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私の田舎生活顛末記

（長年ほうりっぱなしでしたが、ちょっとづつ書き足していきますね。）

清川村の四季（写真集）

さて、なぜ越してきたかと言いますと…

越して来る前は、私は八王子に住んでいた。
もろもろの理由があるけれど、何と言っても大きな理由は二つ。

一つは、通うのが苦痛になってきたということ。
予備校教師で生計のほとんどを維持していた当時の私ですが、次第に現在の本業にシフトしていくと同時に、神奈川方面の仕事が増え、通勤が苦痛になったということが理由の一つ。

そしてこちらが決断の最大のポイントだと思っているのだけれど、
子育てを自然の中で行いたいというのが二つ目の理由です。
八王子では、市内の住宅街に住んでいたのだけれど、子供が自宅から50ｍほどの公園に歩くのさえ愚図るのを見たとき、このままでは知識ばっかりで実体験の乏しい、
感応力の乏しい、つまりは本質的な実践力のない典型的都会の子供になりそうな気がしたんです。

まあ、他にもいろいろとあり、おいおい書き足していきますが、そんな所が清川村にきた理由です。

うわ！　ガスがない！

ところがぎっちょン（古いな･･･）、
越してきた来たその日にガスが出なくなったのには困った。
今考えれば、それこそ庭でバーベキュウでもすればいいし、近くに温泉もあることだし、何と言っても家の外のコックを切り替えれば済むことなんだけど、ボンベ式だということを、都会暮らしの長い私も、都市ガス生活しか知らない妻も、気づきませんでした。

でも料理の途中、お風呂の途中で、切れることは、なかろうに･･･。

水が美味い！…ということは…

さて引っ越して最初に感じたのは、水がうまい！！と言うこと。
引っ越す前から清川村で水を汲んでは、自らの水割りに使い、妻には汁物はこれを使えなどと言っていましたが、以前からの水汲み場に行くことはほんの２･３回でなくなりました。

清川村は名前のとおり、清い川が数多く流れるところ。
私の家の裏にも流れ、前にも流れ、いたる所から清水が湧き出しています。
宮ヶ瀬湖が横浜方面の水がめになり、それでだいぶ良質の上水道が行ったと喜んでいる人がいるでしょうが、ここはそれよりも良質の水源を別個に使っているそうで、水道水からミネラルウォーターが出てくるようなものです。
私はその水源地に行ったこともありますが、沢蟹が住み森の中を流れるその小川の周囲は、本当に清浄です。

由来、水道の蛇口をひねっても水割りができ、
自分でやらされるのは一抹さびしくはありますが、お茶･コーヒーの類から、何と言っても味噌汁のうまさ、加えてご飯の美味さまで、水が甘いのは本当に何でも上手くするものです。

でも？　だから・・・
運動しようっと。

私のお出迎えは…

出れば帰宅が比較的に遅くなる私ですが･･･、
たいてい帰りは夜遅くなります。

自宅はちょっとした森に囲まれ、街灯も少ない一角ですから、特に冬空の星空の美しさは、一日の嫌なことを忘れさせてくれます。

おまけに私の家の前は、下から写真もありますが、休耕の畑が一面の野原になっていて、その一角には清水が湧き出して湿地帯もありますから、このあたりの夜の社交場になっているようです。
　きれいなおねーちゃんや、赤い顔の人たちが行き来するのは、それはそれで好きなのですが、集まるのはこのあたりの生き物たち。飛び出してきた狸か猪か、ぶつかりそうになったときには驚きましたが、鹿の群れが迎えてくれるのには、最初は驚きこそすれ、今では「今日も来てるか。全員いるかな。」　なんてもんです。

ここに来るのは、大きいグループだと、オスが二匹くらいに、メスが五･六頭に子供たちが四･五頭。さすがに複数グループが来るときは、私が帰ると大騒ぎになります。
　でも最近は向こうも慣れたのか、割と近くにいても逃げないやつも出てきました。
庭まで入ってくるのもいるし･･･。

深夜には窓辺で、こんにちは･･･。
（キュッ！とか、ピュッー！って感じで鳴くんだよ。）

サルにやられた！

妻の放任菜園は、無農薬草取りもせず化学肥料なしの「純粋自然栽培」が自慢らしい？のだけれど、目下の敵は、前出の鹿とサル集団らしい。

特にサルは、おいしいところを一口食っては、また次のものというように、耕作者に気を使わないのが気に障っているらしい。「ひもじいならあげるんだから、無駄なく食べなさいよ」などと言っているが、サルが無駄なく食材を消費するようになったら、人間たちよりもよっぽど賢いのではないかなどと私は思うし、管理していない菜園の、自然の収穫物に誰が所有権を、しかもサルに対して言えるのだろうなどと、法学者の端くれの私は激しく、疑問だなあ･･･。

