●第7
号 1993年(平成5年)9月発行

福祉・環境問題への取り組みに期待!!
−山下議員、公約実現に向けて、厚生委員会へ−
平成5年度・議会での活躍の場決まる

 
6月7日から23日間の会期で平成5年度第2回定例議会が行われた。11日の本会議で正・副議長、監査委員をはじめとした議会での新しい役割を決定した。山下議員は、選挙公約〜生き生きした高齢化社会〜実現のため厚生委員会に、また焦眉の急である銀輪公害解決のため、引き続き自転車対策審議会に所属した。
  6月の定例議会では2年ごとに交代する正・副議長を始めとし、本年度の常任委員会等の役割が決定した。

◎常任委員会… 厚生委員会(任期一年)
 常任委員会については、山下議員はいままで二年間行政の全般を見ることの出来る総務委員会に所属していましたが、本年度は福祉・環境等の問題を扱う厚生委員会(副委員長)で活躍することが決まりました。
  特に選挙公約にもありましたが、いきいきとした高齢化社会を迎えるについての数々の施策を始めとする福祉や今最大の問題であるゴミ問題を始めとする環境問題に取り組みます。

◎鉄道対策特別委員会(任期二年)
  三鷹−立川間の連続立体交差化事業の案件を審議する委員会。

◎議会運営委員会(任期一年)
  議会の円滑な運営をするために様々な問題を協議する委員会で、昨年に引き続き会派を代表して出席することになりました。新しい感覚で議会改革を進めてもらいたいと思います。

◎各種委員会等(任期二年)
  福祉公社評議委員
 
自転車対策審議会
  社会福祉協議会評議員
  保健センター運営委員会委員

  市政に対する要望の最も多い放置自転車対策の様々な問題を審議する「自転車対策審議会」に昨年に引き続き委員として参加します。山下議員は今までも自転車対策に関し様々な意見を述べてきましたが、本年度、来年度は武蔵野市の自転車対策も大きな転換点にきています。武蔵野市の取り組みに対し積極的な発言が求められています。

◎「市民クラブ」での役割
  会派副代表



井口秀男さん都議会議員に返り咲く

 去る6月27日に行われた都議会議員選挙で前回苦杯をなめた井口秀男さんが20、364票の得票で武蔵野市の都議会議員として返り咲きをはたしました。

  山下議員は「地方自治」に政党は要らない、必要なのは常に市民サイドに立って考えることだ、との立場から武蔵野市議会では無所属を貫いています。しかし、武蔵野市でただ一人の代表を選ぶについては、前号でお知らせしましたように、武蔵野市にとって、今の都政にとって、自民党公認ではありますが、井口秀男さんが最適であるとの立場から積極的に選挙運動に取り組んできました。これからの井口秀男さんの活躍に期待します。


10年前より実践!! 草の根からの政治改革
"武蔵野方式”定着

 初当選以来二年。粉骨砕身、真摯な姿勢で市政に取り組んでいる山下議員。改めて、この二年間の活動をふりかえっていただき、同時に、武蔵野市における政治改革の実践を、おおいに語ってもらいました 。

初当選して二年が経過しましたが、だいぶ慣れましたか?

山下議員 そうですね。早いものです。皆さんにお世話になってから二年たちました。おかげさまでだいぶ議会の雰囲気等にも慣れました。議会で発言したりすることも最初はだいぶ戸惑いましたが最近はだいぶ楽になりましたね。当選してからは、行政の内容を知るためにも毎日市役所に行っていました。最初の頃は行っても行く課がなくて、議員の図書館に行って過去の資料を読んだりしていました。議会事務局の人には「常勤市議会議員」などと言われましたが、今ではほとんどの部課長と面識がありますので疑問に思ったことや、市民相談などで行ってもスムーズにいくようになりました。しかし、同時に今は行政の奥の深さ、幅の広さを痛感しているところです。

たいへん楽しくいろいろ活動しているようですが?

山下議員 私は、市議会議員の判断の基準は、政党やイデオロギーにしばられることなく市民の立場で考え、発言し、行動することが大事だと考えています。市民の皆さんの考え、活動を知るためにさまざまな会合等にも積極的に出席して来ました。民謡、詩吟、太極拳等趣味の会から、障害者の皆さんの集会やボランティアの皆様の集まり等にも出席しました。そのことが、街の実態を知り、市民の皆様のニーズが何処にあるのかを知ることになると思っていますし、このような活動の積み重ねが議会の中でも生かされています。

本当によくいろいろな場でお見かけしますネ。議員って大変だと思いますが、忙しいんでしょ?

山下議員 案内状がきたり、情報が入れば出来るだけ行くようにはしています。皆さんからよく「たいへんですね」と言われますが、仕事の一環ですし、常に新しい発見があり、むしろ楽しんでいますよ。もっともなんでも出れば良いというものじゃないですけどね。その事から何をくみ取るかが大事だと思います。

さて、現在「政治改革」が大きな問題になっていますが、武蔵野市における「政治改革」についてお話を伺いたいと思います。

山下議員 武蔵野市の土壌として、従来より市民運動が盛んで、行政に対する関心が高い人々が多いという事が言えます。その結果行政の執行者は、市民の信託に答えねばならないという使命感があり、手を抜くことができない状態にあります。しかし、そのような土壌があるにも関わらず10年前の4千万円の高額退職金騒動が起こりました。
  その時、現・土屋正忠市長が、特定の業界や団体から動員や献金を求めることなく市民のカンパとボランティアで市長選を勝ち抜きました。私も青年会議所運動などを通しこの戦いに参加していましたが、1日1日と市民の盛り上がりを肌で感じました。この一連の運動が、武蔵野市における政治改革の出発点であり、今日までいわゆる「武蔵野方式」として定着しています。
  ですから私の選挙戦においても、特定の業界や団体から動員や献金を求めることなく戦いました。私の同級生や地域の人たちが率先してボランティアで宛名書き、ビラ配り、電話作戦や食事の用意をしていただきました。  私の見てきた市長選、先の井口秀男さんの都議会議員選挙でもまったく同様で、市民の手で行われて来ました。
  このように、武蔵野市では10年前から政治改革を実践してきているのです 。

