何の因果か「船の旅」
其の九/船までのアクセス(別府編)。

   いつもの金曜夕方はこうです。

   大分市内の自宅から、
   車両価格8万円で購入した「クルマちゃん♪」ことHONDA CITY GA-1に乗って、
   国道10号線いわゆる別大国道(「特別に大きい」からじゃないよ。 府と分を結んでいるから)
   海沿いにひた走り、お猿で有名な高崎山の前を通り過ぎて、別府観光港に向かいます。
   相方は、助手席で、弁当とお茶と果物の入った袋を握りしめてます。
   夕方の渋滞も少々あるので、家から約55分というところでしょうか。。

   観光港に到着。ここの駐車場(¥0)は、見送りの人の車で、やたら混み混み。
   「さんふらわあ」には車も乗せられる大型フェリーですが、
   我々はクルマちゃんをここに駐め、徒歩での乗船です。

   さて、まずしなくてはならないのが、乗船手続き。
   あらかじめ予約は電話で入れておきます(じゃないと、乗れないこともある)。
   余裕があったら、関西汽船の窓口で乗船券、あるいは旅行代理店でクーポン を買っておくと、
   当日の窓口での手続きが早いです。

   関西汽船の建物に入ったら、カウンターに置いてある乗船名簿用の紙に、
   乗る便と、乗る人間の 住所、氏名、年令、電話番号 を記入し、
   (郵便番号はありませんから、7桁の番号を忘れちゃう人も安心(笑))
   クーポンと一緒に窓口に出します。
   すると、引き換えに乗船券(2枚1組)が渡されます。
   ここで、2等(和室雑魚寝)の場合、窓口の人が、橙か青のシールを乗船券に貼ります。シールには   
311-48
   のように数字が書かれています。 部屋番号-部屋内の位置 の順です。
   そう、その晩の寝場所は、窓口の人の指先ひとつにかかっているのだ!

   だいたい18時ちょうど頃から、乗船が開始されます。
   別府観光港の場合、1階が窓口と待合室、2階が乗船口です。
   船に直接入れる歩廊を進んで行くと、船の入口で、係の人が乗船券の上側の1枚を取ります。
   下側の1枚は、下船のときに渡すので、なくさないように。

   中に入ると、ちょっとお年寄りにはキツイかもな階段(おそらく2階分)があり、
   昇り切ると、ちょっといいビジネスホテルのフロントのようなところに出ます。
   2等寝台以上のクラスの方々は、ここで乗船券とお部屋を照合。個室の場合はカギももらいます。
   2等(和室雑魚寝)の我々は、乗船券をヒラヒラさせながら、廻り階段を昇ります。
   階段の上で、係の人に乗船券を見せると、
   瞬時に「はい、右手4つめのドアをお入り下さい!」と、歯切れ良く教えてくれることでしょう。

   ついでですが、係員のみなさんは、訳の分からん酔っ払いやオバチャン軍団の扱いもうまいです。

   で、これを書いているのは、実は金曜の晩だったりします。
     当夜は相方だけが船に乗ってます。
     私、体調整備中のため、今週から大移動を自粛中。自転車も車の運転もアカンそうです。とほほほ。

   相方は、今どきの成年男子には珍しく、自動車運転免許を持っていません。
   ゆえに、今日はJRの鈍行で別府大学駅まで行き、そこからテクテク歩いたようです。

   (18.Dez.1998)

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