蛍光ランプで白熱灯サイズのもの 
       はじめでた頃の蛍光ランプはかなり大きく、いままでの白熱灯を蛍光ランプに変えることはなかなかできませんでした。 
       去年あたりから今までの白熱灯サイズに近い物が売り出されて、これは使えるという感じになってきました。 
       特長として、1.寿命約6倍 2.発熱量約1/4 3.電気代約1/4  
      といいことばかりです。 
       蛍光ランプは温かみがないなどといわれていますが、電球色で比較して、ほとんど変わりません。まあ短所をあげるとすれば、値段が高い(60W相当で1800円くらい)事,ランプの長さが少し長いこと位でしょうか。 
       また今まで白熱灯の60Wがついていて、暗いと感じていた人は、蛍光ランプの100W相当に変える事が出来ます。蛍光ランプの消費電力は23Wですから。 
       使用するときは白熱灯より大きいので事前に入るかどうか確認したほうがいいと思います。また中には使えない機器もありますのでメーカーに確認してください。 
       
       代表商品 東芝ネオボールZ
       
       
      
      
       
       
      
       堀という建具金物メーカーを知っていますか? 
       建築関係の人を除き、建築金物のメーカーの名前を知っている人は少ないと思います。既製品のドアを使うと、レバーハンドルもセットになっていることが多いので仕方ないかもしれません。しかし建物の中で毎日直接触れるものとしては、建具くらいではないでしょうか。 
       毎日触れる金物は手に馴染み、しっかりしていて、スムーズな動きのモノを選びたいと思っています。 
       堀商店の創業は1890年だといいます。100年以上たっているわけですが、高度な職人の手仕事を今も大事にしているように思います。こんなことを書くと工芸品のような値段なのでは?と思われがちですが、そんな事もありません。十分検討できる金額だと思います。 
       私共の事務所も予算がなくても、玄関のレバーハンドルだけでも堀をお勧めすることが多数あります。 
       堀商店のショウルームは新橋駅近くの外堀通り沿いにあります。一度行ってみて、金物に触れることをお勧めします。(ショウルームのビルも古く一見の価値ありです。) 
      (合)堀商店 http://www.hori-lock.co.jp
      
      
       
      
        
          
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       最近の家電の進歩には目を見張るものがあります。 
       特に洗濯機ががらっと変わりました。それはなんといっても音が静かになったということです。 
       松たか子が耳を洗濯機につけ、動いているのを確認するCMがありましたが、あれは大げさではないと思います。 
       
       カタログ上の数値は、洗い音-29dB、脱水音-40dB 
       
       この数値はたぶん洗濯機はうるさいという常識を変えているといっていいと思います。いままで住宅の計画の時、洗濯機を置く場所は、生活習慣によって、脱衣場にあったり、台所にあったりとさまざまでしたが、いずれにしても、音のことを、検討し、なるべく寝室や、居間の近くには設置しないようにしてきました。 
       しかし、こんなかたちで、技術が発達すると、置場所にかんしてももうちょつと自由に考えていいのかもしれません。 
       音に関しては、気になる、ならないは人によりさまざまですから、いちがいにはいえませんが、私はかなり驚きました。 
       またこのように、高性能になったにもかかわらず、洗濯機じたいの大きさは小さくなっています。 
      たとえば標準的な大きさの6kgのもので、 
       
      ボディー前面幅 520mm(最大幅565mm) 
      ボディー奥行き 525mm 
       
       この大きさになると、たとえば柱芯1365の脱衣室に600幅の洗面をおいて、その隣に洗濯機を置くこともそれほどむりではなくなってきました。 
      こういった意味のある技術の進歩は大歓迎です。 
       
      代表商品 東芝DDインバーター洗濯機
       
       
      
      
      
      
       
      
       
       FRPを格子状に成型したグレーチング。グレーチングとはU字溝やマスの格子状の蓋のことです。今までのグレーチングはSUS等の材料でできているのが一般的でした。 
       材料がFRPになったことにより、軽く、加工も簡単で、錆びることも有りません。 
       グレーチングなんて住宅には関係あるのかと思うでしょうが、このFRPグレーチングはいろんな用途に使用できます。 
       基本的な大きさは、約1000×3000、厚さ40です。色はグレーで特注色で白もあります。 
       当然、かなりの剛性があり、床等に使って、人が乗ってもびくともしません。軽く、加工もできるので、大工さんでも扱えるのも魅力です。 
       今までのグレーチングは、そのハードな質感や、重さで木造の住宅では、とても使う気になりませんでしたが、このFRPに関しては、かなり使えると思います。 
       住宅に関しては、床、窓の面格子、建具、天井、バルコニーの床、手摺、目隠し、等使い方は無限です。 
       
