●第19号 1998年(平成10年)11月発行

ごみ有料化1年 不燃物除去作業と減量を要望
 平成10年第3回定例議会は、9月7日より9月24日までの会期で開催された。水道事業会計の決算の認定や千川小学校の自然体験園の整備費やLANシステムの導入に伴いOA床化の工事費等が補正予算で提出され審議された。山下議員は、事業系ごみが有料化され1年たった現在の状況とこれからのごみ行政、OA床の工事について一般質問をした。

 事業系ごみ有料化実施1年。様々な論議を呼び有料化に踏み切りましたが、その後どのような変化が出てきているのか。当初の目的は達成しつつあるのかを中心に、一般質問をいたしました。 7月にルーマニアの日本武蔵野交流センターの開所式のために訪欧した際、フランクフルト市で「ごみ」事情を学ぶ機会を得ました。強く感じたのは有限な資源と地球環境をいかに守るかの姿勢であり、市民・生産者を含めた官民一体となって徹底したリサイクルによってごみゼロを目指す取り組みでした。日本よりもはるかにリサイクルに対する意識は高いものがありました。

(1)有料化から1年、事業系ごみの現況は

山下議員
 有料化の目的として(1)事業者自己処理責任の徹底(2)事業系ごみの減量・資源化・リサイクルの促進(3)排出者間の負担の公平をはかるの3点を挙げていた。
  有料化に踏み切って1年経過し自己処理責任のために、搬出量一日平均10kgを越える事業所は以前から業者収集になっていたが、有料化により業者収集への移行が増えていると聞くが現況は。また、この施策によって、資源化率はどのように向上したのか。

土屋市長 8,100事業所のうち約1,500件が許可業者収集になり対前年度比件数で14%、収集量で3割増えている。また、総資源化率は平成8年度と比べると約2ポイント増加してきている。特にアルミは対前年度比249%増化するなどの効果が出ている。

山下議員 「この施策の最大のねらいはごみの減量です」と市長はこの導入に際し述べていたが、現状は減っておらず、0.01%とわずかながらであるが増えている。この原因は。

土屋市長 有料化の実施から日がたって動機づけが弱くなったこと、小型の焼却炉がダイオキシン問題で使用不能になったことなどが考えられるが、その他の要因も含め引き続き研究してみたい。

山下議員 許可業者が直接搬入するごみが昨年と比べると3割増えて、ごみ全体では1割の増加にあたる。また、4月より缶の収集も民間委託にしたことを考え合わせると直営収集が減少していると思うが、職員の配置、業務内容はどのように変化しているのか。

土屋市長 今まで収集にあてっていた職員のうち9人を3班編成にして分別の指導、違反の取締などにあてている。


(2)焼却残灰からの不燃物除去作業の早急な改善を

山下議員
 焼却残灰の中から金属系の不燃物を取り除く作業を見たが、灰まみれの手作業であった。この作業を作業員の健康面でどのように認識しているのか。また、早急に機械化を検討すべきだと思うが。

土屋市長 長 問題ないと思うがよく研究したい。


手作業による不燃物を取り除く作業


 また、今年度予算のなかで、先にお知らせしたように内部情報統合システムの導入が予定されていたが、補正予算でOA床の工事の費用が計上され、導入が一年伸びるとのことを聞き、なぜ今ごろになってOA床の工事かという疑問を持ち質問をした。
 これには、様々な検討の結果、そのような処置を取ったとの答えがであった。 最後に特に焼却残灰の作業環境改善を早急に、合わせて、市民に対し分別の徹底を知らしめると同時に、減量化を更に進めるように要望し質問を終わった。



ホームページ開設いたしました

 昨年から、新しいメディアであるe-mailを使い皆様のご意見をお聞きしている中で、即時性、双方向性など、このメディアの持つ特徴をどのように使っていくべきかを考えておりました。そして、さらに様々な方々からのご意見や情報をお聞きしたり、市政の情報をお伝えすることが大切と考え、ホームページを開設することにいたしました。

  まだホームページ作成の知識も充分とはいえませんが本年10月の開設をめざし議員活動の合間を見つけ作製してまいりました。まだまだ不完全ではありますが、より良いホームページを皆様と一緒に作っていきたいと思います。ご意見、ご感想アドバイスをいただければ幸いと存じます。

  もちろん市政に対するご意見、相談もお待ち申し上げます。

ホームーページの内容
  ・後援会だより・議員活動日誌
  ・庁内報から見た市の動き
  ・原則として毎月2回開催される庁内会議(市長、助役、部長による連絡調整会議)の報告。
  ・新聞記事から見た市の動き:日経、朝日、読売等の新聞記事に取り上げられた武蔵野市関連の記事の紹介
  ・リンクのページ
  等で構成されております。是非アクセスしていただきたいと思います。

E-Mail:tmkz007@jade.dti.ne.jp(アドレスが変わりました)
http://www.jade.dti.ne.jp/~tmkz007/



編集後記

・先日来、武蔵野市の公共用地の確保に付いての非難のビラやテレビ報道がされました。公共用地の必要性、土地開発公社の役割など、特集号発行。
・ホームページ開設。さまざまな方からのご意見ご感想を期待。皆さんとともに作って行けたらと。それにしても「後援会だより」18号、約70ページを載せるのために山下議員、悪戦苦闘。しかし、おかげさまで全文を読み直すことになり次の一歩へ。
・ 山下議員、今年も介護保険、子どもの問題、環境とさまざまな問題に取り組みました。

今年最後のご挨拶になると思います。少し早いですが、来年も皆様にとりましてよいお年であることをお祈りいたします 。



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