新聞記事からみる市政ニュース


●都市基盤

それぞれの見出しをクリックすると、記事の概略が読めます。実際の記事は図書館などで各新聞の縮刷版やバックナンバーを探してご覧ください。


◆2002年
外環道凍結問題  「撤回か建設か一 .ハッキりして」 会合で住民の不満噴出1月26日・読売)

 

◆2001年
・外環道、地下方式を検討  国土交通相、参院委で答弁  新計画案提示へ 30年ぶり見直し(1月26日・日経)
・東京・多摩地域 未来の姿を線引き 都が市町村合併3案(1月19日・東京)
・ 『外環道』国土交通相が視察 住民と対立、兆単位の費用・・・ "凍結解除"でも多難(1月20日・読売)
・ 国土交通相 外環道視察 住民ら要望書 「早く決めて」「撤回を」(1月17日・読売)
外環道都内区間  扇大臣が16日視察  都知事の要請にこたえる(1月11日・日経)


◆2000年
・師走の街、パットと明るく(12月26日・読売)
・渋滞の解消へ100円バス助成 運輸省  人件費など1/3(12月26日・東京)
・「外環道」知事、建設相に視察要請 「工事凍結」解除へ方針 (12月7日・読売)
・魅力的な建物・景観  撮影作品を募ります 武蔵野市(11月22日・朝日)
・近鉄のピルに大塚家具出店吉祥寺来年5月(11月21日・朝日
・吉祥寺南口 パスターミナル整備 市都計審が計画を承認(11月3日・朝日)
・吉祥寺駅南口前暫定広場計画 都に再検討を要望  地権者ら『欠陥がある』(11月1日・東京)
・明るい駅前で21世紀迎えよう 吉祥寺駅北口(9月27日・読売) 
・外務省宿舎跡地 利用アイデア募集 武蔵野市 来月7日にフォーラム(9月14日・東京)
三鷹市民、武蔵野市動かす(9月1日・読売)
ムーバス新路線11月未に運行へ
(8月30日・読売)
・障害者の誘導ブロック 横断歩道に続々デビュー(8月9日・日経)
・コミュニティバス新路線:新年度予算(2月15日・読売)
・高架下に市民の知恵活用 自治体やJR交え5月”サミット”開催(1月13日・読売)
・武蔵境駅南口の倉庫跡地 公共施設アイデア募集(1月12日・読売)


◆1999年

・JR中央線・三鷹-立川駅間の連続立体交差化事業完成5年間延期(12月21日・サンケイ)
・外環道16キロトンネル化 練馬-世田谷間30年ぶり凍結解除へ(12月2日・読売)
・「ムーパーク」利用65%増武蔵野市10月集計(11月5日・読売)
・外環道で石原知事凍結解除国に要請 (11月2日・朝日)
予定地の住民改めて強く反発(11月2日・毎日)
・吉祥寺駅の「ロンロン」1064台の駐輪場来月オープン(10月15日・読売)
・石原知事「外環」凍結区間を視察(10月7日・読売)
「ムーパーク」ひと工夫を(9月28日・読売)
・レンタサイクル試験導入(9月11日・読売)
・吉祥寺駅南口暫定広場 2000平方bのバスターミナルに整備(8月31日・毎日)
・吉祥寺広範囲に赤水(7月20日・朝日)
・吉祥寺のパーク&バスライド7月テスト運行開始(5月27日・読売)
・武蔵野 ムーバス初の黒字路線 北西循環線 人件費抑制が効果(1月21日・読売)
・JR中央線三鷹〜立川間高架化事業着工へ(1月7日・サンケイ)


◆1998


・仙川に清流よ再び!(11月16日・東京)
・武蔵野市に建設大臣賞(10月28日・サンケイ)

 


平成14年1月26日・読売

外環道凍結問題  「撤回か建設か一 .ハッキりして」
会合で住民の不満噴出

 着工が凍結されている東京外郭環状道路(外環道) の都内区間について、学識者の立場から検討する「東京環状道路有識者委員会」 (委員長=御厨貫・政策研究大学院大学教授)は二十 五日、.三回目の会合を地元 の練馬区内で開催し、会合後には現地視察も行った。
  会合には、同区と三鷹市 の二団体が参加した。同市 の地権者団体「北野不動産管理研究会〕(小林庭次郎 会長)は「三十年以上も自分の土地に家を新築するこ とも、建て替えることもで きなかった。地元の声を十 分に聞いて、配慮を忘れな いで欲しい」と要望。また、 同区の「上石神井商店街振興組合」(湯山茂理事長)も「計画が凍結されたままでは、町の発展の障害にな る。白紙撤回か早期建設か、 一日も早くはっきりさせて ほしい」と訴えた。
  委員からは「計画の進め方のどこに問題があったの か」[行政への不信感は何 が原因か」などの質問が出る一方、「凍結期間は本来、 計画について議論すべき期 間だったのに、思考停止し たままだった」「地元自治 体の主体的な取り組みが不十分だった」などの意見が 出た。
 .また、現地視察では、武蔵野市内の予定地を訪れた視察団.一行を、地元の「外環道路反対連盟」の代表者 が出迎えた。同連盟は「住民と行政が原点からの話し合いを進めようとしている.一方で、都市計画変更の具体的な内容を決めようとし ているかのような印象を受 ける」として、この日の会 合への出席を見合わせた。 浜本勇三代表幹事は少し でも現状を知ってもらうため説明に来た。しかし、有識者委員会の位置づけが不 明確なままなので、当面はじっくり見守っていく」と 話した。

 


