの開口でも設置可能です。
 間口一間で、約厚手50着、(薄手であれば約70着)の洋服が掛けられ、スラックスハンガー等
のオプションもあります。

代表商品:松下電工 ロータリークロゼット



NO48 ルナファーザー 2004.8.1

 シックハウス問題が注目されてからというもの、出来るだけ自然素材で家を造りたいと思う人が多くなりました。ルナファーザーはドイツ生まれの自然素材だけで出来た塗装下地壁紙です。
 簡単に説明すると、ビニールでない壁紙を貼り、その上から塗装する仕上げです。
 通気性や透湿性に優れ、結露やカビの発生防止にある程度効果的で、10回程度の塗り重ねが可能です。塗装費を除けばビニールクロスよりも安い位なので、無塗装で仕上げてある程度汚れてから、DIYで塗られる施主もいます。
 かなりの種類の柄がありますが、大きく種類を分けると木片を抄き込んだ「チップス」とエンボス柄の「フリーズ」の2種類あり紙の性質が違うので施工時に注意が必要です。

代表商品:日本ルナファーザー梶@ルナファーザー



NO49 ジャクソン 2004.10.1

 私は非常に美しい、デザイン性のある浴槽のメーカーのジャクソンという会社を何年か前まで外国の浴槽メーカーだと勘違いしていました。それほど飛び抜けて洗練されていたのです。
 そうです。ジャクソンは日本の誇れる浴槽メーカーです。創業してもう20年以上たつようですが、浴槽を設備としてではなく、インテリアとしてとらえた最初の会社かもしれません。
 ジャクソンの浴槽の特徴のひとつに色があります。ピュアホワイトという非常に美しい白い色をテーマカラーにしています。このピュアホワイトの浴槽に入れた水は非常に美しい「水色」になります。
 浴槽の美しいラインや平滑性、取手やリモコン、小物にいたるまで妥協しないデザイン性、それら全てがうつくしい輝きのある白い色とともに、設備機器というよりもデザイン性のある家具の領域に到達しているように思います。
 もちろんジェットやブロアの性能も高品質のアクリルもジャクソンの魅力です。多くの一流ホテルのスイートルームやスポーツ施設で納入されているのがその証拠です。
 ショールームは関東では東京の南青山にあります。大手の設備機器メーカーのバスタブとは違った魅力を発見できると思います。

代表商品:Jaxson


NO50 洗濯機用水栓 2004.12.1

 一昔前の住宅では、洗濯機の置き場は特に決まっていなかったようです。ベランダや勝手口に置く家や、脱衣の場所に置くこともありました。洗濯機も2槽式が主流でした。
そんなことで、洗濯機用の給水や排水もなく、浴室の給水を利用し、排水も洗い場に流している家が多かったと思います。
 現在では洗濯機も全自動の洗濯機が主流になり、乾燥まで出来たり、音が静かになったりとハード自体も変わりました。設備メーカーもそれに追いつくようになってきました。
 緊急止水弁付洗濯機用水栓「ピタットくん」はまさに全自動洗濯機専用の水栓です。
 まず水栓の先端が全自動のホースに対応した形になっているので、継手等をつけずにそのままホースとつなげることが出来ます。そしてホースを付けることを前提に考えている商品なのでホースのレイアウトがしやすくなっています。
 一番の特徴として万一、ホースが外れても緊急止水弁で瞬時に止水するような構造になっています。洗濯中に水栓を開けておく全自動洗濯機では漏水の事故が考えられますが、水栓に関しての心配は半減します。
 半埋め込みタイプ、床からの給水タイプ、お湯も出せるタイプ等種類もいろんなタイプが出ています。デザイン性も優れています。

代表商品:TOTO 緊急止水弁付洗濯機用水栓「ピタットくん」



NO51 棟換気部材 2005.2.1

 夏に住宅の屋根裏に入ってあまりの暑さにびっくりしたことがありませんか。当然その暑さが部屋の暑さに比例してしまいます。
 木造住宅の場合、屋根裏の三角の一番上の部分でこの熱気を逃がすことが一番の熱対策だと思います。少し前まで、雨や風の一番あたる棟の部分での換気はなかなかいい
部材がなくて苦労していました。
 今回紹介するニューテッペンという換気部材は棟換気専用部材です。耐候性ポリプロピレン製で断面に多くの孔が開き、この部分で換気をとるようになっています。雨対策もよく考えられていて、仮に風圧等で雨が入っても途中で落とされて、水勾配で戻されるようになっています。この断面を見る限り換気量はかなりあると思われます。軽く、屋根の勾配にあわせて簡単に施工でき、金額も高いものではありません。
代表商品:ジェイベック梶@ニューテッペン



ップページ はじめて訪れるかたへ 設計のプロセス こんな事務所です これまでの主な作品  
部屋別インテリア特集 生活情報ページ 家づくりQ&A information リンク MAIL
飯島建築設計事務所 272-0805 千葉県市川市大野町1-451-9
TEL047-337-7077 FAX047-337-8575