生活情報ページ-2


NO11 ロール網戸 2001.1.1

 日本で住宅の窓を考えるときに、網戸というオプションはかかせないと思います。昔は、網戸などなくて生活し、寝るときだけ蚊帳をつっていた家もあったと思います。またイギリスやフランスでも住宅の窓には網戸がついていない家が多いようです。窓のデザインを考えるとこの網戸はかなり邪魔です。しかし日本の風土ではなくすわけにはいきません。
 既製品のアルミサッシではオプションで網戸を選ぶことになりますが、網戸のつき方や、開き方をチェックしないで引越してから後悔する人も多いようです。
 特に窓から眺める風景を考えて計画したのに、実際は網戸越しに外を眺めるている人は多いのではないでしょうか。
FIX窓で風景を眺めるのはいいけど、やっぱり夏は通風もほしいという人には、ロール網戸という製品があります。簡単に説明するとロールブラインドの布を網にして、サイドにレールをつけたものです。使わないときは収納されているので邪魔になりません。また網も種類があり、目隠し代わりになるものや遮光タイプも有ります。
もちろんロールブラインドのように後からつける事ができ、輸入の木製サッシ等にも取り付けることが出来ます。

代表商品 セイキ販売 ロールアップ網戸 TEL03−3993−0444
PS 2001年現在目隠しタイプ、遮光タイプ等は発売を中止しているようです。いい商品だったのに残念です。


NO12 ヨコスベリ出し窓 2001.2.1

  どんな窓の種類にするかを決める時何を基準にするのでしょうか。デザインも重要なポイントですがそれ以外にも通風のしやすさ、防犯性、値段等いろんな要素があると思います。
 私共の事務所では、居室のメインの窓で一番使用する窓は引違い窓です。日本の住宅では一番使いやすいと思います。
 それ以外にトイレやキッチン洗面所等で使用する比較的小さな窓では何がいいのでしょうか。
 換気を考えると少しくらいの雨の日でも空けられるものがいいでしょう。ルーバー窓は比較的その条件を満たしていますが、気密性がいまいちなのと、大きな窓だと防犯性(外からガラスをはずされやすい)が心配です。その欠点をクリアしたオーニング窓もありますがちょっと値段が高いです。
 ヨコスベリ出し窓は、突き出し窓とも言います。レバーを横にして外に突き出すように開けます。デザイン的にもシンプルで雨の日にも安心して開けておけます。窓の外側の掃除も比較的簡単にできるよう工夫されています。

代表商品 各サッシメーカーでだしています。


NO13 Jパネル 2001.3.1

 中部機械製造という木材加工機械メーカーが造った杉のパネル。
 厚さ12oの国産の杉板を繊維方向を互い違いに3枚重ねて接着しパネル化した。
 大きさは基本的にタタミ1枚分で厚さが36o。むくの質感がありながら安定した強度があり、収縮、ひび割れ等の心配もほとんどない。もちろん接着材等も安全なものを使用しています。
 この材料には無限の可能性があると思います。屋根の下地として使用し、室内側でそれをそのまま杉の質感のある化粧仕上げにしたり
、構造認定を取っているので耐力壁として使用し、そのまま化粧材にする事も出来ます。
 2階の床に使用して1階の天井仕上げと兼ねることも出来ます。
 使用するときは、長手方向には実加工がしてあるので収まりはいいのですが、短手方向にはしていないので工夫が必要です。
 現在このJパネルを扱っていた中部機械製造の関連会社がなくなってしまったようです。たいへんいい商品だけに非常に残念です。ただ、同じ機械でJパネルを作っている会社があるのでそこで購入できるようです。


NO14 ハイドロテクト技術 2001.4.1

 衛生器具メーカーのTOTOが開発した汚れを付きにくく技術。
 外壁等でタイルを使った場合、何年かすると、水垢等で汚れてきてしまいます。何年かで清掃等できればいいのですが、現実的には足場等のことも含めなかなか難しいようです。
 ハイドロテクトの原理は「光触媒作用」だそうです。まあむずかしいことは良くわかりませんが、水となじむ親水性で雨のたびにセルフクリーニングしてくれるようです。
 外装のタイルがメインだった技術ですが、浴室や台所のタイルも汚れがつきにくくなるようです。またタイル以外に浴室の鏡も、シャワーでさっと流すだけで曇りがつかずに使うことが出来ます。
 住宅だけでなく、カーショップ等でドアミラーに貼るだけで、雨の日に水滴が気にならず、良く見えるフイルムが売っていると思いますがあれもこの技術によるものです。
 これからもこの技術を使っていろんな商品が出てくるでしょう。
 この技術を使ったタイルが出たおかげでメンテを考えてあきらめていた白いタイルを積極的に使うことができるようになりました。