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平成13年1月26日・日経

外環道、地下方式を検討
国土交通相、参院委で答弁  新計画案提示へ 30年ぶり見直し

扇千景国土交通相は二十五日の参院決算特別委員会で、延設を凍結している東京外郭環状道路の都内区間(練馬区ー世田谷区、約十六キロ)について「三十年間も凍結しているのには忸怩(じくじ)たるものがある」と語り、地下方式による帰基本案作成に乗り出す意向を示した。一九七〇年の凍結発言以来、国土交通(旧 建設)相が公式の場で凍結に否定的な発言をしたのは初めて。同省は地元との話 し合いの進ちょくなど都の状況判断を踏まえて、基本案を提示する構え。

同相は石原慎太郎都知事の要請を受けて十六日、三鷹、武蔵野両市の計画区間を視察した。国会答弁では関越道ー常磐道間の開通後、東京都心の通過交通量が三〇%減少した例など、環状道路整備による環境負荷の軽減効果を数字で示し、「この効果を三十年間も凍結しているのに は忸怩たるものがある」と語った。

さらにフランスの高速道路が地下化された例を挙げ、「今日まで行政が停滞していたのは本当に残念だ」と述べた。大石久和道路局長も「中央道などとのジャンクション以外は地上を通すのは難しいので、地下を検討している」と語り、従来の高架構造から地下方式に変更する考え を公式に表明した。

国土交通省と都は昨年四月から地元住民団体などと三度にわたって話し合いの 場を設けてきた。二十五日の国会質疑で国土交通相、局長が基本案作成の方針を 公式に表明したのを受けて、地元に説明するためのたたき台の作成を急ぐ。

今後は都の状況判断を踏まえて、基本案を地元に提示。これをもとに住民団体などとの意見交換を通じて、具体的な都市計画の原案を詰める。

現在の高架構造で凍結されたままの計画を地下方式に変更するためには「都に よる都市計画の変更手続きが不可欠。

さらに都市計画決定に先立って環境アセス メント法に基づく評価準備書の作成、評価書の作成といった手順を踏み、その都 度、公告、縦覧、意見書提出といった住民参加手続きが義務づけられている。 さらに都市計画変更後は現在「予定路線」に位置づけられている東京外環都内区間を「整備計画路線」に格上げしていくなどの高速道路建設に伴う諸手続きが必要になり、着工までには最低でも五年以上かかる見込み。

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平成13年1月19日・東京

東京・多摩地域 未来の姿を線引き 都が市町村合併3案

東京都は十八日、多摩地域三十一市町村の合併を促進するため、三種類の合併案を示した検討指針をまとめ、都市長会役員会(会長・青木久立川市長)で説明した。田無、保谷両市が二十一日に西東京市として発足することもあり、都は指針で合併論議の高まりを期待している。

指針は合併後の規模として人口二十万人を設定。鉄道や自動車の交通網や買い 物などの生活圏による「人の動き」、衆院小選挙区や警察署など官公庁の管轄地域など「行政圏域」の計二十四データを参考に三十一市町村を新たに区域割りした。 人口二十万人にこだわらない広域合併の「六市案」、二十万人を目安とした「十二市案」、十二市案を現実に近づけて修正した「十三市案」の三案を作った。

六市案では、八王子と町田、日野、多摩、稲城の五市合併で人口約百三十万人 の大都市が誕生する。武蔵野、三鷹、府中、調布、小金井、国分寺、国立、狛江の八市合同でも約百十万人と政令指定都市並みになる。 十二市案を都は「基本型」とした。それぞれの人口は、あきる野市と日の出町、檜原村の合併した約十万人から、八王子と日野の二市を合わせた約七十万人 の範囲に収まる。

十二市案から人口の多い八王子と町田両市を除いて編成した十三市案は、小平 と東村山、清瀬、東久留米の四市合併による人口約五十万人が最高になる。

政府が一昨年八月、各都道府県に国の合併指針を示したのを受けて、都で具体 案の作成を進めていた。三案とは別のモデル数値による試算では、合併で約六・ 六%の職員定員削減などの行革効果があるとしている。多摩の市町村は全国平均と比べて面積が小さく、人口密度が高い特徴があるため、住民サービスの向上 など合併の利点が大きいという。

市町村合併には、自治体の首長や議員、住民による「合併協議会」の設置が必要。都は指針を「自主的な合併の検討素材としてほしい」と話している。

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平成13年1月20日・読売

『外環道』国土交通相が視察  住民と対立、兆単位の費用・・・
"凍結解除"でも多難

住民の反対で三十年以上も建設が中断している東京外郭環状道路(外環道)の都内区間を巡り、扇国土交通相は計画の凍結後初めて現地を視察した。       社会部小野一馬

外環道計画は、東京の都心部を中心に半径約十五キロ・メートルの円を描くように、千葉、埼玉、東京、神奈川を通過する高速道路。完成すれば常磐、東北、関越、中央、東名など九本の高速道路を環状に結ぶ。現在、埼玉県内の常磐道ー関越道間の約三十キロメートルが開通している。

建設が凍結されているのは、都内を通る練馬ー世田谷間の16キロメートル。高架道路をつくる構想で、一九六六年に都市計画決定されたが、住民が強く反発したため、七〇年に当時の建設相が国会で「凍結」を宣言。以来、今日まで予算要求や用地取得な一どの手続きはストップしたままとなっている。ただし、当時の都市計画は生きているため、予-定地内の住宅や店舗は建て替えや増改築が制限されたまま、時間だけが30年以上も経過することになってしまった。

凍結解除を模索する動きは七年前から始まっていた。九四年に鈴木都知事が外環道の関越ー和光間の開通式典で、高架ではなく地下方式を検討すると初めて発言。そして九七年に、国と都がこの方針で合意した。

しかし、凍結解除が現実味を帯びてきたのは、石原都知事が登場してからのことだ。同知事は就任半年後の一昨年十月に現地を視察すると、翌月には旧知の中山建設相に直談判して凍結解除を要請。さらに都議会の所信表明で、凍結区間をトンネル.方式で建設したいと明言した。 そして今回、首都機能移転反対や羽田空港の国際化などでも歩調を合わせる扇国土交通相の現地視察を実現させたことで、凍結解除の段取りを着々と進めつつある。