雪だ！　ゆきだ　ユキダ・・・

ここは、年に二・三回ほどは雪が降り、何日かは積もるときがあります。
ここが雪、下界は雨、なんてことは数知れず。だからスタッドレスのタイヤは必需品です。

でも良いことは、積もった雪で子供たちとそり遊びができること。

宮ヶ瀬湖でカヌー…

宮ヶ瀬湖の水がたまり始めて以来、気がむくと子供とカヌーを湖面に出します。
カヌー犬ならぬ、カヌー･チャイルド。

引越しの理由の一つには、これもありました。

開けた山々の間の静かな湖面に寝っころがってる感じ。この感じは、カヌーでなければ味わえません。

何で宮ヶ瀬湖はカヌーできないの？

しかし、何とここでは自由にカヌーなんぞという原始的なものを乗り回しては行けないらしい。
カヌースクールの場所もあり、競技用カヌー・ボートの会場もあり、
無粋な誰が乗るかというような「観光用排ガス垂れ流し水源汚染源かもしれないボート」が走る場所も限られているのに、
何で、国のものひいては国民のものの
ダム湖水面を、「環境保全自己責任型ののりもの」が動き回ってはいけないのだろうか。激しく疑問だ。

いったい根拠はなんだろう。ちょっと調べてみたが、いまだにわからない。
誰か教えてください。
加えてどんな罰則があるのかも。

それが実体験できるまで、確信犯的にやってみますかねえ･･･。
（「スポーツ法学」があるなら、「アウトドア法学」なんてどうでしょう？）
条例でカヌー取り上げるところもあるらしいなんて事を聞きましたが、少なくともこの村にそんな条例はないらしい。
みんなで漕げば怖くないかもしれない。
都心から一時間、駐車場も一日五百円。
周囲に車も入れず手付かずの環境もあり、流れ込みもわりとあるこの立地は、
カヌーのメッカと化す事請け合いなのだがなあ･･･。

外来魚放流のばか者は、釣った魚をリリースする？

で、自己責任でカヌーを漕ぎ、水源を汚染なぞもしない、
そんなもの取り締まるくらいなら、外来魚放流するものどもを一人でも捕まえなさい。

かつては、山女や岩魚が泳ぎ、鮎までがいたこの地域をせき止めたダム湖のはずなのに、なぜかブラック･バスやブルーギルまでいる。
私がカヌーを出し始めた頃は、尺どころか二尺位の「にじます」までいたのに、
でかいのはブラックバスばかりと成りかねない。
釣りに来る方々、そんなものはリリースなぞしないでいただきたい。ましてや放流なぞするなよ。

「カヌー警備隊」、作るぞ。

私は「仏師」になるのだ。

なんて、暇もない。
けど、今年は必要に迫られて本棚と机を自作してみました。
本棚は、子供たちが登れるくらい頑丈なもの。「山口製材」さん、かんしゃ、かんしゃ。

机は、ちょっと自慢の一品。
子供たちと向かいあわせに使えて、
これまた自慢の自作ＰＣは下の足の部分に収まり、
ちょっとした物が置ける棚もついています。
　　　

燻製小屋を作るぞ！

草刈なのだ！

新住民と旧住民？　はたまた、新･新住民

旧住民地区に住んでいるからなのか
私は特に感じませんが、そういう何やかやが、
ある、らしい･･･。

合併問題やら、ごみの最終処分場の問題も絡むしなあ･･･。

幼稚園は、いい

結構手がかかるんだけど、私はそれが良いと思っているし、結構先進的な教育もしているように感じる。
旧園長さんは、最近あっちこっちで売れ始めているらしく、新聞にも載ってたな。
新園長も、あのクササが良いんだよ。

清川村に物申す

なんて標題をつけましたが、今のところ特にありません。

大家さんの関係か、はたまた丸太小屋のおやじのおかげか、
あるいは村の知り合い関係のおかげか、
村長さんや助役さんには顔を覚えていただいているらしく、
何人かの議員さんとも親しくしていただき、
財政的に貢献しているわけでもないのに、お話は割と直にできるし、良いところです。

唯一困っていた情報過疎も、今年中には光ケーブル。
ほとんど在宅で仕事できる人には、天国だね。

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