代表商品  TOTO ハイドロテクトタイル


NO15 自動水やり器 2001.5.1

 草や木は好きなんだけど、いつも枯らしてしまう。そんな人は意外と多いのではないでしょうか。特に仕事が忙しい方や、出張や旅行で家を空ける方は、初めから緑を入れることをあきらめてしまっているようです。
 そんな方にいい商品があります。自動水やり器です。これを使えばほぼ水やりの手間から開放されます。
 水やり間隔、水やり回数、水やり時間等がセットでき、あとは勝手に水をやってくれます。
 本体も小さく、電池で動くので電源の心配はありません。(アルカリ電池で3年くらいもつようです。)水道の蛇口さえあれば簡単にセットできます。
金額もそれほど高いものでは有りません。2箇所水やりのできる噴霧ノズルが2本ついた庭木セットで、定価\21300(2000年現在)です。
 屋上や、バルコニー等、水をやらないとすぐ枯れてしまう場所には特にお勧めです。

代表商品  松下電工 水やり当番


NO16 土台パッキン 2001.6.1

 木造の住宅の場合、床下の換気のために床下換気口をあるピッチで付けなくてはなりません。それはほんとに必要なんだけど、基礎の構造を考えると問題もあります。コンクリートの基礎が床下換気口を開けることにより弱くなってしまうからです。
 その部分に対していろいろな解決方法がありますが、今回の基礎パッキンもその一つです。
 施工した基礎の上に、プラスチックや、金属製のパッキンをあるピッチで並べ、その上に土台をひくようになります。基礎と土台の間に、約25oのパッキンが入ることにより、その部分で全周換気になるわけです。基礎の切欠きは必要なくなり、構造的な問題はなくなります。(床下の点検等については別に考える必要があります)
 コンクリートと土台が直接接しないのも、土台の耐久性が向上します。もちろん公庫もOKです。

  土台パッキン写真
代表商品  フクビ 土台パッキン



NO17 コルクタイル 2001.7.1

 コルクタイルという床材をご存知ですか?ワインの栓と同じコルクでできた床材です。
30センチ角や、45センチ角のボード状の材料で厚みは3oから7oくらいまでいろいろ有ります。それを接着剤で下地に貼って仕上げていきます。
 素足で歩くと夏はさらっと感じ、冬は暖かく感じます。掃除もしやすく、基本的には水にも強い材料です。
色もいろいろ有り、黒やグレイに着色したものもありますが、自然のコルクの色にワックスを焼き付けたものが一般的です。
 基本的にはどこの部屋にも使えますが特にキッチンや洗面、脱衣室にお勧めです。
また器用な方であれば、自分で材料を買ってきて自分で貼ることも可能です。

代表商品 ロビンソンコルクタイル



NO18 タイル床乾式工法 2001.8.1

 タイルの床の部屋がほしいという人が増えてきました。特にペットを飼っている人には最適な床かもしれません。しかし、1Fならまだしも2Fではなかなか施工が大変でした。またタイルの床は冬寒く、出来れば床暖房とセットで使いたいところですが、今までは施工上や、予算上であきらめなくてはいけませんでした。
 新しく、タイルメーカーがタイルの乾式工法を開発しました。今までのようにモルタルの下地でなく、合板に直接張ることが出来ます。専用の接着剤と目地材を使用し、木製の下地にも問題なくタイルを張ることが出来ます。またこのシステムで床暖房にも対応しています。
今までよりも手軽にタイルの床暖房を体験できるようです。
 まだこのシステムは発売されたばかりで、使えるタイルも限られてしまうようですが、これからどんどん種類も増えていくようになるのではないでしょうか。

代表商品 ダントー ダンフロアー



NO19 ポリカ−ボネート 2001.9.1

 食器等にも使われているポリカーボネートという素材があります。透明なプラスチックのようなこの材料は建築素材としてもいろいろな用途に使われています。
 住宅では、ガラスの変わりとして使われることが多くなってきました。
 ガラスと比べて
1.重量がガラスの半分
2.落球衝撃強度がガラスの200倍以上
3.加工性が良い
他にもありますが以上のような特徴があります。
 特に外部に透明の屋根をつけたいとか、透明感のある手摺にしたい等の要望にはぴったりです。いままで外部の屋根をガラスで計画すると、2階から子供が何か落としたら等の心配がありましたが、この材料を使えばその心配はほぼなくなります。
 厚みが0.5oから12oくらいまで、大きさは定寸が1000×2000です。用途や使用条件によりいろんなタイプが選べます。


代表商品 旭硝子 レキサンシート


NO20 床暖房 2001.10.1

 最近住宅を考えるとき、一度は床暖房をどうするか検討する人が多いようです。床暖房をつけたほうがいいかは、予算や考え方もいろいろあるので一概には言えませんが、仮に付けるとしたらどんな床暖房がいいのでしょうか?
床暖房の熱源も、電気、ガス、灯油といろいろなタイプがあり、どれを選択するかはいろんなケースで違います。
私共の事務所では最近ガスの床暖房を多く使います。東京ガスのTESという床暖房システムです。ビニールの温水が通るパイプの入ったマットを床下に敷きこんでその上から床材を張っていきます。外部の給湯器より温水により暖房する仕組みです。
 基本的にはタイマーで温度を管理するだけでほとんど手間はかかりません。また給湯器の寿命まではほとんどメンテもいりません。ガス会社のメンテをお願いしておけばさらに万全です。
 一番のお勧め理由ははじめのイニシャルコストは電気より若干高いようですが、ランニングコストの安さです。
代表商品 東京ガス TES床暖房




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