しかし、仮に凍結を解除しても、前途 は多難だ。まず、三十年以上も続いている住民との対立を解消しなければならない。国と都は、沿道の七つの住民団体に呼びかけ、昨年四月以降、計三回の会合を.重ねている。これまでの30年の間で行政と住民が話し合いのテーブルにつくのは初めてのことだ。

行政側は会合で、それまでの対応を自己批判したが、住民側は「計画の白紙撤回が話し合いの条件」との姿勢を崩していない。国と都は「原点に立ちかえって計画を再検討する」としているが、あくまで建設を前提とするもので、都市計画自体を白.紙に戻すことは受け入れていな い。話し合いの決着点は、依然見えないままだ。

.また、建設費用も巨額なものになる。掘割方式で建設した埼玉県内の区間では、整備費用は1キロメートルあたり約一千億円にのぼった。トンネル方式であればそれよりも高くつくことは間違いない。「年間三千億円の経済効果と、都心を通過する車の大幅削減が見込まれる」(国土交通省)としても、16キロメートルの道路整備に兆単位の費用をかけることになる。

完成までには難問が山積しているが、同時に、都の担当者は「何とか住民との信頼関係を取り戻して、外環道を道づくりのモデルケースにしたい」(都市計画局)とも話す。そのため、今後の計画立案にあたっては、初期の段階から住民が参加する「パブリック・インボルブメント方式」を、全国で初めて本格導入する方針だ。

三十年の対立を乗り越える形で着工できれば、外環道は、住民参加の新たな方式に基づく二十一世紀の公共事業のあり方を全国に示す実例になるだろう。


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平成13年1月17日・読売

国土交通相 外環道視察
住民ら要望書 「早く決めて」「撤回を」

建設が凍結されている東京外郭環状道路(外環道)の三鷹、武蔵野両市の予定地を十六日、視察した扇国土交通相は「(外環通建設で)東京を通過する車が減ることは、都民にとって清涼剤。地下にもぐることも選択肢の一つだ」と述べ高架からトンネル方式への計画変更も含め、建設に前向きな考えを明らかにした。一方、地元の複数の住民団体は「実施するのか、しないのか早く明らかにしてほしい」「計画は白紙撤回すべきだ」といった要望書を、扇国土交通相に相次いで手渡した。三十年以上眠っていた外環道建設問題の議論が、再び熱を帯びてきた。

扇国土交通相はこの日、まず三鷹市北野三丁目の予定地を視察。予定地は畑が広がり、ところどころに住宅や工場などが建っている。約十分間、石原知事、安田養次郎・三鷹市長らとともに歩いた後、「外環はNO」「車優先から人間優先」などのプラカードを手に持った反対住民ら約百人が待つ広場に着いた。

広場では、周辺農家でつくる住民団体「北野不動産管理研究会」の小林庭次郎会長らから、「凍結の状態が続くと将来の生活設計ができない。事業を実施する か否かを、一日も早く明確にしてほしい」との要望書を受け取った。また、「三 鷹外環道路反対同盟」の新守一代表は白紙撤回を求める要望書を提出した。これ を受け、扇国土交通相は「賛成、反対「両方の意見があって当たり前。ただ、美濃部(元都知事)さんのように、一人でも反対したら(実施)しないということでは 二十一世紀型にならない」と語った。

続いて、武蔵野市吉祥寺南町三丁目の予定地を、青山・都副知事、土屋正忠・武蔵野市長らとともに視察。二階建ての一戸建てが並ぶ中を、反対住民ら約百人に囲まれながら約十分間歩いた。

同町の公園では、外環道凍結区間沿いの反対住民らでつくる「外環道路反対連 盟」の浜本勇三代表幹事が「計画を白紙に戻し、『凍結解除』を軽々しく発言し ないで欲しい」とする要望書を渡すと、扇国土交通相は「常磐道と関越道がつな がって、下の道路で璽の通行量が30%少なくなった。やりかけたら早く仕事を終 えることは大きな政策上の利点でもある」と語り、建設に意欲的な考えを示し た。

               ◇
外環道は一九六六年、都市計画決定されたが、地元住民の反対から、七〇年に 練馬-世田谷間の建設が凍結された。しかし、一昨年十月に石原知事が武蔵野 市、練馬区で視察を行い、都議会で「トンネル方式」を表明。昨年四月には、都 市計画決定以来、住民と行政側の初めての話し合いが三鷹市内で行われ、住民の 間からは「道路計画は誤りだ。国、都はまず反省し、責任を明確にした上で計画を白紙に戻すべきだ」との意見も出された。二度目の話し合いは昨年七月に世田 谷区、三度目は同十一月に調布市内で行われた。

 

 


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平成13年1月11日・日経

外環道都内区間  扇大臣が16日視察  都知事の要請にこたえる

扇千景国土交通相は十六 日、東京外かく環状道路(外環)のうち建設計画が三十 年間凍結されている東京都 内区間(練馬区大泉-世田 谷区用賀)の現地を視察す る。東京都心の交通渋滞緩 和の切り札として建設促進 を求める石原慎太郎知事か らの視察要請にこたえたも ので、三鷹、武蔵野市内の ニカ所を見て、石原知事ら 関係者の説明を聞く。大臣 視察を機に、凍結解除の方 向へ動き出す可能性が出て きた。

外環都内区間は関越自動 車道と中央自動車道、東名 高速道路を結ぶ約十六キロ。 扇国土交通相は、中央道に 隣接する三鷹市牟礼の田園 地帯と、武蔵野市吉祥寺の 住宅街を視察する予定で、 石原知事が三鷹市内の視察 コースに同行して建設促進 を要請する。