      使用例:市川市 M邸 
       居間吹抜に面している廊下床に使用した例。床があっても光や視線が通り、開放的で明るい空間になっています。  
      
       
        
  
       
      代表商品 ダイクレ ファイバーグレーチング  
      
       
      
      
      
      
       
      
       
       日本の道路の電柱、電線が街並みに与えている影響を嘆く人がかなりいます。たしかに、欧米の電柱のない街並みは、感動的です。 
       道路の電線は、個人の力では、どうにもなりませんが、自分の敷地のなかに関しては、なんとかしたいと思います。北側に道路がある家や住宅が密集してたっている所は、道路に建物が隣接して建てることが多いので、道路からの電線はそんなにも気になるものではないと思います。 
       しかし、南側道路等に関しては、電線が道路から庭を横切り、建物まできてしまうので、かなり気になってしまします。また電気会社の検針の人も、敷地に入って検針しなければならないので、プライバシーや防犯上も問題がでてきます。 
       今回のスッキリポールは、その辺を解決してくれる設備機器です。 
       道路からきた電線や、電話線は、道路境界のところに立てたこのスッキリポールで受けた後、ポールの中を通り、地中から、建物の中に入ります。外観上は建物につながる電線は見えなくなります。 
       電気メーターは、ポールのところにつくようになっているので、道路から検針できます。ポール自体も直径が約90ミリ位で、色も、アイボリーやコーヒーブラウン等で、植栽等と組み合わせれば、そんなには目立ちません。種類もかなりあり、2世帯住宅用のメーターが複数つくものもあります。 
       
      代表商品 松下電工 スッキリポール
       
       
      
      
      
      
       
      
      
       
       住宅を設計するときに収納をたくさんほしい、というのが一般的な希望のようです。 
       「うちは物が少ないので、収納はあまり必要では有りません」などという人は、まずいません。しかし現実には、法規や、予算の関係で、収納分面積を増やすこともできなく、かといって、6帖とれる居室を1帖分収納にして、5帖にというのもやりたくない場合もあります。 
       そんなときに未利用空間を収納に使うと、問題を解決できることが有ります。 
      その代表に床下収納があります。普段あまり使用しないものを入れておくにはうってつけです。下記は特にうちの事務所でよく使用するものです。 
       
      1.キッチンカプセル 
       
      
      
        
          
            FRPで作られ、地下室感覚の大型床下収納。いろんな大きさがありますが、一番大きなタイプの大きさは1506×2106×高さ1353です。 
             一般的な床下収納のようなふたを開け、はしごで降りて使用します。蛍光灯や、換気扇もついていて、RCで造るよりは、かなり安く地下に収納をつくる事ができます。 | 
           
        
       
      
       
      2.和室用床下収納 
       
      
      
        
          
            | 和室の床下に畳1帖分の収納を作るタイプ。ふたの畳を電動で上げるので開閉もらくらくです。この収納の一番の特徴は、一般の床下収納のようなふたが見えないので、見ただけでは、収納が有ることがまったくわからないという事です。電動といっても電源は電池なので施工もそれほど面倒では有りません。 | 
           
        
       
      
       
       
      代表商品 松下電工 キッチンカプセル、和室用床下収納 
      
      
       
      
      
      
      
       
      
      
       
