●庁内報 平成16年10月28日(木)


◎第3回中越地震支援対策本部会議の概要
10月27日(水)午前9時から第3回中越地震支援対策本部会議が開催されましたので、その概要をお知らせします。

主な記事

・派遣職員の状況(三宅防災安全監)
・小国町の10月27日(水)朝の状況(渡部防災安全課長)
・災害義援金について(長澤福祉保健部長)
・姉妹・友好都市からの支援について(五十嵐交流事業担当部長)
・今後の人的支援について(富田総務部長)
・(市長から)

・(広報課から)

<報告事項>
○派遣職員の状況(三宅防災安全監)*はその後の経過を広報課が補足したものです。(以下同じ)
 10月25日(月)午後から夜にかけて小国町に出発した第2次から第5次までの緊急物資搬送隊の職員7名は、25日深夜から26日(火)未明にかけて到着しました。作業、小国町職員との会議、情報収集などを行い、26日午後4時頃に小国町を出発して長野市で宿泊し、27日午後には武蔵野市に帰る予定です。

*10月27日(水)午後1時40分ごろ、清水児童青少年課長以下7名の職員が市役所に帰りました。清水課長は、出迎えた市長に「到着したとき、一帯は真っ暗で非常電源による町役場の灯りが印象的でした。
武蔵野市から送った物資だけでなく、新潟県をはじめ他から搬入された相当量の物資の整理、特に食事時間前の食料品の仕分け・搬出などの作業に追われました。作業の合間は、小国町職員との会議のほか、1時間ほど町内を見回り、随所に道路の亀裂を確認しました」と報告しました。

○小国町の10月27日(水)朝の状況(渡部防災安全課長)
 電気は8割、上水道は7割復旧しています。上水道が回復していな地区は自衛隊の給水車が巡回しているので、ほとんど不足していません。下水道は、終末処理施設がダメージを受けたため復旧の見通しは立っていません。小国町は、プロパンガスを使用していますが、復旧にまだ時間がかかりそうです。

 豊科町から毎日おにぎりの補給(後述 姉妹・友好都市からの支援について参照)などがありますが、そのほかは食料品、物資とも足りているようです。また、遠野市から被災した建物の調査隊として、3人の建築診断士が到着しました。
人的支援、ボランティアも現在のところ必要がないようです。
 人的被害も、25日(月)夕方に死亡1名、軽傷16名と報告してから変化ありません。避難所に非難している方1800人も変わりありません。
下水道が通じないため、今一番困っているのがトイレ不足です。町では、県に設置を要請中ですが見通しは立っていません。

*27日(水)午後2時30分、簡易トイレ200個および生活用品1500セットを武蔵野運送のトラックに載せて、下水道課の藤見係長が小国町に向けて出発しました。なお、庁内報799「緊急物資搬送報告」(2頁目)中「武蔵野運輸」とあるのは「武蔵野運送」の誤りでした。

○災害義援金について(長澤福祉保健部長)
 10月25日(月)から始めた新潟県中越地震被災地に対する災害義援金の募金箱は、設置場所を増やします。また、本日午後1時から3時まで赤十字奉仕団が吉祥寺駅頭で街頭募金をします。

*募金箱の設置場所は、27日の時点で市民会館、北町高齢者センターが増えました。今後、中央図書館、総合体育館、アンテナショップ麦わら帽子、各コミュニティセンターに設置する予定です。さらに、募金を市民に周知するため、ポスターを作成し市内各所に貼るほか、ごみ収集車に横断幕を掲げる予定です。赤十字奉仕団の街頭募金では、75万円の義援金が集まりました。

○姉妹・友好都市からの支援について(五十嵐交流事業担当部長)
 10月26日(火)までに姉妹・友好都市から以下の支援がありました。
豊科町−早い段階から本市と連携して支援することにしていました。
 水(2L)900本、乾パン2048食、アルファ米3650食、米パック3600個、菓子パン816個、離乳食60個、ブルーシー ト38枚、カイロ720個、乾電池100個、ゴミ袋420枚、お茶240本、ツナ缶詰258個、肌着50組、毛布30枚、その他 粉ミルク・生活用品など
 このほか、おにぎりを25日に2000個余を送った後、26日から毎日朝・晩各1000個を搬送。
川上村
 助役、議会代表、職員が漬物200kg、飲料水250?、傘30本、防寒着20着を搬送。
酒田市
 石油ストーブ100台、おかゆ缶詰600個、飲料水1500本、灯油用ポリタンク50個、
灯油ポンプ30個、乾電池200個を職員3名が搬送。
遠野市
 被災した家屋の補修支援のため、建築診断士3名が小国町入り。
白浜町
 職員互助会が10万円の見舞金を出す。

○今後の人的支援について(富田総務部長)
 現在22名の職員がいつでも小国町に支援に向かえるよう、準備を整えています。

(市長から)
 災害義援金の募金は、市民によく周知して徹底的にやること。
 危険家屋調査のために、建築診断士などの有資格者に、市から要請があれば小国町に行くことが可能か至急に打診すること。
 小国町は、物資も足りてきて初期段階としては落ち着いてきたようだ。初期としてやることは、あとトイレくらいなので、簡易トイレの追加搬送を至急やること。
 今後は、中期段階以降にやることをどうするか考なければならない。
 具体的には、被災地に友好都市の小国町があったので優先的に支援してきたが、小千谷市、長岡市など大規模な被災にあったところにどのように支援をしていくべきか。
 小国町についても、今は人手が足りているようだが、自宅に戻るには、家の中を片付ける人手が要るかもしれない。要請があったときにすぐ対応できるように準備を整えてほしい。

(広報課から)
 10月27日(水)夜から市のホームページに、中越地震関係の専用ページを設けました。また、小国町のホームページに「小国町地震情報について」が掲載されています。
 

 




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