都内区間は一九六六年に 都市計画決定されたが、自 動車公害を懸念する沿線住 民や当時の美濃部都知事の 反対などで、七〇年に根本 建設大臣(当時)が建設計 画の凍結を宣言したままだ った。東京都は石原知事が 就任半年後の九九年秋に現 地を視察し、凍結解除に踏 み切る意向を表明した。こ れを受けて旧建設省と都、 地元区市、住民団体との間 で話し合いを重ねていた。

当初は高架構造で通す計 画だったが、環境への配慮 などから現在は地下か半地 下方式にする案が有力。

 


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平成12年12月26日・読売

師走の街、パットと明るく 

吉祥寺駅北口広場 JR吉祥寺駅北口広場の照明が明るくなり、周辺の商店街のイルミネーションとつながって道行く人の目を楽しませている。 これまで駅前の照明は「周辺の商店街に比べ暗い」と評判が悪く、市が21世紀を明るく迎えようとライトアップした。東京タワーなどのイルミネーションを手がけた石井幹子さんがデザイン。かさをトーチ型にして照度を3〜4倍に上げた。これに連動させ、周辺の商店なども駅周辺の4本の通りでイルミネーションを企画し、街路樹127本を豆電球で飾っている。商店街のイルミネーションは午後5時から11時。1月8日まで続けられる。

 


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平成12年12月26日・東京

渋滞の解消へ100円バス助成 運輸省  人件費など1/3

バス利用者を増やすことで少しでも都心の交通渋滞を減らそうと、運輸省は二十五日までに、百円バスの普及に乗り出すことを決めた。地方公共団体などを通じて対象路線を募集、人件費や燃料費など費用の3分の一を国が負担する仕組み。来年度から二年間ほど実験的に行う予定。バス会社や利用者などが歓迎する一方で「もっと予算枠を増やして」二年だけでは少ない」など注文の声も上がっている。

運輸省は国土交通省の来年度予算として、交通需要マネージメント実証実験に七億円を用意した。同実験は都市の自動車交通を改善して「快適で環境にやさしい都市交通」の実現が目的。 手段としては、貨物輸送トラックの共同集配や天然ガス車など環境自動車の導入、自家用車からバス・鉄道利用への転換などがあり、百円バスもその一つ。この七億円から百円バス助成にどれだけ振り分けられるかはまだ未定。

助成対象は国土交通省と警察庁が公募、道路の渋滞緩和に効果がありそうな路線やモデルケースとして波及効果が期待される路線を中心に選ぶ。

百円バスについては「赤字一運賃値上一客難れ−赤字」の悪循環を解消しようと、すでに福岡県の西日本鉄道など全国九十六力所で実施。ほとんどの路線で乗客数は増加したものの、六六%で減収。物価を考慮した購買力平価換算で比較すると、日本のバス運賃は欧米に比べても決して高くない。赤字経営が多い日本のバス路線で、百円への値下げは冒険なのが実情だ。

今回の助成制度についてバス会社は一様に歓迎している。東京都の東大島駅などで百円バスを運行している都父通局自動車部計画課は「助成していただけるのなら実施したいという路線はたくさんあるでしよう」と評価。五年前にと東京都武蔵野市で百円の小型バス「ムーバス」を導入した同市も「ムーバスが好評で収支がトントンといっても、運行経費を市が補助しなくて済むというだけ。車両費用などを考えたらまだまだ赤字です。でも市民の要望が高いのでこれからも百円バスの路線は拡大していきたい」と前向きだ。

その一方で、「予算枠が少なくて手を挙げても選ばれるかどうか」「もっと長期間補助してほしい。二年たって助成金がなくなったらまた値上げというわけにはいかない」と不満の声も。日本消費者連盟の水原博子事務局長は「これはいいことですねえ。たとえ赤字補てんになってもだれも怒らないから、環境予算を回すなりして予算をもっと増やしてほしいですね」と注文をつけている。


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平成12年12月7日・読売

「外環道」知事、建設相に視察要請 「工事凍結」解除へ方針

地元住民の反対で未着工となっている「東京外郭環状道路」(外環道)の練馬−世田谷間(十六キロ)について、東京都の石原知事は扇建設相に年内中の現地視察を要講することを決めた。きょう七日の都議会で明らかにする。同区間は三十年前に当時の建設相が「凍結宣言」したままとなっており、都は大臣視察が凍結解除に向けた第一歩になると見ている。

外環道は千葉県市川市から埼玉県三郷市を通り、都内の環状八号線の外側を回って川崎市に至る高速道路。関越道から東名道までの十六キロは、六六年に建設大臣が都市計画決定したが、地元住民の反対違動のため、当時の根本建設相が七○年十月の参院建設委員会で計画の凍結を宣言。予算要求や用地取得などの手続きは一切、ストップしたままとなつている。

しかし、石原知事は昨年10月に現地を視察。トンネル方式による道路建設構想を示すことで騒音や排ガス被害、地域の分断といった問題を最小限に抑える計画を再提案し、今年四月からは国とともに反対住民との話し合いも始めるなど、凍結解除に向けた環境整備を進めてきた。

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平成12年11月22日・朝日

魅力的な建物・景観  撮影作品を募ります 武蔵野市

武蔵野市は、市内のすてきな建物と魅力的な景観を撮影した写真を表彰することになり、候補や作品を募っている。「たてもの武蔵野大賞」と「まちかどフォトコンテスト」で、街とそれを形作る建物への愛着心や景観から地域の環境への意識を高めてもらうのが目的だ。

たてもの武蔵野大賞は(1)周りの景色に溶け込んでいる美しいデサインの建物(2)道行く人への心配りが感じられる建物(3)なつかしい気持ちにさせてくれる建物--を、住宅部門とそれ以外の一般部門に分けて募集する。自薦でも他薦でも構わない。

