●庁内報 平成16年11月1日(月)


◎第4回中越地震支援対策本部会議の概要
10月29日(金)午前9時から第3回中越地震支援対策本部会議が開催されましたので、その概要をお知らせします。

主な記事

・第3回対策本部会議以降の小国町支援の状況(三宅防災安全監・渡部防災安全課長)
・余震について(渡部防災安全課長)
・小国町の水道の復旧・支援状況について(高嶋水道部長)
・被災建築物応急危険度判定員の派遣について(塩沢都市整備部長)
災害義援金の募集について(長澤福祉保健部長)
・小国町以外の支援について(渡部防災安全課長)
「・新潟県中越地震」被災地支援職員の募集について(富田総務部長)

・学校などへの連絡について(南條教育部長)
・(市長から)
・(広報課から)
・仮設風呂を設置する支援隊出発
・被災建築物応急危険度判定員の派遣

<報告事項>
○第3回対策本部会議以降の小国町支援の状況(三宅防災安全監・渡部防災安全課長)
 10月27日(水)午後1時45分第2次〜第5次物資搬送隊の7名が帰還しました。2時30分第6次物資搬送隊が、簡易トイレ200個と生活用品1500セットを積んで出発しました。下水道課藤見係長がトラックに同乗しました。小国町には、夜9時50分に到着し、作業・睡眠などの後、28日(木)午前7時に出発し、午後3時ごろ帰還しました。
 藤見係長から、電気はほぼ全て、水道は9割ほど復旧した、下水道は損傷箇所が不明なので、使用を始めて損傷を発見し次第修復する、7カ所の避難所に1508名の方がいる、という報告がありました。紙食器・割り箸などが不足しているので、豊科町からのおにぎりに加えて搬送してもらうように同町に依頼しました。
 28日(木)夜に小国町助役から電話があり、「町保有バキュームカー4台だけでは処理できないので、支援をお願いしたい」という要請がありました。
*これに応えて、29日(金)午前10時30分頃4トンバキュームカーと、勝又係長(ごみ総合対策課)・池田主事(防災安全課)が乗る庁用車が出発し、午後3時頃2トンバキュームカーに菅沢主事(ごみ総合対策課)が同乗して出発しました。さらに30日(土)には、2台のバキュームカーを送り出しました(委託業者の運転手のみ)。また、小国町のホームページによれば、28日(木)現在の時点で避難所に身を寄せている方は1243人に減りました。

○余震について(渡部防災安全課長)
 最初の地震を含め、中越地方の有感地震は547回を数えます。震度6強が3回、6弱が2回、5強が6回、5弱が4回起きています。日ごとに弱まる傾向にありますが、気象庁は、まだ震度6以上の余震が発生する可能性があると注意を呼びかけています。

○小国町の水道の復旧・支援状況について(高嶋水道部長)
 本管はほぼ100%復旧していますが、末端はまだ通じない所があります。
 10月28日(木)深夜から29日(金)未明にかけて昭島市水道部の給水車が小国町に入っています。自衛隊の給水車が小国町の支援を行っていましたが、2〜3日同町を離れざるを得ない事情があり、たまたま支援のため新潟県入りしていた昭島市水道部が日本水道協会新潟支部の要請に応えたものです。

○被災建築物応急危険度判定員の派遣について(塩沢都市整備部長)
 新潟県から国土交通省への要請を受けて、同省から東京都など10都県に被災建築物応急危険度判定員の有資格者を派遣するように依頼がありました。都は、10月29日(金)夜から31日(日)までの予定で、
20名の判定員を新潟県に派遣することとし、本市からも1名派遣します。             
*派遣職員として、建築指導課の内藤課長補佐(建築指導課)が被災地に向かいました。

○災害義援金の募集について(長澤福祉保健部長)
 ポスター200枚を用意し、市庁舎・市政センター・各コミュニティセンターなどの公共施設、掲示板などに貼りました。また、吉祥寺駅北口周辺で職員が街頭募金を行うことを考えています。
*10月30日(土)・31日(日)の2日間、いずれも午後1時〜5時にそれぞれ職員12〜3名が吉祥寺駅北口周辺に立ち街頭募金を行いました。

○小国町以外の支援について(渡部防災安全課長)
初期段階は、小国町を優先して支援してきたが、他地域の支援についても考える時期に来ています。
 長岡市および小千谷市に、文書で物資と要員の支援の申し出を行いました。両市とも、「現時点では支援をいただかなくても大丈夫」ということでしたが、小千谷市からはこれに続けて「いずれ支援が必要になると思うので、その時はあらためてお願いしたい」旨の返事をいただきました。
 このことも踏まえて、今後の支援を進めます。

○「新潟県中越地震」被災地支援職員の募集について(富田総務部長)
 今後被災地から多くの、または長期にわたっての人員の派遣要請があることも予想されるので、10月28日(木)から支援職員の募集を始めました。すぐに6人の応募がありました。すでに人事課の指名に応じている29名とともに、派遣要員として控えてあります。
*応募者は、11月1日(月)朝現在17名となりました。

○学校などへの連絡について(南條教育部長)
 中越地震に関する市の支援状況および災害義援金の情報は、学校関係は校長会・PTA連絡協議会などを通じて流しています。三中の文化祭では募金も行います。

(市長から)
 災害支援は、形が整わなくても早く取り組むこと。「拙速」が大事だ。緊急物資輸送隊が、用意できた物資から断続的に搬送したのはよかった。全部揃うのを待って送って間に合わなければ意味がない。またひとりよがりになってはいけないから、やったことは、組織内、市政関係者や市民にもきちんと伝えること。庁内報や広報はもちろん、それぞれ所管のルートを通じても説明責任を果たしてほしい。

(広報課から)
 対策本部会議で報告・協議された以外のことをお知らせします。

○仮設風呂を設置する支援隊出発
 10月30日(土)未明に水道部の押切工務課長、荻野主査の職員2名および水道工事業者5名が、小国町に向けて出発しました。同町から、「仮設風呂を設置するための給水管を、100メートルほど設置してほしい」との要請があり、100メートル分の鋼管、継手などの資材を3台のトラックに積み込み支援に向かったものです。作業を終え、31日(日)午後3時ごろ武蔵野市役所に帰ってきました。

○被災建築物応急危険度判定員の派遣
 10月30日(土)から3日間の予定で、判定員の資格を持つ職員9名が小国町に向かいました。「寒くなり自宅に戻りたいという町民の要望が強いが、それには家屋の危険度判定する要員が足りない」という町の要望に基づくものです。
 冥賀施設課長を責任者として、和地主査・三浦主任・高沢技能主任・西舘主事(以上施設課)、恩田課長補佐(まちづくり推進課)、星課長補佐(住宅対策課)、須崎係長・根上主事(以上建築指導課)の9名が派遣されました。 


 




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