       住宅を計画するとき、冷暖房はどのように考えていますか? 
       現在は新築時にエアコンを何台か設置するという人が一番多いようです。、それで満足している方は問題ないでしょう。実際に夏は住宅で機械的に涼しくするにはエアコンという方式がほとんどのようです。これ1台で冬の暖房もできるので多くの方が使用しています。 
       しかし冬はエアコンの暖房を使わずに、ガスや石油のファンヒーターを使っている人が多いのではないでしょうか。確かに、エアコンは立ち上がりが遅く、夏に比べては電気代もかかります。真冬にはちょっと心もとないと思うのもわかります。 
       後から量販店で買うファンヒーターの問題点は、換気です。特に現在の高気密の住宅では、換気を定期的に行わないと、大変危険です。 
       冬の暖房で何がいいかは一概には言えません。それぞれ長所、短所があります。 
       冬に、エアコンを使いたくない人で、ファンヒーターも換気が面倒だ、という人には、クリーンヒーターはお勧めです。 
       簡単に説明すると、ファンヒーターの形状で、給気、排気を外部から行う温風暖房機です。 
       背面が外部に面する場所しか置けないことや、値段が少し高い、という問題はありますが、住宅の暖房に関しては、かなりいい選択だと思います。エアコンがついているものもあり、また燃料もガスと石油から選べます。 
      床暖房はいいんだけど、毎月のコストを考えると採用できないという方にも、お勧めです。 
       
       
      代表商品 三菱電機 温風暖房機クリーンヒーター
       
       
      
      
      
      
       
      
      
       
       私共の事務所が、設計する住宅は天窓がついているものが、多くあります。 
       空間的に行き詰まったところに天窓を付け、上から光を落としてたり、屋根裏部屋の窓に使用したりします。 
       天窓は劇的な空間を造る手助けをしてくれますが、使う場所や、商品は慎重に選ばなくてはいけません。 
       ベルックスルーフウインドウは、天窓の中でもかなりの優れものだと思います。 
       外側はアルミでつつまれ、雨時舞にすぐれ、内側は、パイン材を使用し、美観上も、使い勝手も優れています。ガラスは標準でペアガラスを使用していて断熱性もOK。 
       窓をくるっと廻すとガラスの反対側の掃除もらくらくできます。レバー操作で、雨の日の換気も出来ます。 
       デンマーク製の輸入品ですが日本に輸入されてもう何十年かたっているので、実績もかなりあると思います。 
       優れた輸入品と聞くと問題は予算ですが、問題はありません。国産の天窓よりも安いくらいです。 
       
       
      ベルックス-http://www.velux.co.jp
       
      
      
      
       
      
      
      
      
       
      
      
       
       人が来ると点灯、いなくなると消灯する照明。照明にセンサーがついていて、感知する。 
      発売されたころは、オン、オフ位人間の手でやったほうがいいと思っていましたが、実際使用してみると、かなり便利なものです。 
       玄関、W.C、キッチン、廊下、外部といろんな場所に使えます。夜に手探りでスイッチを探さずに点灯できたり、また荷物をもっていて両手がふさがっているとき等にも効力を発揮します。また外部では、防犯灯としての効果もあります。センサーだけでなく、器具についているスイッチでのオンオフが出来るタイプもあります。 
       基本的にスイッチが要らないので、どうしても使い勝手や、デザイン上、スイッチを壁にだしたくない、または、だせないときにもつかえます。 
       私の家でもう3年くらい、キッチンで使用していますが、キッチンに入るとついて、いなくなると、消えるので、消し忘れもなく、また濡れた手で、ON、OFFする事を考えると、衛生的だと思います。 
       採用するときはセンサーの使い勝手を確認しましょう。メーカーや器具によってセンサーの種類はかなり違います。 
       いいことばかり書きましたが、実際私の家ではキッチンだけしか使用していません。やはりどこか自分の意思でオンオフしたいという感覚があるのだと思います。 
        
       
       代表商品 各照明メーカーでだしています。 
       
       
      
      
      
      
       
      
      
      
       
        近年、健康志向が高まり、内装材料に神経を注ぐ傾向がありますが、今回はその中でも、ポイントの高い珪藻土を紹介します。 
       珪藻土は昔から、七輪や、火鉢の材料として使われていました。材料そのものは珪藻類の死骸であり、土粒子が多孔質であるため断熱性、保温性、調湿性に優れ、又吸着、吸臭効果もあります。 
       実際使用した施主は、夏の日の室温と湿気が珪藻土とビニールクロスの部屋ではかなり違うのに驚かれていました。 
       施工は左官屋さんがコテで仕上げていくのであらゆるパターンがあり、洋風、和風にも調和します。 
       ビニールクロス等は、年月が経つにつれて、汚れ、剥がれが目立つようになりますが、珪藻土は逆に風合いがよくなり、汚れもそんなには気になりません。 
      ただしコストは若干割高です。また厳密に健康材料として使用される場合は、メーカーに含有化学物質の有無などを確認したほうが良いでしょう。 
       
       
      
      
      
      
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