まちかどフオトコンテストは(1)武蔵野らしい風景(2)遠回りでもついつい足が向く心がなごむ通り(3)本当は内証にしておきたいお気に入りのスポットーなどを撮影した写真が対象。小・中学生部門と一般部門に分けて募っている。

たてもの大賞、フォトコンテストとも応募は一人三点までで、市外在住の人も応募が可能。いずれも各部門一点の大賞と五点程度の入選作を表彰し、たてもの大賞では推薦者と建物所有者の双方に、フォトコンテストでは受賞者にそれぞれ賞状と副賞が贈られる。

所定の応募用紙に記入したうえで同市住宅対策室へ郵送か直接持参。締め切りは来年一月十五日。問い合わせは住宅対策室(0422・60・1905)ヘ。

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平成12年12月21日・朝日

近鉄のピルに大塚家具出店 吉祥寺来年5月

経営不振を理由に来年ニ月に武蔵野市吉祥寺から撤退、閉店する近鉄百貸店(本社・大阪市)東京店のビルに、家具インテリア販売大手の大塚家具(本社・江東区)が出店することになった。両社が二十日、明かににした。 大塚家具は、近鉄百貨店との間に賃貸契約を結んだうえで、来年の五月をめどに家具のショールームを開設する方針だ。同社は先週、多摩市の多摩そごう跡地ビルに新しい店舗をオープンしたばかり。ニヵ月前の九月にも横浜市内に新現出店するなど、出店攻勢を続けている。

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平成12年11月3日・朝日

吉祥寺南口 パスターミナル整備 市都計審が計画を承認

武蔵野市都市計画審議会(会長ー東原紘道・東大地震研教授)が二日、同市役所で開かれ、地元の地権者の間で反発の強まっでいるJR吉祥寺駅南ロヘのバスターミナル整備計画を審議した。市議や都議を中心にさまざまな疑問や意見が市にぶつけられたが、一時間半あまりの議論の末に採決を取った結果は、全員が「計画を承認する」。地権者側の不安や不満が解消されたとはいえないまま、計画を二十二日の都都市計画審議会にかけることを決定した。

市都市計画審議会のメンバーは、学識経験者や市議など十五人で、この日の審議会には全員が出席した。計画の目的として、狭い通りへのバスの排除とそれに伴う歩行者の安全確保や、井の頭通りの渋滞緩和を主張する市に、半数近い委員が詳しい説明を求めた。

主な論点は@計画全体の有効性とバスターミナルの構造的問題A地元商店街ヘの影響B地権者への代替地確保のめど、など。これに対し、市の説明には「他の道路も合めた一体的な整備がなければ、目に見えるような交通渋滞の解消にはつながらない」「影響について具体的な調査はしていない」など、苦しい答弁も目についた。

しかし、最終的には「現状の諸問題に対する緊急的改善と受け取ってほしい。この計画がベターであり、大きな問題はないと考える」などと計画の意義を強調した。

地権者側の傍聴人は審議会終了後、「問題があることをみんなが認識しながら計画を通すのだから、何を考えでいるのかわからない」と話していた。

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平成12年11月1日・東京

吉祥寺駅南口前暫定広場計画  都に再検討を要望
地権者ら『欠陥がある』

武蔵野市のJR吉祥寺駅南口前暫定広場計画に「致命的欠陥がある」として、地権者らが三十一日、都に再検討を求める意見書を提出したことを明らかにした。市は将来的な吉祥寺駅南口の再開発など街区の再整備計画をにらみ、バスターミナルとなる駅前広場用地を確保したい考えだが、この計画手法が地権者の同意を必要としない「道路区域の変更」のため、地権者らは「個人の権利を一方的に行政が決めるのは法律の悪用」と批判している。

この用地は、JR線と京王井の頭線に挟まれた吉祥寺南町一の井の頭通り(都道)と吉祥寺大通り(同)、駅前のパークロードなどに囲まれた約千平方メートルの三角地。意見書を提出したのは二十四人いる同用地の地権者と建物所有者のうち十八人。意見書によると、計画では用地が狭いため、かえって交通渋滞を引き起こす。また周囲の商店街の荷さばきなどにも間題を起こし、五十億円の事業費を投入する効果がない。 住民の同意なく道路区域変更を独断で行うのは財産権の侵害などとしている。

市の計画によると、現在は、パークロードにある八つのパス停で下車させ、吉祥寺大通りに抜けて井の頭通りのパス停で乗車させているのを、パークロードに進入させず、新たに設ける暫定広場に四、五力所のバス停を設置し、乗降や方向転換させるというもの。市は、平成五年から駅前高度利用構想調査を実施しており、昨年、職員でつくる駅周辺再整備検討委員会がこの用地に南口暫定広場を設ける計画を策定。建設委員会に報告し地権者らにも説明会を開いており、今後三日に市の都市計画審議会、二十二日に都の都計審を経て十二月にも都市計画決定することになつている。

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平成12年9月27日・読売

明るい駅前で21世紀迎えよう 吉祥寺駅北口
快適照明で「暗い」返上へ 武蔵野市と商工会が協力

「夜間暗い」と評判が悪いJR吉祥寺駅北口広場の照明を明るくし、駅前の雰囲気を年末までに一新しようという計画を武蔵市が進めている。「従来の胆駅前風景を一新し、新たな気持ちで21世紀を」と企画したもので、同時に地元商工会などもクリスマスや年越しに合わせたイベントを検討している。あす28日には市側と地元商工会四団体のトップが会談し、四団体は近くブロジェクトを立ち上げる予定だ。

