ツリーハウスを作ろう

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わたしたちの Tree House の顛末

特許取得後、イベント会社や雑誌の方、地方の役所、林業組合などの方々から連絡を随分と戴きました。以下はその顛末を少々。

まずイベント会社の方は、最初の耳ざわりは良いのですが、特許料の話が出ると、買い叩こうとしますねえ。自分たちがイベントの主催会社からいくらかもらえるとすると、特許料を買い叩けば、それだけ単純に利益が出るわけだから、そうするのは十分理解ができるわけだけれども、そもそもイベント企画という知的なアイデアで儲けている人たちが、特許というアイデアに同じだけの価値を置けないということは、どういうことなんでしょうかね。

雑誌はほとんど論外。
似たような企画を雑誌で行うときは、特許侵害なんてことは「ほうかむり」をして行うし、取材申し込みを受ければ、宣伝させてやっているだから、協力して当然という態度。
　さらには他の企画でも写真は使いまわすし。
テレビも似たところがあるかなあ･･･。
そもそも、あらかじめ自分たちの企画や趣旨に基づかない材料を無視していこうという態度は、真にジャーナリスティックなんだろうか。
　もっとも、こういうジャーナリストだけが全てではなかったし、全てとも思っていないけれど･･･。

役人もほとんどは、ひどい。先例無きものには手を出さない。
先例無きものに手を出すときは、イベント会社と手を組んで「責任回避」をはかる。

特許侵害回避の挙句に、どう見ても高床式にしか見えないものを作り上げ、
「ツリーハウス」に宿泊できます！！
なんてキャンプ場の宣伝には笑ったな。
　反戦歌を歌っているあの歌手は、私は好きなほうなんだけど、最近農場経営などなさっているいるというその農場なんか、ブレインがブレインの役目を果たしていないのではないだろうか。

おまけに「ツリーハウス」の名称使用は、商標侵害であるという申し出をしている会社があるということを聞いた時は、笑いを超えて開いた口がふさがらなかった。
私にも連絡してください。

とまあ、こういうことが相次いで、正式契約を交わしたところはいまだになし。
以上、何かしら関係のあったひどい例を出し、私の本音を吐露しましたが、
相談を受けたものに関しては、いずれにも
私としては誠意を持って相談に乗らせていただいております。

ツリーハウスの展開例にある木とロープを使った遊具関係は、
複数の団体に幾つかアイデアを提供しましたし、
既存の物もあったせいで、それらと組み合わせて、実際に使用されているようです。
お役所関係では、森林組合も含め
幾つかの企画に、ツリーハウス以外の企画も含めた村おこし的なイベントのアイデアを提供しました。
個人からのご相談も多く、ご自宅や別荘にとの相談にも幾つか乗ってあげました。

そういう意味では、
今後も善意で対処という基本線は変わりませんから、
善意に基づく人は、ご心配なく。
取材だろうが、
村おこし計画だろうが、公園作りだろうが、
できるだけご協力させていただきます。

でも、今のところ特許料契約はないですね。
謝礼を求めたこともないから、謝礼もないけれど･･･
まあ根がボランタリーな私ということで納得しましょう。

（でもね、こちらもそれ相応の時間を割いて考え、時間を割いて話をするわけだから、
　アイデアをもらったと思うなら、それなりに　し　て　く　れ　い･･･。
　個人なら敬意を払ってもらえるという納得の仕方はあるにせよ、
　ある程度の組織でも、きちんとしたアドバイス料すらなく実施しているのは、
　結局は、私に相談した人のアイデアということになっているのかなあ･･･。）

とそうこうするうちに、
我々の建設したツリーハウスは、土砂崩れのためにツリーハウスへと上る階段が流され、建設時の美観が損なわれたことを理由に、撤去いたしました。
建設に参加してくださった方々には連絡もなく、申し訳ない。
何も無くなった跡地に立ったときには、私も絶句しました。

私の郷里には、有名な句碑があります。
「夏草や、つわものどもが夢の後」

でもね、あのツリーハウスは、３６０度どこから見ても美しいものでなければならなかったんだ。
あの曲り木で作られた階段や、みんなで敷き詰めた木のデッキや、髭の熊さんが作った郵便受けや、ドラム缶風呂がなかったら、それはもう我々の「美しいツリーハウス」ではないんだよ。
我々のツリーハウスは、ただ単に木の上に家があるだけのものではないし、それだけで特許をとった工法ではないんだよ。
わかっていただけますよね。　

そこで

再建しようかと･･･

あの「美しいツリーハウス」を再建したい。
高床式の床どこを申し分なく高くした部屋や、
傘のお化けみたいなもので「ツリーハウス」なんてものを考えている人たちに、
本当のツリーハウスというものを、
我々の「美しいツリーハウス」というものを見せてあげたい。

私たちにとってのツリーハウスは、今あるものではないのだよね。

なぜ、木の上に家を作るのか。
なぜそんな、危険なだけでない、子供じみた、馬鹿なことをするのか、そういうことを考えて欲しい。

木とツリーハウスを見上げること、
それは目線を上げ、理想を求めることだ。

ツリーハウスを立ち上げ、
そこから森を眺める時
私たちは地上のもろもろから飛翔しているだろう。

でも、その木が地上に根を生やしているように、「夢」は現実に根を生やしたものでなければならない。

単に木にまとわりついた家を作るのではなく、
木が地上に深く根をはり、天上を目指して四方に枝を伸ばし、
地上の木陰に生き物が集うような、

そんな事どもを感じることができ、
目にすることができるようなもの。

それが私たちの「ツリーハウス」だ。

もう一度作りたい・・・なあ。
と、なんかセンチなことを書きましたが、
楽しかったんだ。
あの楽しさをもう一度共有したい、体験したいという人は、
ご連絡ください。

いろんな人が集まってきて、たわいのない話をして。
あれがいいだとか、それがいいだとか・・・。
あのころの仲間を集めるのは無理だとしても、
そしてあのころの空気を再現するのは無理だとしても、
もう一度、あの雰囲気を味わいたくはないですか。

そこで、参加してくれる人を募集したいと思います。

現在のところ、場所は清川村周辺を考えています。
（私が通いやすいから･･･　　　　　＾＾；）

手と頭を貸しても良い！という方は、
メールでご連絡ください。

そしてその先に、何を考えているの･･･

根本的に私が考えるのは、
現代の山林の管理方法に、新しい方法をもたらしたいということ。

「入会権」や「共有地」という発想を、現代に合わせて再構築したいということ。

そのためには、いろんな人が、いろんな発想を出してくれないとだめだと思う。
（私の知識や能力や、まして体力にはあまるから･･･）

もちろん一度にそこまで行けないだろうから、
まずは、賛同してくれる人たちのネットワーク作りから始めなければならないでしょう。

幸いにして、仲間が幾つかのキャンプ場を立ち上げているから、
そこを拠点にして、
人の輪を広げていきましょう。

なんてことを考えていますが、
こんなアイデアも、どんどん話していきたいですね。

リンクは自由ですが、できれば連絡を！　 Link free. But if possible, E-mail me!
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