Sjihanare of 坪田眞幸建築研究所

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竣 工  2007年 9月
構造規模  木造平屋建
●面積
延床面積   89.22㎡
●主な外部仕上げ
屋根     日本瓦葺 5寸勾配
外壁   アクリルリシン厚吹付 
開口部  アルミサッシ、木製雨戸

●主な内部仕上げ
天井  玄関ホ-ル、食堂、居間、寝室/PB厚9㍉AEP
     和室、広縁/杉中杢合板棹縁天井
壁   玄関ホ-ル、食堂、居間、/黄土入石灰プラスタ-木ゴテ摺り
    和室、広縁/じゅらく壁
     寝室/PB厚12㍉クロス張り
床   玄関ホ-ル、台所、洋室、寝室/クリフロ-リング
     和室/畳敷

照明寺離れ

高齢なご夫婦の平屋の住まい。

 既存の庫裏をご子息に譲るにあたり、敷地の一部に現ご住職夫妻の住まいとして離れを計画したものです。ご縁があって、檀家の方から広間(八帖)のお茶室を譲り受ける事になり、計画が具体化しました。
 高齢のご住職夫婦お二人の住まいであるので、和室を中心に、リビング・ダイニングと水廻りをコンパクトに計画しました。
 移設した和室は二十年近く前に自分が設計した住宅のもので、 事情がありこの住宅が解体されることになったのですが、関係者皆さんのご尽力で、新築当時の趣きを取り戻し、新しい場所で新たな時を刻んでゆく事になりました。設計者として誠にありがたく幸せな事だと思います。
 経済優先が当たり前になり、まだまだ寿命が尽きていないのに取り壊される建物が多い昨今。関係者の方々には心から感謝を申し上げたいと思いますが、色々考えさせられる事も多いプロジェクトでした。

プラン図

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