一九八七年に完成した北口広場には、百ルクスの街灯が中央の植栽部分に2基、その周囲に九基ある。JRの他の駅前と比べると同広場が際だって暗いわけではないが、市の調査では、吉祥寺寺駅構内は5百ルクス、サンロードのアーケード内は千ルクスもあり、地元商店などから「駅前だけがひときわ暗く見える」との声が以前から市などに寄せられていた。
こうした中、市側が「新世紀の幕開けにふさわしい企画」として懸案だった北口広場の整備問題が浮上した。同広場ではこれまで、クリスマス前にイルミネーションをしていただけで、年末商戦にかける地元商店街も計画に参加することになった。
この具体化に向け、市は今月上旬、庁内に「快適照明検討ブロジェクト」を発足させた。明石海峡大橋や横浜国際総合協議場の照明などを手がけたライトデザイナ一の石井幹子さんに相談したところ、(1)30万人が乗降する駅の広場としては暗い(2)照度分布が不適正(3)商店街の照明とのバランスが悪いーなどを指摘された。
市としては工期が年末までと短いため、照明のポールは現在のものを使用するが、照度を現在の三‐四倍にする方向。また、現在の有効活用されていない中央の植栽部分も、樹木の位置などを工夫する。

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平成12年9月14日・東京

外務省宿舎跡地 利用アイデア募集
武蔵野市 来月7日にフォーラム

武蔵野市は、吉祥寺本町三丁目の中央通りに面した元外務省の職員寮「精励会」跡地について、利用計画を地域住民と協議するため、アイデアや意見の発表希望者を募集している。10月、市長を囲んだフオーラムを実施、利用方法を考える。
職員寮跡地は8年前に市土地開発公社が外務省の福利厚生団体から贈入した約二千四百十平方メートルの土地 で、来年度にも利用計画を策定する予定になっている。 音ながらの吉祥寺の趣のある、中道商店街のはずれにあり、周囲は木造密集地のため防災上も必要な地域。道路を挟んで中道公園があるが、その広さは約四百九十平万メートルと狭い。
市が昨年四月に地域住民にアンケートしたところ、2317人から回答があり、利用方法として、「はらっぱ」がトップの一八・九%、次いで「公園」の一六・五%、「高齢者福祉施設」一四・三%などの順だつた。
フォーラムは「樹の下で語ろう」と題して、十月七日午前十時から正午まで、跡地内の樹木の下にシートを敷いて車座になり、市長らと話し合う予定。
発表希望者は二十二日までに市企画課=電0422(60)1801=に申し込む。


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平成12年9月1日・読売

三鷹市民、武蔵野市動かす
隣接市道の改善要望に即答 来週から歩道浦修工事

雨が降ると歩道に水があふれて歩けない。なんとかしてほしい−三鷹市の市民団体が今年六月、同市に隣接する武蔵野市の市道について、こんな改善要望を出したところ、武蔵野市がさっそく補修工事を行うこととなった。工事は来週始まる予定で、同団体は、「別の市の市民団体の要望をきちんと受け止めてすぐに動いてくれた」と評価している。

改善要望を出したのは「住みよい環境をつくる三鷹市民連絡会」(略称三鷹環境市民連)。一九九二年に発足し、環境問題に関心を持つ11団体と個人が活動している。同団体が今年二月、身の回りの改善要望を市民から募っだところ、道路設備や公共交通など、九十五件の要望が集まった。
今回の工事は要望のうちの一件で、武蔵野市御殿山一の通称「井の頭公園通り」という市道の一部が対象。
幅約七メートルの道路東側の約一メートルが、パイプガードに遮られて歩道になっている。 道路両側は井の頭公園の雑木林で、下水道が未整備のため排水設備はない。そのため雨が降ると、付近に大きな水だまりがでぎるうえ、公園から落ち葉や土が流出して悪路となる。
行政上ば武蔵野市だが、三鷹市井の頭地域と隣接し、付近の人の生活道になっているため、三鷹市民から改善要望が寄せられた。
毎日、この道路を利用する女性(72)は三鷹市井の頭四丁目の在住で、「雨が降ると、歩道は水浸しでとても歩けず、仕方なく車道を歩いている」と話す。
武蔵野市では、要望を受けて現状を確認、補修工事を行うことをきめた。計画によると、幅1メートルの歩道を 約百二十メートルにわたって五センチかさあげし、歩行者が通る場所を確保する。
市建設部管埋課は「改善要望された道路は、市としても補修が必要と認識していた。要望を受け盛り上げ工事を行うが、工事後の様子を見ながらさらに工事が必要かを検討したい」としている。今回の補修費百五十万円は今年度の道路管理費約四千万円からねん出するという。
荒川賢一・三鷹環境市民連会長は、「自治体の境に住んでいる市民は、隣接する自治体の道路を利用することが多い。要望から三か月で工事に取り掛かってくれてありがたい」と話す。
三鷹環境市民運は「歩道の幅が狭くで危険なので広くしてほしい」「信号柱が歩行の邪魔になっている」など、九十四件の改善要望を三鷹市にも申し入れており、三鷹市は今月中に回答することにしている。

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平成12年8月30日・読売

ムーバス新路線11月未に運行へ
きょうと、あす地元で説明会開催

武蔵野市のコミュニティバス「ムーバス」の三路線目が十一月末から運行を始める見通しになった。市は三十、三十一両日に同市内の境南コミュニティセンターで、地元説明会を開く。 新路線は西ルートと東ルートの二種類あり、市は小田急バスに運行を委託し、いずれもJR武蔵境駅南口と境南町間を循環する。 西ルートは天文台通り−富士見通り−連雀通り−武蔵野赤十字病院−境南町二丁目など三・八キロ。東ルートは境南町二丁目一武蔵野赤十字病院−かえで通りなど三、二キロ。バス停はおおむね二百メートル間隔で地域内に二十八か所置かれる。 運行時間は午前七時から午後九時まで。西ルートが二十分間隔で四十一二便、東ルートが十七分間隔四十九便運行される。料金はいずれも百円。


