●庁内報 平成16年11月9日(火)


◎第6回中越地震支援対策本部会議の概要
 11月8日(月)午後0時40分から第6回中越地震支援対策本部会議が開催されましたので、その概要をお知らせします。


主な記事

・第5回対策本部会議以降の小国町などへの支援状況(三宅防災安全監)
・小国町の現在の被災状況について(渡部防災安全課長)
・小国町内の被災状況について(塩沢都市整備部長)
・バキュームカーなどの作業状況について(会田環境生活部長)
・青空市における災害義援金について(会田環境生活部長)
・(市長から)
・(永並助役被災地視察報告)
・(広報課から)

<報告事項>
○第5回対策本部会議以降の小国町などへの支援状況(三宅防災安全監)
 11月2日(火)・3日(水・祝)、永並助役・渡部防災安全課長・大渕係長の3名による情報収集部隊が小国町と長岡市・小千谷市の視察をしました。小国町では、大橋町長との情報交換、本市派遣職員との接触、町内の被災・避難・復旧状況の視察などを行いました。長岡市・小千谷市では、本市理事者・職員として初めての本格的な情報収集を行いました。
 4日(木)に、バキューム作業管理と福祉関係調査のため、ごみ総合対策課の沢田技能主任と生活福祉課の根本主事を派遣しました。また、2日以降に、ブルーシート1000枚を新たに小国町に送り、今までとあわせると2475枚を送ったことになります。
 6日(土)午後には、市長、田中市議会議長、小美濃議会事務局次長、私の4名が小国町を見舞い、
230万円の見舞金を届けました。また、市長と私はその日のうちに長岡市と小千谷市を見舞い、武蔵野市見舞金としてそれぞれに100万円を贈りました。
*小国町への見舞金の内訳=武蔵野市・武蔵野市議会から各50万円、市議会議員一同から30万円、理事者・職員から100万円

○小国町の現在の被災状況について(渡部防災安全課長)
 避難所に避難されている方は、現在176人です。全戸避難勧告の出ている法末、山野田地区の方がほとんどです。2日以降ブルーシート以外に物資の支援要請はありません。
道路は、法末、山野田地区を除いてほとんど仮復旧しています。本復旧は、下水道の復旧工事と雪の関係が有るためかなり時間がかかるそうです。
現在一番必要な支援は、下水道の本格復旧に向け、測量・設計・見積もりなどのできる土木技術職員の派遣だそうです。現在、新潟県を通して栃木県から派遣されている職員が調査に当たっていますが、1週間したら戻ってしまうので、遅くともそれまでに、本市からの職員派遣をお願いしたいとのことです。
本市から派遣したバキュームカー2台が作業していますが、本市から派遣した職員の報告によると、
10日(水)以降は、1台残せば良いかもしれないということなので、小国町と協議したいと思います。
*法末地区は小千谷市境の東部、山野田地区は南西部のいずれも山間部に位置します。

○小国町内の被災状況について(塩沢都市整備部長)
 下水道のマンホールが、道路より1m以上浮上(または周囲が沈下)したところが見受けられます。道路は、崩落して寸断されたり、側面が崩壊したところがあり、亀裂は随所で見受けられます。

○バキュームカーなどの作業状況について(会田環境生活部長)
 本市から派遣された3.6tと2tのバキューム機能を持った車両2台は、仮設トイレのチェックと下水管や農業排水のつまりなどに対応しています。最近は、作業量も落ち着き、待機時間が多くなってきている状況です。

○青空市における災害義援金について(会田環境生活部長)
 11月7日(日)むさしの市民公園で行われた「むさしの青空市」では、小国町向け募金箱に14万3569円の義援金が集まりました。
*青空市では、このほかに中越地震被災地向けの募金も行われ、39,046円の義援金が集まりました。

(市長から)
 初期段階で大々的に支援しておきながら、息切れして、途中から腰が引けてしまうのが最もよくない。
支援をするなら、中・長期的に徹底してやらなければいけない。
 支援が長期にわたれば、しばらくの間、職員の派遣が常態化する。災害支援だから通常の勤務時間とは異なる形での業務があるだろうから、旅費、手当などについての考え方を整理しておく必要がある。
 下水道復旧のために設計や測量の技術者を早急に班編成しておいて、栃木県の職員が帰るという11月15日までに対応できるように準備すること。インフラ復旧は根雪になる前に終えないと、土地勘がない者にとって雪の下をどう作業したらいいかわからなくなってしまう。残された時間はあまりない。

(永並助役被災地視察報告)
 11月2日(火)に小国町を視察したが、家屋は10軒に1軒くらいがブルーシートに覆われていた。多いときは避難所に1800人いらしたそうだが、行った時点では300人以下と、かなり少なくなっていた。
 被災者に聞いたところ、小国町でも最初の地震発生時は、建物の中も外も立っていられなかったそうだ。法末地区では、道路が下に10〜20mほど陥没していた。
 翌3日(水・祝)は、小千谷市と長岡市を視察した。避難所にいる人の数、仮設トイレの数、水の出具合など、長岡に比べると小千谷の被災状況の方がさらにひどかった。また、いたることで石垣や墓石が崩れていた。長岡も、あちらこちらで電柱が傾き、家屋が10軒ほど倒壊している地区があるなど、相当大きな被害を受けていた。

(広報課から)
対策本部会議以外の小国町支援に関する動きをお知らせします。
◎小国町下水道復旧支援隊および調査隊について
 小国町からの支援要請や市長の指示に基づき、また長期的な支援を見据えた情報収集などのために、
11月9日(火)午前8時に、下水道復旧支援隊および調査隊が小国町に向けて出発しました。
 下水道復旧支援隊は、14日(日)までの日程で、栃木県からの応援職員とともに下水道設備を直接調査していきます。メンバーは、中村主任(まちづくり推進課)、澤田係長(交通対策課)、山本主任・柴崎主任(道路課)、並木主査・関口主任(下水道課)、木島係長(緑化環境センター)の7名です。
 また、調査隊は、11日(木)までの日程で、今後の下水道や町道の復旧に伴う設計・見積もりなどの業務打ち合わせと小国町の復旧に関する全般的な調査を行います。メンバーは、まちづくり推進課の笠原まちづくり調整担当課長、新井道路課副参事、防災安全課の増田主事の3名です。

 


 




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