政治にはお金がかかるといわれておりますが、その事についてはどうですか。

山下議員 日経新聞社の資料によると、人口10万人ぐらいの都市での市議会議員選挙の平均的な費用は1000万円ぐらいかかるとのデータがありますが、私の選挙はその半分にも満たない費用ですますことができました。その大部分は広報活動費−ポスター、リーフレット、選挙ビラなどの印刷費及び通信費−でした。
  議員になった今でも、行政の動きや議会での活動等を皆様にお伝えするために、後援会だよりを発行しています。この発行にともなう費用が一番まとまった支出です。そのための費用は不可欠です。しかし、発行にともなう諸作業、宛名書きや発送作業をボランティアでお手伝い願い、印刷費・通信費だけですんでいます。その支払も議員歳費の一部とカンパでまかなえる額です。このように常に様々な人に支えられ、議員としての活動報告ができるわけです。
  このような人々に支えられて選挙戦や日々の議員活動を行っていますので、多大な資金は必要としません。したがって、利権や特定の団体の利益代表になる必要がなく、常に市民の立場にたって議員活動をする事ができるわけです。
  私も過去10年間武蔵野市における政治改革の実践を身近に見てきましたが、先輩議員の皆様方の努力もさることながら、良識ある市民の皆様方の力がこのような「武蔵野方式」を定着させたのだとつくづく感じています。

まさに草の根からの「政治改革」ですね。ちょうど仕期の折り返し点です。後半、また一層のご活躍を期待いたします。本日はありがとうございました。


大きく育て!! 山下議員
第二回総会及び懇親会開催される

 去る6月3日、JA武蔵野(武蔵野市農協)に於いて第二回山下倫一後援会総会及び懇親会が開催された。前日からの雨が心配されたが、午後から晴れ間ものぞく中、定刻より少し遅れて始まった。「二年間見て精いっぱいやっていると思うが、皆様方の目でチェックを常にしていただき、更に大きく育ててほしい」と小川洌後援会長(早稲田大学教授)の挨拶で始まった。その後、来賓の土屋正忠市長の祝辞のあと、山下議員は、20分間にわたり昨年一年間の活動の報告をした。特に、「これからの政治家のあり方として、哲学を持って臨むことが大事だ」と述べたことが印象に残った。また、6月27日行われる都議会議員選挙に於ける井口秀男さんの支援を皆さんに訴え挨拶を締めくくった。これを受けてご自分の選挙事務所開きを済ませ騒けつけて下さった井口秀男さんが都議選に臨む決意を述べ懇親会に移った。
  懇親会の中では、近隣の商店会長、同級生、自転車問題に取り組んでいるグループなどの方々から山下議員の活動の一端を披露していただいた。
  参加者一人ひとりが山下議員の活動を支え、育てているんだ、というような家庭的な温かさを感じさせる懇親会であった。
  二回目であるが参加者数も昨年より増え、地域的にみても会場近くの西久保、中町はもとより吉祥寺東町や南町、あるいは境南町からと、全市にわたって騒けつけて下さっているのを見て、山下議員の活動が少しずつ根づいてきていることを実感した。
  今後皆様のご期待にそむかぬように山下議員の活動を支えていくことを幹事一同が誓った一日でもあった。


返信ハガキから

総会の出欠の返事とともに様々なメッセージが寄せられました。今後の山下議員の活動に生かさせていただきますが、その一部をご紹介させていただきます。

◎電柱がない武蔵野市を500年後に完成することを考えてもらいたい。(西久保Aさん)
◎都市の美観を損ねている無数のコンクリートの電柱と空に張りめぐらされた電線である。年月もかかるが共同溝の設置を考えてもらいたい。(吉祥寺東町Sさん)
◎ごみ問題にもっと力を入れていただきたい。先日市政センターに空き缶の回収ボックスの設置について報道があったが、もっと多くの施設に設置を。(吉祥寺北町Tさん)
◎より一層クリーンな水の供給を。ゴミの減少対策の実施を。(吉祥寺南町Yさん)
◎生活環境のよりよい整備、福祉施設の向上を目指して。(境南 町Tさん)
◎駅近くの自転車の放置自転車対策何とかならないでしょうか。(西久保Sさん)
◎守備範囲を日々広げられてのご活躍頼もしく嬉しく存じます。(関前Kさん)
◎変化の激しい時代に遭遇し、市政も多くの難題を抱えているということについて、貴台の活躍によりあらためて眼を開く思いです。具体的な方策を掲げての力強い活動に感謝します。(西久保Rさん)



編集後記

・艱難辛苦に耐え4年。井口秀男さんの情熱最登板決定。都政と市政の架け橋としての活躍に期待。
・政治改革。問われているのは政治哲学。山下議員の市政に対する真摯な市政を信頼。
・先日の総会及び懇親会。スタッフが存じ上げない方々も多数参加。これは山下議員の地道な活動の積み重ねが少しずつ大きな輪に育っているものと確信。




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