書き起こし/ささQさん
ヒロ-Tさん(以下、ヒ):えーと、AAAの楽屋でございますが。キリンジの二人、ライヴを終えてちょっと人心地…ゆうとこでしょうか?どうも、お疲れさまでした。
弟:お疲れさまでした。
兄:お疲れさまでした、ありがとうございました。
ヒ:一応ラジオなんで、自己紹介から行きましょか?
弟:はい、えー堀込泰行です。
兄:えー堀込高樹です。
ヒ:お久し振りでございます。かなりぶりですね。……海でね、
弟:そうですね〜。結構ね、意外に僕らの曲も海でも良かったという。ね?
兄:(間)…海なんて行かないんですよ。
弟:ひゃはははは。
兄:なんで〜、ちょっと緊張しましたね。海で。
弟:(笑)バドガールとかね…
兄:バドガールとかいてね。
ヒ:いましたよね〜、ええ。懐かしいなあ。
弟:ふはは。
ヒ:…ていう話は、まー置いときましょう。
弟:はははっ。
ヒ:え〜、今日はAAAで、非常にシンプルな、二人っきりの構成で。ギター1本伸びやかな歌声で。
弟:そうですね。
ヒ:どうでした?いつもと演り心地とか…そういう部分は。
弟:えっとね〜、いつもは僕もギターを持ちながら、バンド編成でやったりするんで、多少慣れないっていうのもあって。まあ、あとイベントっつーので、ちょっと緊張したのもあるんですけど。でもなんかね…なんていうかな、気持ちよかったというか。楽しかったですね。
ヒ:なんかあの非常に僕はこのTVの…楽屋のモニタで観てたんだけど、すごい、ゆったりとした感じが伝わってきて良かったと思うんですけど。
弟:あーそうですか。
ヒ:声がね、めちゃめちゃ伸びやかに。ファルセットがいつファルセットなのかわからないぐらい綺麗に入ってんねけど…
弟:ああ、はい。
ヒ:なんか、クリストファー・クロスとか好きだったりする?
弟:いや。(笑いながらの声)クリストファー・クロスはね、好きじゃないんですけどね、
兄:(笑)嫌い…?(小声)
弟:まー嫌いでもないですけどね…でも、クリストファー・クロスいい声だな〜と思いますね、はい。(笑)
ヒ:(笑)いや、でもきっちり伝わってきて、僕はもうすごいゆったりとした気分でしたけども。…あの、ギターの音色もええ感じですね。
兄:あそうですか?ホントですか?(笑)
ヒ:うん。あのほら、エレアコ全盛の時代の中で、ピックアップつけてるアコースティックギターってちょっと少ない感じがするんやけど、なんかその太ーい音な感じで僕は好きでしたよ。
兄:あ、そうですか?ああ、良かったです。あれねー、このためにつけたんですよ(笑)
いっつもなんかねぇ…ま、泰行ピックアップなんですけども。ちょっと…大きいとこだし、奮発しちゃおっかな♪みたいな感じで。
ヒ:なんかあの、結婚式におよばれして、ばりっと一張羅を新調するような、そんな気分?
兄:そうですね。ええ、おじいちゃん死んだんで喪服作ろうか?みたいな。(笑)そんな。
弟:またそういう…。ふへへっ(笑)
ヒ:例えが………(苦笑)
兄:…例えがダメですか?(笑)
弟:でもまあ、今日みたいな、すごくシンプルなセットだったんで、だからああいうピックアップで、じかにアコギにつけたやつでも、あの、綺麗に微妙なとこまで拾ってもらえんのかなーと思ったんですけどね。
ヒ:それでAAAのコンサートっていう、いろんな意味で、メッセージをっていうのがね。みんなステージに立つアーティストから伝わっていったと思うんですが、キリンジとしては、何か心がけたようなこと?こんなのが伝わればいいなあと思ったこととかある?
弟:そうですね。あのー、なんすかね。僕らは曲作るときも、言葉を選ぶときも、わりと自由に…変にルールを設けないで、とにかく面白そうなことは、どんどんやってく…っていうタチではあるんですが。なんか、ま、僕らの音楽にそれほどメッセージは…あるかどうかつったらはわかんないですけど。そういうその、作るときに自由でやってる≠チていう、姿勢≠ンたいなの…がちょっと感じられてもらえて、なんかみんなも楽しんでもらえればいいなあと思いますね。
ヒ:なるほどね、もうこれがオンエアされる時は、12月ももう下旬に首をつっこんでるんだけど、今月のFM802ヘヴィーローテーション、おめでとうございます!
兄弟:ありがとうございます!
兄:嬉しいですね。
弟:嬉しいですねー。
兄:ねえ。
弟:うーん。
ヒ:キリンジってデビューして、今で何年ぐらいだっけ?
弟:今日…あー、4年目ぐらい?きょ、今日は関係ないすけど(笑)4年目ぐらいじゃないすかね。
兄:今日…(笑)こまけーよ!(小声)
弟:ふふふふ。(笑)
ヒ:4年目ぐらいのヘヴィーローテーション。ということで、これからまあ、みんなにもどんどん歌ってもらえるような曲も作っていってください。どうもありがとうございました!
兄弟:ありがとうございました!
2002.04.16. up