TAサイコドラマ研究所とは
■所長紹介
深山 富男 Tomio Miyama

Tomio元国際集団療法学会理事
愛知学院大学客員教授 
NHK文化センターカウンセラー養成講座講師
全日本カウンセリング協議会世話人
国際カウンセリング学会会員

このサイトで紹介する全ての講座の講師となります。

TAサイコドラマ研究所

〒611-0002
 宇治市木幡金草原46-64

 TEL 0774-32-0192 FAX 0774-32-6966

 E-mail: tomiomiy@ballade.plala.or.jp


■新カウンセリング講座の方針

自分や他人の幸せな人生を築くために学習します。率直な話し合いや、自己主張・自己表現、心豊かな人生観が大事にされます。

1 基礎学習
 宿泊体験学習がモデルです。宿泊が無理な場合も参加出来ます。技法はサイコドラマが主で、理論はTA(交流分析)が役立ちます。いずれも人間関係の学問です。

2 カウンセリング概論、人間論・人間関係論、パーソナリティ理論:
カウンセリングで大事なのは人間同士の心の交流の回復です。一緒に取り組みましょう。

3 エンカウンターグループ、ロールプレイング
 実際の経験を再現して感受性を磨き、再出発の道を開きます。

4 TA(交流分析)
 世界的に確立している人間関係の理論です。当講座の中核です。

5 自己表現力養成講座、行動力アップ基礎講座
 日本の社会は自己主張・自己表現を押さえつけて来ました。本来の表現を回復しましょう。従来の身についてしまった縛りから自分を解放し、本来の力を発揮しましょう。

■サイコドラマティストへの道 (世界に通用する人間学)

日本の社会の現状
(人間性の回復と対人関係の改革による魅力ある社会作りの観点から見て)

 あなたは社会に目を向けて暮らしていますか。多くの苦しんでいる人々に対して何が出来ますか?

 いろいろある中で私はサイコドラマティストの道を選びました。サイコドラマは欧米では常識になっているほど普及していますが、日本では社会人教育が子どもの時から出来ていないので、社会的な無関心と表面的な偽善的道徳観が蔓延しています。

 問題、不幸な人生にいかに多くの私達の仲間が苦しんでいることでしょうか。放ってはおけません。そのために何が必要でしょうか?

 第一に必要なのは社会を良く見ることです。人々の生活をありのままの見ることから始める必要があります。

 どうやって?そうです。愛情をもった目が必要です。自分を相手の立場に置いて見るのが良いでしょう。ただしこれを意識的にするのではなくて、サイコドラマのように役割交換(相手の役を演じる)をやればお互いに自ずから人間交流が出来てしまいます。

サイコドラマは人間を内側からより一層人間化即ち社会化するのです。

日本社会とサイコドラマ

 日本は経済発展は国際的ではあるが、人間関係の不自由さと浅薄さは世界最悪に思えます。この大問題の解決という目標の前には他の路が回り道に見えます。

ロールプレイングの復権

 ロールプレイングを身につけよう。劇遊びではなくて、劇を体験するのです。ロールプレイングを型にはまったカウンセリングの真似事にしたのは日本人の問題です。

 ロールプレイングはもともとサイコドラマの用語として私が説くように使われているのですが、物事を表面的にしか見ない最近の世相を反映して、カウンセラーのクライエントに対する話しの聞き方の訓練のように使われて定着しています。学問的に、歴史的に似て非なるものと思います。ただ現状ではロールプレイング概念は日本では確立しているかのようであり、性急な改革には無理が大きいと思います。後は体験学習で悟り?を開いてください。

 大事なのは、人と人との自然なぶつかり合いを、いかに十分にして行くかが求められているという事です。
 カウンセリング学習において純粋に理論と実践に分ける事は無意味です。私は理論を先に学習すると決めてしまう事には反対です。

 まずなすべき事は人生に対する諸問題を、学者ではなくて、お互いの間で問題提起しあって味わい直してみることだと思います。

 

TAサイコドラマ研究所 2002