Senbayashi of 坪田眞幸建築研究所

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■竣 工   2006年3月
構造・規模   木造地上3階建
●面積
 建築面積     42.779㎡ ( 12.94坪)
 延床面積    115.642㎡ ( 34.98坪)
■主な外部仕上げ
屋 根  ガルバリウム鋼板瓦棒葺
外 壁  ガルバリウム鋼板断熱サイディング張
開口部  窓 アルミサッシュ ステンレス色
■主な内部仕上げ
床   唐松無垢フロ-リング 蜜蝋ワックス仕上
壁   プラスタ-ボ-ド厚9.5 薄塗左官仕上、ケナフクロス張
天井  プラスタ-ボ-ド厚9.5 AEP 

千林の家

閉じながら明るく開放的な空間。

 敷地は大阪市旭区の住宅密集地に有り、三方を3階建ての建物に囲まれている、いわゆる狭小住宅地です。
 建築主のご家族はご夫婦と長女と男の子二人の五人家族。成長する子供達の為にできる限り空間を確保すること、木の温もりを大切にしたいが 和風すぎないこと、以前 からある沈丁花をシンボルとして植えたい、というのが主なご要望でした。
プライバシ-に配慮した空間構成は、1階奥にご夫婦の寝室、2階に居間、食事室、キッチン、3階に子供室を配置することとしました。1層目と3層目がプライベ-トゾ-ン、2層目がパブリックゾ-ンとなっています。
 また、住環境としての構成は、1階の駐車スペ-スと寝室の間に3階まで吹き抜ける中庭を設け、光と風を建物全体に取り入れる、閉じながら開放的な空間を目指しました。
玄関から階段を上がると吹き抜けのある居間に入ります。 2階で家事をするお母さんは吹き抜けを通して3階の子供達の気配を常に感じることができます。
3階の子供室は中庭を挟んで長女と男の子二人の部屋を設け、思春期のプライバシ-に配慮しました。
  室内の仕上げは、床は唐松の無垢板に蜜蝋ワックス塗り、壁は土入り漆喰塗りとし、自然素材にこだわりを持つ建築主の要望に答えた。床のワックス塗りはご家族と設計者も参加し、皆でワイワイと楽しみながら仕上げる事ができた。子供達にとって家づくりの思い出となれば設計者にとっても幸せである。 

プラン図

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