何の因果か「船の旅」
其の四/夜行フェリーの必需品。

   のんびり温泉気分を味わえまっせー♪と其の壱で盛り上げてしまいましたが、
   これからの季節に忘れてはいけないのが、ドライヤー
   というのも、脱衣場にはドライヤーがございませんのです。
   船室内はかなり暖房が効いていて乾燥しているのですが、
   風邪をひきたくない方には、必須アイテムでしょう。

   石鹸は、大浴場内に腐るほど用意されています。
   よく大分県内の土産物屋で見かける「カボス石鹸」です。
   といっても、カボスの香りなんか全然しません。
   とにかくカボスと共通しているのは「緑色であること」…それだけは私にも分かる。
   子供の頃に遊んだ“油粘土”をほうふつとさせる見てくれですが、
   洗浄力はやたらと強いです。
   カボスの皮のエキスでお肌ツルツル?なの?

   シャンプーリンスセット、タオル、歯磨きセットは、
   それぞれ売店や自動販売機で買うことができますが、
   家から持ってきた方が無難じゃないかと思います。

   なお、フェリーの脱衣場には、
   銭湯や温泉の脱衣場にはつきものの扇風機や体重計もありません。
   どうしても体重を測りたい向きは、体重計も持ってくるがよろし?

   それにしても、脱衣場の各洗面台と鏡の間に、
   ちゃんとコンセントを付けてくれているのは有り難いのですが、
   このコンセントにアースがついているのが、非常に気になります。
   船の場合、どうやって電流を放出するんでしょうか?
   はたまた、それらは、「見せアース」なんでしょうか?

   そして、眠りに入るとき、周りの音が気になる性質の方は、
   耳栓をお持ちになるとよろしいかと思います。
   相方は、この船通学のために、イアーウィスパーを買いました。
   指で細く固めてから耳に入れると、ジワーっと広がって
   耳の穴にフィットするというアレです。
   私もウン年前、受験勉強などの際にお世話になったこの商品、
   いまだに同じ内容で存在しているんですねー。驚きました。

  〈追記〉
    かつての職場の先輩から、耳栓の記述に対して、
     > 受験勉強以来…というのは大嘘で、編集部でも突っ込んでたろうに。
    とのありがたい御指摘をいただきました。
    すっかり耄碌してました。そうでした。社会人1年めの一時期も、使ってました。
    周りのだれもイビキなんかかいてなかったのに(笑)。


   (23,29.Nov.1998)(3.Dez.1998)


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