●庁内報 平成12年2月18日号

主な記事
 ・21世紀に必要な公共(公益)施設とは何か
   (農水省食料倉庫跡地利用)アイデア審査委員会の設置について
 ・武蔵野市のバランスシートについて
 ・職員定数の職員組合交渉について


主管者会議

2月15日(火)に開倦された第4回主管者会議の概要をお知らせします。議題として、第1回市議会定例会提出議案説明者の決定を行った後、次のような報告がありました。

21世紀に必要な公共(公益)施設とは何か(農水省食料倉庫跡地利用)
アイデア審査委員会の設置について(古田土企画部長)
アイデア審査委員会の委員は次の方々です.小田 稔(東京情報大学長・名誉市民)、上條滝子(イラストレーター)、近藤康子(サントリー(株)東京お客様相談室長)、清水忠男(千葉大学工学部教授)、西本晃二(政策研究大学院大学教授)・‥[敬称略]

武蔵野市のバランスシートについて(古田土企画部長)
武蔵野市では、平成10年に新世紀委員会「新しい仕事のやり方委員会」を設置し、今後の行政経営のあるべき姿について提言を受け、様々な行政改革に取り組んでいます。そのひとつとして、市民の皆様へのアカウンタビリテイ(説明責任)を果たすとともに、市の財政状況などを正確に把握し、コスト意識をもった経営を行うためのひとつの方法として、公会計制度に企業会計の考え方を取り入れることについて検討を重ねてきました。主にバランスシートについて、一定の成果がまとまりましたので報告します。

本市のバランスシートの特徴としては、
(1)発生主義会計にもとづく会計情報のあり方を、
 1)バランスシートの作成
 2)行政評価システムヘの情報提供
 3)長期計画や予算制度への情報提供
といった3つのステップに分けて考え、今回の研究を第1ステップと位置づけました。

(2)作成方法について、毎年度の決算統計を積み上げて行う方式に加え、公有財産台帳の資産情報を取り入れ、詳細な固定資産の情報を網羅しました。

(3)貸借対照表だけでなく、行政コスト計算書、資金収支計算書、武蔵野市全体のバランスシートを体系的に作成しました。

(4)バランスシートからどのようなことがわかるか、資産と財源の関係を中心にいくつかの分析を行いました。

平成10年度の貸借対照表によれば本市の資産総額は2187億円となります。職員研修は後日実施する予定です。

職員定数の職員組合交渉について(土屋市長)
職員定数について、新職員定数適正化計画を職員組合に提示し交渉を行ってきたところですが、妥結できる状況ではない。妥結できない主な理由は、学校事務職員及び保育園用務の嘱託化についてである。学校事務臓員の嘱託化については、学校経営のあり方について教育委員会・市立小中学校長・教頭による検討委員会で検討してきた結果であり、職員を嘱託化するかどうかは政策決定事項である。従来の慣行もあり労使交渉としてやってきたが、組合の同意がなければ実施しないというものではない。当局の責任において行う、保育園の用務の嘱託化も同様である.保育園運営経費(単価)は他市より高く民間の1.5倍のコストがかかっている。コストを下げ将来にわたって良質なサービスを提供することは経営責任の問題である。民間では徹底的なリストラを行っている。自治体で定期昇給ストップや本俸4%削減などの合理化を実施しているところもあるが、本市では給与を保障しつつ雇用は守り配置転換で合理化をしようとするものである。組合が反対する理由は市民に説明がつかない。嘱託化は経営責任で行うものであり、今後も経営の合理化を推進して行く。




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