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平成12年8月9日・日経

障害者の誘導ブロック 横断歩道に続々デビュー
騒音対策など課題

視覚障筈者が横断歩道を安全に渡れるよう、路面に小さな突起を付けた誘導用プロックを敷設する動きが全国に広がっている。「横断途中に方向が分からなくなり、怖い思いをした」などの障害者の切実な訴えで、警察本部や自冶体などが対策に乗り出した。世界に先駆けた試みとされるが、車道に突起物を付けたことで、かえって車の騒音が大きくなるという問題などもあり、専門家の協力を得て改善に向けた取り組みも進んでいる。


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平成12年2月15日・読売

コミュニティーバス新路線 境南地区で運行
武蔵野市新年度予算

武蔵野市の土屋正忠市長は十四日、現在、吉祥寺駅を中心に東循環と北西循環の2路線を運行しているコミュニティバス「ムーバス」の新路線として、武蔵境駅を中心とした境南地区での運行を考えていることを明らかにした。新年度予算案発表の記者会見で明らかにしたもので、新路線設定のための調査費として五百万円を予算案に盛り込んだ。来年度中に新路線の運行を目指す。


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平成12年1月13日・読売

高架下に市民の知恵活用
中央線三鷹−立川駅工事中の13.1km
連絡団体、月内旗揚げ 自治体やJR交え5月”サミット”開催

JR中央線三鷹−立川那間(13.1km)の連続立体交差事業で生まれる「高架下」の空間を環境保全や街づ<りに役立てようと、武蔵野・多摩地底の街づくりグループなどが連携して市民案を作りを始めた。名付けて「グリーンネックレス構想」。薄暗い場所になりがちな高架下を、緑と楽しさのあふれる場に変えるのが狙いで、全国各地の事業のモデルにもなるようにする。連結団体を月内にも発足させるほか、武蔵野、三鷹など沿線六市やJRに呼びかけ、五月には「公開サミット」を国分寺市で開く。


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平成12年1月12日・読売

武蔵境駅南口の倉庫跡地 公共施設アイデア募集
武蔵野市来月から

武蔵野市は二月一日から、JR中央線武蔵境駅南口の農水省食料庫跡地に建設予定の公共施設について、アイデアを公募する。「二十一世紀に必要な公共・公益施設とはなにか」をテーマに広く意見を集め、今後の計画作りの参考にするのが狙いだ。


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平成11年12月21日・サンケイ

完成5年間延期に
JR中央線・三鷹-立川駅間の連続立体交差化事業
平成20年度にずれ込む

JR中央線三鷹ー立川駅間の連続立体交差化事業の最終完成時期について、都建設局は、当初予定の平成十五年度末から五年間延び、二十年度末となることを沿線自治体などに報告した。同局は「中央線は過密ダイヤであり、仮線を敷く土木工事を行うには、当初の工事期間では間に合わないため。総事業費に変更はない」としている。同事業の用地取得は現在約81%で、用地買収の難航も要因とみられる。


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平成11年12月2日・読売

東京都外環道16キロトンネル化
練馬-世田谷間30年ぶり凍結解除へ

東京郊外の高速道路を横につなぐ「東京外郭環状道路」の整備事業について、東京都の石原慎太郎知事は1日、地元の反対で着工が凍結されている練馬-世田谷間を、高架でなく「トンネル方式」で完成を目指す方針を表明した。都では,騒音問題をクリアできる同方式を軸に、年明けにも地元住民などとの協議を開始する。外環道の練馬ー世田谷間は,美濃部亮吉知事時代の1970年に計画が凍結されたままになっているが,トンネル提案は建設省も支持しており、30年近くも宙に浮いた工事計画が再び動き出す。


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平成11年11月5日・読売

「ムーパーク」利用65%増
武蔵野市10月集計 24日には74台記録「積極PR、市民に浸透」

郊外の専用駐車場にマイカーを止め、吉祥寺の繁華街へはコミュニティーバスで来てもらおうという武蔵野市の「ムーパーク」事業で、十月一か月間の専用駐車場の利用が前月か6割以上も増加したことが、四日までの同市のまとめで分かった。市は「積極PRなどで市民への浸透が進んだ」としており、今月中にもJR吉祥寺駅周辺などで交通量調査を行い、詳しい効果を分析する。


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平成11年11月2日・朝日

外環道で石原知事凍結解除国に要請
年内にも地元協議の意向

石原慎太郎知事は一日、中山正暉建設相と会談し、地元の反対で二十九年間にわたって計画が凍結されている東京外郭環状道路(外環)について、凍結解除を要請するとともに、国が加わって地元住民と話し合うことを申し入れた。知事によると、建設相は凍結解除について「わかりました」と答えるとともに、住民との協議の機会を都が設けるよう求めた。


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平成11年11月2日・毎日

外環道工事凍結解除で知事と建設相合意
環境破壊してまで必要か
予定地の住民改めて強く反発

1970年から事業が凍結されたままになっている「東京外かく環状道路(外環道)」の練馬−世田谷間の整備事業で1日、石原慎太郎都知事と中山正暉建設相が凍結を解除する方向で合意した。しかし、予定地の地元住民たちは「なぜ環境を壊してまで道路を造る必要があるのか」と改めて強く反発している。


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平成11年10月15日・読売

1064台の駐輪場来月オープン
吉祥寺駅の「ロンロン」

JR吉祥寺駅に併設されている総合ショッピングセンター「吉祥寺寺ロンロン」に来月二十四日、自転車一千六十四台を収容する駈輪場がオープンする。


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平成11年10月7日・読売

石原知事「外環」凍結区間を視察
新たな策探す意向示す

住民の強い反対運動で三十年前に事業が凍結された「東京外かく環状道路(外環)」の練馬ー世田谷間について、石原知事は六日、武蔵野市と練馬区の凍結区間を視察した。知事は「都内の交通事情を改善するためには外環の完成が必要」として、事業再開をめざしているが、現地では建設に反対ずる住民がプラカードを持って駆けつけるなど、険しい空気の中での視察となった。


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平成11年9月28日・読売

「ムーパーク」ひと工夫を

休日の吉祥寺の駐専場は、どこもいっぱいです。そこで、「ムーパーク」を利用してみました。  武蔵野市が七月から始めた試みで、少し離れた駐車場に自分の車を置いてムーバスで吉祥寺へ出るという方式です。私が利用した日は日曜日の昼下がりなのにムーパークはがらがらで、計五十九台OKのところに十台も駐車していません。


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平成11年9月11日・読売

吉祥寺駅前銀輪公害なくそう レンタサイクル試験導入
武蔵野市来年4月駐輪場に45台配備

武蔵野市は来年4月から、吉祥寺周辺の放置自転車対策の一環として、自転車を有料で貸し出す「レンタサイクル」を試験的に導入する。同市は18年前、JR武蔵境駅でレンタサイクルを実施しながら定着しなかった経緯があるが、かつて全国ワースト1にもなった吉祥寺駅前の放置自転車数は、今も多いときで2000台に上る。今回の再導入は地元の強い要望によるもので、市は「買い物のときや、つうきん・つうがくにも、どんどん利用して欲しい」と期待している。


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平成11年8月31日・毎日

吉祥寺駅南口暫定広場 2000平方メートルのバスターミナルに整備

武蔵野市議会建設委員会が30日開かれ、市は吉祥寺駅南口暫定広場の構想案を報告した。約2000平方bをパスターミナル広場として整備し、周辺8カ所のバス停のうち4カ所を広場内に移す計画。市では今後、土地買収など具体的な整備手法の検討に入る。


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平成11年7月20日・朝日

吉祥寺広範囲に赤水

武蔵野市吉祥寺地区で18日午後6時ごろから19日朝にかけて、「水道管から赤い水が出た」という苦情が相次いだ。市が飲料用の井戸水の工事をしたためだが、普段の水道工事と違って事前に広報しなかったため、住民が不安を感じたようだ。「毒物ではないのか」 「なぜ事前に説明しないのか」という電話が、市に十数本あったという。武蔵野市水道部工務課によると」吉祥寺地区の水道管は市内で最も古く、1959年から60年代にかけて設置された。さび止めコーティングがされる以前の鋳鉄管で、内部に赤さびがついている。


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平成11年5月27日・読売

吉祥寺のパーク&バスライド7月テスト運行開始

吉祥寺駅周辺の交通渋滞の緩和を目指し、武蔵野市、武蔵野商店連合会などで作る「市ムーバスアンドパーキング計画推進委」は、郊外の駐車場から繁華街まで客をバスで運ぶ「パーク&バスライド」のテストを七月一日から二年間実施する。ゴールデンウイーク中に行った試みを本格化させるもので、推進委では利用状況などのデータを蓄積し、将来的には駐車場やバスの運行路線を増やす。


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平成11年1月21日・読売

武蔵野 ムーバス初の黒字路線 北西循環線
人件費抑制が効果 3月から1日13便増

武蔵野市がJR吉祥寺駅周辺にある交通の不便な地域で運行しているコミュニティーバス「ムーバス」の2路線のうち北西循環線が、今年度の収支予測で約千万円の黒字になる見通しとなった。1995年11月に東循環線の運行が始まって以来、単年度収支で黒字が出るのは初。予想以上に好評で雨の日は乗客を積み残す時もあるため、市では3月8日から、北西循環線の運行体制を現行の1日にバス2台、42便から3台、55便へと増やす。


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平成11年1月7日・サンケイ

JR中央線三鷹〜立川間、高架化事業着工へ
3月18日にも起工式 「開かずの踏切」解消

JR中央線の三鷹〜立川駅間(約13.1k)の高架化に向けた連続立体交差化事業が着工する見通しとなった。事業主体の都は三3月18日にも起工式を行う方針でいることが6日、分かった。平成15年度に完成する計画。東小金井駅北口の土地区画整理事業など見通しか不透明な地域もあるが、施工区間には「開かずの踏切」も多く、高架化が実現されれば、交通渋滞の緩和および解消か期待される。南北一体となった沿線の術づくりに弾みがつくことになりそうだ。


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平成10年11月16日・東京

仙川に清流よ再び!
三鷹、武蔵野両市 浄化事業に着手
来春潤いのあるせせらぎが復活

かつて武蔵野の雑木林を仙川(せんがわ)のせせらぎが縫うように流れていた。地元三鷹市と武蔵野市は、現在は干上がり、排水路同然になってしまつた同川の清流を復活させようと、水源確保や景観整備に乗り出した。 三鷹市は今秋公園と流れを一体にした「水源の森」(上連雀5丁目)の建設に書手、武蔵野市は近く桜堤1丁目で仙川を石碑み護岸にする工事を開始する。


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平成10年10月28日・サンケイ

第6回公共建築賞 武蔵野市に建設大臣賞
吉祥寺末広通り自転車駐車場
「個性ある景観づくり配慮」

武蔵野市は27日、優れた公共建築に贈られる「弟六回公共建築賞」(公共建建築協会主催)の生活施設部門で、武蔵野市吉祥寺南町の「吉祥寺駅末広通り自転車駐車場」が建設大臣賞を受賞することか決まったと発表した。 武蔵野市では、「末広通り自転車駐車場の建設では、この地域が市民の通勤・通学路であると同時に、コミュニティーに密着した商店街であることを踏まえ、地域の実情に沿った形や色彩に配慮し、個性ある景観づくりを心かけたことなどが受賞につなかったと考えている」としている。


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